2022年9月にワールドプレミアされたSUBARUのクロストレックは、10月にプロトタイプの試乗レポートをお伝えしている。そして2023年4月に公道での試乗ができたので、お伝えしていこう。
新型「クロストレック」リミテッド(左)、ツーリング(右)乗り心地やハンドリングといった動的質感の向上を目指した新型クロストレックは、プロトタイプの試乗レポートでお伝えしているように、SUBARUのエントリーモデルという位置付けながら、かなり質感が高く、そして価格も魅力的なものでありコストパフォーマンスは高い。
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具体的な動的質感に関しては公道で走行しても、プロトタイプで試乗したときと同じ印象だった。とくに17インチサイズのタイヤを履くツーリングの乗り心地が素晴らしく、とてもエントリー車というレベルではなく感じた。
ツーリングは17インチアルミホイール(ダークメタリック塗装)仕様その新型クロストレックは全方位で改良・改善が行なわれており、その効果は質感の向上という点で体感できる。またモデルラインアップのヒエラルキーとして、クロストレックはSUBARUの「フィールドSUV」の領域でのエントリーモデルに位置付けられ、上位にフォレスター、そしてトップモデルにアウトバックがラインアップしている。
ちなみに、先日デビューした新型インプレッサは「アクティブ・スポーツ」の領域に位置付けられ、上位にBRZ、トップモデルにレヴォーグとWRX S4というヒエラルキーになっている。
リミテッド(ボディカラーはオアシスブルー)今回は公道試乗ということで、アイサイトの進化と搭載された装備についてお伝えしたい。
注目したいのが安全装備のアイサイトの進化だ。従来の機能にプラスするため、デバイスの刷新が行なわれ、新機能が追加されている。
主なデバイスの追加では広角単眼カメラが国内で初めて搭載され、ステレオカメラにプラスされることで、車両周辺の人や二輪車の検知範囲が広がっている。そしてステレオカメラ自体もアップデートされ、より広く、遠くまで検知できるようになった。
中央のカメラが追加された広角単眼カメラ他にもデバイスが追加されており、それらデバイスからの信号でプリクラッシュブレーキに連動し未然に事故を防ぐのだが、そのブレーキも負圧式から電動式に切り替わり、作動の瞬間から適切な油圧が立ち上がって制動する。
そしてプリクラッシュブレーキの作動と連動して、ステア操舵アシストも入り衝突回避機能や出合頭の衝突回避機能も新機能として搭載されている。また死亡事故ゼロを目指すSUBARUとしては、ドライバー異常時対応システムも新規搭載している。これはドライバーの異常を検知して安全に停止する運転支援テクノロジーとしている。
リミテッドは18インチアルミホイール(ダークメタリック塗装+切削光輝)が標準装備そして、便利だと感じたのはナビゲーションだ。ここに「what 3 words」というアプリを連動搭載したことだ。このアプリは地球を3m四方のマスで範囲を指定し、そのマスに3つのワードで名前をつけていることが特徴。つまり、住所のない場所でも場所を特定できるものだ。これはスマートフォン用にもアプリがあるので、すでに使っている人もいると思うがとても便利だ。
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https://autoprove.net/japanese-car/subaru/215367/
例えばFMヨコハマのラジオ局は横浜ランドマークタワー内にあるが、ビルは大きく入り口もたくさんある。どの入り口で待ち合わせをするかといった時に、アプリを起動し検索をする。地図にはマス目が描かれ、地図を拡大して入り口の場所をタップする。すると3つのワードが出てくるのだ。その3つのワードに意味はなく、日本語で「ふんめい。のぎく。ひやけどめ」というワードが表示される。
そして出てきたワードを音声入力すると目的地が示され、「道案内」を選択するとナビアプリに連動して案内がスタートする。また検索で得た3つのワードをひとつのファイルとして名前をつけて保存できるので、次回からは検索不要となり、3つのワードを音声入力することで、すぐに正確な場所への案内が始まるというものだ。
国産車ではクロストレックが初の搭載となる「what 3 words」ただし、このアプリはナビアプリではなく、場所を指定するアプリなので、道順をナビゲートしてもらう時に、Googleマップなどのアプリを選択する必要があるものの、画面にはどのナビアプリで案内するかアイコンが表示されるので、そこもタップするだけで案内は始まる。ちなみに「にんそう。うけもつ。まにあう。」を入力してみると・・・。
このアプリは北米での普及率はかなり高く、特に救急車や警察への連絡の際、事故、事件現場の場所の特定に役立っているということだ。
そして新型クロストレックでは、スマートフォンとの連携強化も行なわれている。もちろんワイヤレス接続が可能で、Apple car PlayやAndroid Autoが使える。だから一度接続しておけば、次からはどのスマホに接続するのかアイコンが表示され、タップするだけで、いつもの音楽アプリが容易に起動できるというわけ。
11.6インチセンターインフォメーションディスプレイはリミテッドに標準装備そして11.6インチのセンターディスプレイのアイコンは、自由にレイアウトが変更できるという点でも利便性があがった。使う頻度の高いアイコンをトップ画面に常駐させることができ、まさにスマホ的な使い方になってきている。クロストレックのメディアディスプレイには、まだまだ機能が搭載されているので、イジる楽しみもあるのだ。
これらの安全・安心機能の進化とデジタルデバイスの進化で、より便利に使えるような装備をしていることも新型クロストレックの特徴でもあるのだ。
もちろん、思ったとおりに動くことで安全につながるというSUBARUらしいダイナミック性能の進化や人体研究による疲れがなく乗り心地が良いクルマづくりという領域でも全方位アップデートされている。こうした最新の技術を惜しむことなく搭載しているのが、新型クロストレックだ。
価格(右が税込)
FMヨコハマPodcast
The post 【スバル クロストレック 試乗記】動的質感や安全機能で感じた全方位での進化 first appeared on オートプルーブ - Auto Prove.
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ステアリングやメーター類
実際先代XVより大分売れてないみたいだし、スバル好きか、制約上スバルを選ばざるを得ない人以外は買わないよね。コレ。