独メルセデス・ベンツは4月15日(現地時間)、電動ラグジュアリーサルーン「EQS」を世界初公開した。
新型ラグジュアリーEV用プラットフォームを採用した「EQ」初のサルーンは、その名のとおり「Sクラス」と同等のハイエンドモデルとして姿を表した。エクステリアの特徴は、メルセデスが「世界で最も空力特性に優れる」と胸を張る流麗なルーフライン。フロントからリアに至る一筆書きのようなフォルムを採用したことで空気抵抗係数(Cd値)は0.20を達成し、「ワン・ボウ(弓)・デザイン」と呼ぶアーチ状のグラスエリアの造形も相まって、クーペライクなスタイリングを獲得している。
ローンチ時のラインナップは「EQS 450+」および「EQS 580 4MATIC」の2つで、前者がシングルモーター(245kW/568Nm)の後輪駆動、後者はツインモーター(385kW/855Nm)のAWDとなる。さらに、今後560kWのハイパフォーマンスモデルも追加が計画されているとのことだ。航続距離はEQS 580 4MATICで770kmに達し、200kWの急速充電を使えば15分で300kmの走行が可能という。
ボディのディメンションは5216mm×1926mm×1512mm、ウェイトはEQS 450+が2480kg、EQS 580 4MATICが2585kgと発表されている。
新型バッテリーは「EQC」より26%容量が増加し、航続距離の延長に貢献しているほか、自社製のバッテリーマネジメントシステムはオンラインアップデートが可能で、ライフサイクルを通して最新の状態に保たれる。また、リアアクスルステアは最大10度まで後輪を操舵し、5m超のボディにもかかわらず最小回転直径は10.9m(欧州計測値)となる。
このほか、ドライバーを感知して自動的に開く「オートマチック・コンフォート・ドア」やレーンチェンジ時に進路を路面に投影する「デジタル・ライト」なども装備。また、インテリアには、左右Aピラー間のダッシュパネルすべてを覆う1枚のガラスパネルの下に3つのディスプレイを配した「MBUXハイパースクリーン」を採用し、パッセンジャーは運転中でも助手席前のディスプレイでエンターテイメントを楽しむことが可能だ。
EQSは、日本では「バイディレクショナル・チャージング」(給電機能)にも対応するとアナウンスされており、早期の国内導入に期待したい。
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みんなのコメント
ジャガーのIペースもそうですが、今後は内燃機関の車ではあり得ない、こういうプロポーションの車がどんどん出て来るでしょうね