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2000万円オーバーはあたりまえ セレブ御用達の高額なSUV5選

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2000万円オーバーはあたりまえ セレブ御用達の高額なSUV5選

■世界中のセレブが愛する高額SUV5選

 日本のみならず世界的に人気があるSUVですが、その車種はさまざまです。ひと口にSUVと言っても、乗用車をベースにちょっと車高を上げて外装をそれっぽく仕上げたものから、悪路走破性を高めた本格的4WDまで多種多様です。価格も200万円前後から買えるということもあって、幅広い層に支持されています。

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 その流れもあり、SUV人気にあやかろうと、SUVを復活させたメーカーがあったり、これまでSUVをラインナップしていなかったメーカーが新たにSUV市場に参入する動きも起きています。

 近年では高級車メーカーのロールスロイスや、ランボルギーニがSUVを発売し、大いに話題となりました。そこで、数あるSUVのなかからセレブ御用達な高額なモデル5車種をピックアップして紹介します。

●ロールスロイス「カリナン」

 2018年5月に発表されたロールスロイス「カリナン」は、同社初のSUVです。贅を尽くした内装や、高品質な仕上げの外装は、ロールスロイスの作法に則った作りになっています。

 展開は1グレードですが、オーナー自らハンドルを握る「オーナードリブン」向けの5人乗りと、運転手がハンドルを握りオーナーは後席に乗ることを前提とした「ショーファードリブン」向けの4人乗りタイプに分かれています。

 ボディサイズは全長5340mm×全幅2000mm×全高1835mmと巨大なもので車重は約2.7トンにもなります。

 搭載されるエンジンは6.75リッターV型12気筒で最高出力は517馬力あり、2.7トンの車体と空気抵抗をもろともせず最高速度250km/hまで到達させる実力を持っています。

 また、オフロード性能も砂地や雪上など、あらゆる路面状況に対応して出力、ブレーキ、姿勢を制御し、走破性を高めています。なお、本気で試す人はいないでしょうけど、渡河水深は540mmです。

 価格は3894万5000円(消費税込、以下同様)ですが、当然これはスターティングプライスで、オーナーの好みにあった注文を行なうことで大きく変動します。

●ベントレー「ベンテイガ」

 ロールスロイスと肩を並べる高級車ブランドのベントレーは、いち早くSUV人気を察知しており、2015年に「ベンテイガ」を発売しています。日本でのグレード展開は12気筒と8気筒のエンジンの違いによる2種類になります。

 ボディサイズは全長5150mm×全幅1995mm×全高1755mmと「カリナン」よりは小ぶりになっているものの、堂々とした体躯に。

 エンジンは6リッターW12ツインターボで、出力は608馬力とスーパーカーに匹敵するものに。最高速度を語るクルマではありませんが、2.5トンの車体を公称301km/hという異次元の速度まで引っ張ります。

 これほどの性能を与えたのは、ロールスロイスと比べ、オーナーがドライブすることを重視したベントレー流のこだわりなのかもしれません。

 また「ベンテイガ」は高度な走行制御により、どんなに過酷な状況下においても、完全なコントロール性能を発揮し、比類なき快適さを実現しているといいます。

 価格はW12モデルが2786万円で、V8モデルは1994万6000円になります。

■本物のオフロード性能を持つ老舗の高級SUV2台

●メルセデス-AMG「G63」

 メルセデス・ベンツの「Gクラス」は元々軍用車として設計された車両をベースに作られており、歴代モデルすべてラダーフレームを持つ本格的なオフロード車となっています。

 本来「Gクラス」(かつてはゲレンデヴァーゲン)はオフロード車なので、高級車としての使われ方は想定していなかったものの、本物の持つ確かな性能がセレブたちに人気となり、徐々に高級車路線へと変わっていきました。

 そうした層のためにメルセデス-AMGでは「Gクラス」にさらに手を入れたモデルを作っています。その最高峰が「G63」です。

 現行モデルは2018年に発売され、ボディの軽量化や操舵系の刷新、先進安全装備の充実が図られました。

「G63」は4リッターV8ツインターボエンジンを搭載し、585馬力を発揮。先代の「G65」では6リッターV12ツインターボがありましたが、ダウンサイジングされています。

 悪路走破性の高さを実現する数々の技術が搭載されているだけでなく、スイッチ操作により、センター/リア/フロントのディファレンシャルのロックが可能となっているなど、自ら操る楽しさも残されています。

 価格は2076万円で、カタログ上のオプション品は多くないのですが、メルセデス-AMG本国では特別な顧客向けのカスタマイズプログラムも用意されています。

●ランドローバー「レンジローバー」

 かつて「レンジローバー」は別名「砂漠のロールス」と呼ばれていたことは有名ですが、初代は秀逸なデザインと評価された外観に、優れた悪路走破性、無駄を省いたシンプルな内装の、イギリスを代表するオフローダーでした。

 後に性能はそのままに豪華な内装が与えられ、多くのセレブを魅了。日本にもバブル時代に多くが輸入されました。

 その血統を引き継ぎ、現在販売されている「レンジローバー」も本格的な4WD車でありながら、ゴージャスなたたずまいで、多くのセレブに愛されています。

 グレードはエンジンと装備の違いで大きく分けて3つあり、それぞれショートホイールベースとロングホイールベースが用意されています。最高峰は565馬力を発揮する5リッターV8スーパーチャージャーエンジンを搭載した「SVAutobiography DYNAMIC」ロングホイールベースで、価格は3108万円からです。

 リアシートはリムジンのようなオットマンも装備できるなどショーファードリブンにも対応する一方で、最低地上高が最大287mm、渡河水深は900mm、アプローチアングル34.5度と「レンジローバー」としての本分も忘れていません。

■満を持して登場したランボルギーニ製SUV

●ランボルギーニ「ウルス」

 2012年にランボルギーニ製SUVがコンセプトカーとして発表され、その市販化が待ち望まれていました。しかしなかなか発売されずにいましたが、6年後の2018年ついにランボルギーニ「ウルス」がデビューし、大いに話題となります。

 ランボルギーニは1986年から1992年まで「LM002」という「カウンタック」用のV12エンジンを搭載する本格的なオフローダーを市販していました。

 しかし、当時ランボルギーニといえば「カウンタック」「ディアブロ」に代表される、真のスーパーカーメーカーとして君臨していましたので「LM002」の知名度は低く、生産台数も300台と極少数に終わっています。

 それから26年の歳月を経て「ウルス」が出てきたわけですが、その性能は凄まじく、エンジンは4リッターV8ツインターボを搭載し、650馬力を発生。最高速度305km/h、0-100km/hの加速は3.6秒と2.2トンもある車体と思えないものになっています。

 走行モードの切り替えで雪上やオフロード、砂漠といった悪路に有効な走破性も備えているものの、やはりオンロードでの走りこそ「ウルス」の真骨頂であることは間違いないでしょう。

 1グレードのみの展開で価格は2816万1795円になります。

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