クルマはバランスの産物、と教えてくれる傑作
エンジンを楽しむ、というと個人的にはつい大排気量のマルチシリンダーNAを3ペダルマニュアルトランスミッションで、などと考えてしまう。だが、クルマはバランスの産物である。車体との絶妙なマッチングがあれば、実用エンジンだって十分に楽しめる。
「名車購入ミニガイド付き」世界が愛したFRオープン2シーター! タイムレスなユーノス・ロードスターの魅力
その好例がロードスターだ。評価は世界的に高い。よくできたスポーツカーの代表である。それは量産オープンスポーツカーを消滅の危機から救った歴史的なモデル=ユーノス・ロードスターをルーツに持つだけに、当然の仕上がり(もちろん、当然へと仕上げる開発には苦労が多かったに違いない)というものだろう。
4thロードスター(ND型)には1.5リッター直4DOHC16Vが積まれている。専用セッティングが施されているとはいえ、ベースは実用ユニットだ。132ps/7000rpm、152Nm/4500rpmのスペッエクも平均的である。
ところが、ロードスターで走り始めると抜群の小気味よさが味わえる。6速MTであればなおさらで、クラッチミートと同時に感じる後輪駆動ならではの「押し出し感」が心地いい。リミットの7000rpmまで淀みなく吹き上がる。
乗り手とクルマが結合していく感覚。これこそロードスターらしさ!
チューニングは低中速トルク重視型。アクセル操作に対してダイレクトで力強い駆動力が得られる。ミッションとデフを一体化するパワープラントフレームが、駆動の応答遅れを防いでいることもプラスをもたらしているのだろう。
前後重量バランスは理想的な50対50。操縦性は「意のまま」だ。クイックにも滑らかにも、ステアリングの操作と、アクセルの踏み込みの連携で姿勢を操れる。リニアな応答感は、腕に覚えのあるドライバーを唸らせる。まさに「人車一体」のドライビング感覚である。
ロードスターは、パフォーマンスのよりどころが決してエンジン頼りではない分、構えて操る必要はまるでない。ほどよくエンジンを味わい、シャシーの動きをコントロールすることが、結果的にロードスターすべてを楽しむことにつながっていく。この連鎖。乗り出して徐々に乗り手とクルマが結合していく感覚こそが、ロードスターらしさだ。
自分らしく走ることが、なにより楽しいと感じる稀有な魅力の持ち主である。ライトウェイトスポーツの原点に回帰した最新4thモデルは、そのキャラクターがいちだんと鮮明になった。
ロードスターは、スポーツカーを生かすもダメにするのも、決め手は「全体のバランス」であるということを改めて教えてくれる。トップを開け放ち、オープンエアを満喫すると、クルマって素晴らしい!と実感する。
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みんなのコメント
エンジンも拘ってたら今の値段だと販売不可能だろうしマツダが優れたNAのエンジンを用意できるとも思えない。
スカイなんちゃらじゃなくてトヨタかホンダのエンジン積んでたら同じ排気量でも更に楽しいのに。
それを踏まえても楽しいんだから偉大な車には間違いないけどせめて2Lの選択肢があれば良いのに。仕様自体は存在するんだし。