ランクル300がサーキットを爆走! その走行性能をチェック
国産SUVを中心に、ラグジュアリーカスタムを提供するGMGが、新型300系ランクルZXで“誰もやったことのない!?”サーキット走行を実践。国際C級ライセンスを所有するドライバーを迎え、現時点での限界走行にチャレンジしてもらった。走行の模様はインスタLIVEで生配信されるなど、GMGらしい“スピード感”のあるチャレンジ企画となった!
フェアレディZを「シャコアゲ」! オフロードを飛ぶように走る魔改造Z34
初出:ワゴニスト2022年1月号(※一部加筆修正)
サスペンションがメチャ良い! コーナリングもスムースでエンジンもバカッ速!!
まずランクル300でサーキット走行した理由をGMG代表の伊藤さんが話してくれた。「すでに手に入れた方、これからオーナーになる方も情報として知りたいよね。もちろん自分も知りたかったし、誰かがやらないといけない。それを自分がやったということです(笑)」とのこと。
テストドライバーには、十勝スピードウェイでR35GT‐Rを走らせる常松 巧さんを迎えて走行。常松さんにランクル300の印象を聞くと「北海道の冬季なのでスタッドレスを履いていますが、コーナリング時にスキール音が鳴らない。これはアシがしっかりと伸び縮みして働き、タイヤ自体も無理せずスムースにコーナーを曲がり切れていることを意味します」と好印象。
「以前にもランクル200で峠を走りましたが、イイ意味でそれとは別物です!」と評価。1コーナーの進入速度は一般のスポーツカーで120~130km/hのところ、ランクルでは(1名乗車時)100km/h前後と、スタッドレスタイヤ&2.5トン超の車両重量を考慮してもスゴイことだよね!」と、ランクル300のポテンシャルの高さをあらためて実感したそうだ。
また「走行時はほぼ『スポーツS+』モードに設定してアタックであったが、減衰力が硬くなりアシがしっかりするためロールが少なく、コーナリングもスムーズに走ることができた。ランクル300ZXのトランスミッションは、トルコン式電子制御10速ATだがサーキット走行時は基本的にフルオート。ただし1コーナーだけはMTモードでシフトダウンして走らせた。3.5LのV6ガソリンツインターボエンジンもしっかりと吹き上がってレスポンスも上々。気持ち良くアタックできましたね」と常松さん。
R35GT-Rともガチ対決……その結果は!?
ちなみに、テスト当日にはR35GT-Rとのゼロヨン対決や気になるランクル300の“アシや剛性”を実走レポート。吹き上がりの良さ、静粛性、進入速度に対してアシがしっかり動くなど、サーキット走行で感じたランクル300の特徴を生ライブ配信した。
十勝スピードウェイのホームストレートでR35GT-Rとのゼロヨン形式のスピード対決は、もちろん敵うワケないのでハンデありで敢行! 聞くまでもなく結果は、しっかり負けました……(笑)
今回のアタックを企画したキーマンたち
今回、チャレンジングなランクル300(タイヤはスタッドレス)でのサーキットアタックを企画した伊藤代表は、「ランクル300は、ハンドリングを向上させるためにアシやフレームの配置にとことんこだわったと聞いたので、誰よりも早くサーキット走行したかったんです!」と熱く話してくれた。
ハンドルを託されたドライバーの常松さんは、国際C級ライセンスを所有するレーシングドライバーで、じつはランクル300のオーナーでもある。普段はR35GT-Rでサーキットを走り、チューニングショップのセッティング時のテストドライバーなども担当しているそうだ。
■GMGランドクルーザー300主要諸元□グレード:ZX□エンジン:ディーゼル・V型6気筒ツインターボ□排気量:3345cc□最高出力(ps/rpm):309/4000□最大トルク(N・m/rpm):700/1600-2600□ホイール:純正アルミ/前後(20×8.0J)□タイヤ:ヨコハマ・アイスガード/前後(275/50R20)
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それをガチ対決とは言わない