この記事をまとめると
■ランドローバー・ディフェンダーの2024年モデルが発表された
普通に売ってるクルマで悪路最強はどれ? ジムニー・ランドクルーザー・ディフェンダー90・Gクラス・ラングラーを比べてみた
■「110」と「130」にビジュアルパックと特別モデルを新設定
■日本初導入のパワートレインが設定されるなど、さまざまな改良が施された
新たなグレードやエクステリアパックを追加した2024年モデル
1947年から2016年まで生産が続けられた先代の面影を感じさせるエクステリアデザインをまとい、2019年に登場した新型ディフェンダー。その姿は、先代の根強いファンにも好感を持って受け入れられ、新たな時代のオフローダーとして人気を集めている。
そんなディフェンダーが2024年モデルを発表、受注を開始した。
2024年モデルの話題は、4ドアの「110」に「カントリーエクステリアパック」を用意し、さらにロングホイールベース版の「130」には、「アウトバウンド」という新グレードを追加したことだ。
まず、「110 カントリーエクステリアパック」は、先代ディフェンダーに設定されていたグレード「カントリー」をオマージュし、現代に蘇らせるべくデザインした数々のアイテムを装備する。なかでも、足元に設定されたグロスホワイトの20インチスチールホイールは、現行型ディフェンダーの雰囲気を一変。クラシカルな印象に変貌させる。
外装色とルーフ/テールゲート、デカール&トレッドプレートの色の組み合わせも指定されており、フジホワイトとサントリーニブラックの外装色にはタスマンブルーを配色。また、タスマンブルーの外装色にはホワイトのコントラストカラーを設定した。ちなみに、このエクステリアパックは「110 S」と「110 SE」のみで選択可能だ。
一方、8人乗りモデルしか用意されていなかった「130」に設定された新グレード「130 アウトバウンド」は、「130」の3列目シートを廃して、レジャーや車中泊にも対応できる広大な車内空間を確保した2列シートの5人乗りモデルとなっている。荷室容量は2列目使用時で1329リッター、2列目シートを折りたためば最大で2516リッターまで拡大する。
また、ボディ同色のリヤクォーターパネル、グロスブラックに塗られたツインスポークデザインの5スポーク20インチアロイホイール、荷室が汚れないためのラバーマットが標準装備される。外装色はフジホワイト、サントリーニブラック、アイガーグレイ、カルパチアングレイの4色から選択できる。
新たなパワートレインの追加や使い勝手の向上を目指した
さらに、2ドアの「90」と4ドアの「110」に、新たなグレードとして「V8」と「カルパチアンエディション」が2024年モデル限定で追加された。
「V8」は、日本初導入となる5リッターV8スーパーチャージドエンジンを搭載したモデルで、4本出しのエグゾースト、マトリックスLEDヘッドライト、グロスブラックのブレーキキャリパー、スエードクロスのステアリングホイールなどが標準装備される。
※写真はランドローバー・ディフェンダー「130 V8」(欧州仕様)のエクステリア
そして、同じくV8エンジンを搭載する「カルパチアンエディション」は、カルパチアングロスのモデルバッジ、フロントグリル、フロント/リヤスキッドパンを装備。さらに、サテンプロテクティブフィルムにはカルパチアングレイが施され、専用コントラストカラーのナルヴィックブラックに塗装されたボンネット、テールゲートなどによって、勇ましい見た目に変化している。
そのほかの変更点として、「90」には3リッター直6ターボディーゼルエンジン(MHEV)を新たに設定。素早いフォールドとスライドを可能にしたことで後席へのアクセスを容易にした助手席シートと、座面跳ね上げ式40:20:40の分割可倒式リヤシートも採用した。
さらに、「90」と「130(8人乗り)」の両方に、最後列のシートを折りたたんだ際に段差をなくすフラットロードスペースフロアトレイを標準装備するなど、日常での使い勝手が大幅に改善された。
※写真は「130 アウトバウンド」のラゲッジスペース
ランドローバー・ディフェンダー2024年モデルの価格は、「90」が729万~1536万円。「110」が758万~1620万円。「130」が1063万~1349万円。
新グレードや新パワートレインの追加でラインアップが充実した2024年モデルのディフェンダー。さまざまなニーズに応えられるようになった2024年モデルなら、ライフスタイルに合った1台もきっと見つかるはずだ。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
みんなのコメント
500馬力以上の5Lは速いけど
ゆっくり走るほうが楽しく感じるようになりました
フル液晶のメーターのオーダーストップや、フューエルリッドのロック、充電ポートの減少や廃止、リアドアのオートクロージャーの廃止など装備をガンガンカットする割に、値段はどんどん上がっていく。
新車をオーダーしにくいから、今のディーゼルに乗り続けるかな。
ブームに乗って殿様商売もよいが、一昔前の厳しい時代、一部の好きものだけがランドローバーを選んでいた時代を忘れずに手綱を締め直して欲しい。