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もう取りこぼしはゴメンです。フェラーリF1代表、2024年に向けて逃したポイントを”リストアップ”

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もう取りこぼしはゴメンです。フェラーリF1代表、2024年に向けて逃したポイントを”リストアップ”

 フェラーリのフレデリック・バスール代表は、2024年に向けてよりチャンスを活かせるようチームに求めた。

 2023年のシーズン最終戦アブダビGPで、フェラーリはコンストラクターズランキング2位争いでメルセデスに3ポイント差で敗れ、3位となった。

■空力の鬼才ニューウェイの心残り「もしフェラーリやハミルトン、アロンソと仕事していたら……」

 フェラーリもメルセデスもピーキーなマシンで浮き沈みの激しいシーズンを過ごした。メルセデス同様にフェラーリは開幕戦バーレーンGPの時点から出遅れ、シーズン最後までレッドブルには敵わなかった。

 フェラーリはレースペースの面で苦戦。特にタイヤの性能劣化(デグラデーション)の激しいマシンであったため、予選では速さを見せつつも、それを決勝結果に繋げられないというレースも少なくなかった。ただそれだけではない。シーズンを通して様々なトラブルやミス、信頼性の懸念などにも見舞われ、数多くのポイントを失った。

 シャルル・ルクレールは開幕戦バーレーンGPでリタイアを喫したことで、サウジアラビアGPでパワーユニット(PU)ペナルティを受ける羽目になるなど、シーズン序盤でいきなり出鼻をくじかれた。

 その後ルクレールはオーストラリアGPとオランダGPでもリタイア。アメリカGPではプランクの過剰摩耗で失格となり、サンパウロGPではフォーメーションラップに油圧系トラブルに見舞われてクラッシュを喫した。

 またチームメイトのカルロス・サインツJr.も、カタールGPでは燃料システムの問題でスタートできず。ベルギーGPではマクラーレンのオスカー・ピアストリと接触してリタイアとなった。

 バスール代表は今季、自分の頭の中に不手際で落としたポイントのリストを作ったと語り、2024年シーズンではライバルにポイントを与えるようなアクシデントを減らすようチームに呼びかけた。

「バーレーンでは、3番手を走っていたのにリタイアを喫した。そして第2戦ではペナルティを受けたんだ。シャルルとしては25ポイント近くを失ったことになる」とバスール代表は言う。

「そして、我々の後ろにいた2台のメルセデスを含む他のドライバーにポイントを与えてしまった」

「しかしそれに限ったことではない。リストができあがるくらいたくさんあったんだ」

「私は何回かリストを作って、それを頭の中で問題がないモノを抽出した。シーズン全体を通じて見れば、浮き沈みがあったと思う」

「もちろん、我々はライバルたちよりも多くのポイントを与えてしまった。それは来年に向けて取り組むべきもうひとつのテーマだ。よりチャンスを逃さず、効率的でないといけない」

 バスール代表は人前で試算することを好まず、イタリア・マラネロになるフェラーリのファクトリーでは“タラレバ”は「完全に禁じられている」という。

 「こうだったら……」「ああしていれば……」と嘆くことよりも、バスール代表はチームの多くの部門とコミュニケーションを徐々に見直しつつ、ミスを繰り返さないための努力を続けているのだ。

「これ(失ったポイント数)は心に留めておくつもりだ。私は“タラレバ”でレースをするのが嫌いなんだ。”タラレバ”が前提であれば、誰だって良い仕事ができるよ」とバスール代表は言う。

「ファクトリーでは、タラレバを使って仕事をすることが完全に禁止されている。自分たちの失敗なのだから、言い訳をするつもりはない」

「それは我々が改善しなければならないところだ。ポイントという点では、明らかに大きな可能性がある」

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