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マクラーレンの"ロングテール"シリーズの最新モデル「765LT」が待望の日本上陸

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マクラーレンの"ロングテール"シリーズの最新モデル「765LT」が待望の日本上陸

マクラーレン史上最もパワフルなLT(ロングテール)モデル「765LT」の実車が日本で初公開。車両価格は4450万円~に設定

 マクラーレン・オートモーティブは11月5日、“LT(ロングテール)”モデルの最新バージョンとなる「765LT」の実車を日本で初公開した。車両価格は4450万円~に設定する。

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 2020年3月3日に発表されたニューモデルの765LTは、1990年代のマクラーレンF1 GTRで幕を開け、2015年からは公道走行モデルに適用されるようになった“ロングテール”の最新バージョンとして開発される。ベース車は基本骨格にカーボンファイバー製“モノセル”モノコックを採用した、マクラーレンのSUPERシリーズに位置する「720S」。ここにビスポークのカーボンファイバー製LTボディパネルやエアロダイナミクス機能などを鋭意組み込んだ。具体的には、フロントの大型スプリッターや拡張したアクティブリアウイング、カーボンファイバー製のフロア/ドアブレード/リアディフューザー、そしてアクティブリアウイングを高い位置に置いたロングテールなどを採用し、エアロダイナミックダウンフォースを720S比で25%増加。また、車重はカーボンファイバーやボリカーボネート素材の活用、軽量デュアルサスペンションの導入などによって、720S比で約80kgの削減を成し遂げる。ボディサイズは全長4600×全幅1930×全高1193mm/ホイールベース2670mmに設定。720Sと比べてフロントの最低地上高は5mm低くなり、同時にフロントトレッドを6mm拡大したことで、グリップ性能と前後の空力バランスの両面を向上させた。

 ミッドシップに配したパワーユニットは720Sに搭載するM840T型3994cc・V型8気筒DOHCツインターボエンジンのチューンアップバージョンで、専用セッティングの燃料供給装置やチタン製エグゾーストシステムなどの組み込みによって、最高出力は720S比で45psアップの765ps/7500rpm、最大トルクは30Nmアップの800Nm/5500pmを発生する。トランスミッションにはコンフォート/スポーツ/トラックのモードを備えた専用セッティングの7速DCT(7速シームレスシフトギアボックス=7SSG)を組み合わせ、後輪を駆動。性能面では0→100km/h加速が2.8秒、0→400m加速が9.9秒、最高速度が330km/hを実現した。

 シャシー面ではアルミニウム製デュアルウィッシュボーンサスペンションをベースに、精度と制御をさらに向上させたPCCII(プロアクティブ シャシーコントロールII)や専用チューニングのダンパーおよびスプリングなどをセットしたことが特徴。同時に、操舵機構にはギア比をよりクイック化するとともにトーションバーを固めに調整した電動油圧式パワーステアリングを採用する。また、制動機構には前Φ390mm/後Φ380mmのカーボンセラミックディスクと前モノブロック6ピストン/後4ピストンの鍛造アルミニウム製キャリパーを装備。シューズには前9J×19/後11J×20・10本スポークウルトラライトウエイト鍛造アロイホイール(チタン製ホイールボルト)+前245/35R19 93Y(XL)/後305/30R20 103Y(XL)ピレリP Zero Trofeo Rタイヤを装着した。

 インテリアに関してはモータースポーツから着想したデザインで構成し、カーボンファイバー骨格のレーシングシートやセンタートンネルおよびフロアの全体をカバーする軽量のアルカンターラなどを採用する。また、内装色には淡い色彩を初めて導入した。さらに、ドーブ・グレーのアルカンターラにサイタス・グレーのステッチ、バーント・オレンジのアルカンターラにカルミンのステッチ、ミッドナイト・ブルーのアルカンターラにキングフィッシャー・ブルーのステッチという3つの仕様をラインアップしている。

 なお、マクラーレン765LTは世界限定で765台を生産するが、2020年生産分の割り当て台数はすでに完売。2021年生産分も予定台数を超える関心が寄せられているそうだ。

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