現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 【うーん悩ましい】どうしますかあなたなら?このキュートな「フィアット トッポリーノ」あなたなら買いますか?ちなみにEVですが・・・

ここから本文です

【うーん悩ましい】どうしますかあなたなら?このキュートな「フィアット トッポリーノ」あなたなら買いますか?ちなみにEVですが・・・

掲載 3
【うーん悩ましい】どうしますかあなたなら?このキュートな「フィアット トッポリーノ」あなたなら買いますか?ちなみにEVですが・・・

フィアット トッポリーノ: 伝説の名を持つ、初心者ドライバーのための電動マイクロカー。オペル ロックスeに続き、今度はイタリアの兄弟が登場。しかし、今のところ、わずかな情報しか知られていない。そして、あるディテールがあなたを不思議にさせる!

「トッポリーノ」。その名は伝説であり、今や15歳でも運転できる小型電気自動車がそれを担っている。新型「トッポリーノ」は、「オペル ロックスe(Rocks-e)」のイタリアンバージョンだ。ドイツでの発売についてはまだ情報がなく、これまでの運転席のドアの代わりに見えるコード(ヒモ?ベルト?)からすると、現時点では難しいかもしれない。

【ティザー画像】6月26日発表の新型トヨタC-HR 今回もその大胆なデザインは南仏にあるトヨタのデザイン開発本部で作られた

街中での移動手段を必要とする初心者のドライバー用小型電気自動車ということである。フィアットはトッポリーノを、二輪車に代わる、より安全な乗り物として説明している。しかし、そのためには、おそらくコードをドアに置き換える必要があるだろう。「ロックスe」のようなボディにすれば、運転席側にはスーサイドドア(後ろヒンジのドア)があり、助手席側は普通のドアになるはずだ。そうすると、同じ部品を使うことが容易になるので、何よりも経済的に合理的だと言えよう。

電気自動車の「トッポリーノ」は、例えば小さなネズミのような、かわいらしい姿をしている。イタリア語では、「トッポリーノ」のように・・・。性能数値など技術データに関する情報はまだないものの、オペルの対抗馬と同じようなものになると推測される。つまり、航続距離75km、6kW(8馬力)、などなど。価格は7,990ユーロ(約120万円)からとなっている。

この写真を見て真っ先に頭に浮かんだのは、「フィアット500ジョリー」だった。

※ 【サマースペシャル その1】 こんなアイコンビーチカー知ってましたか? フィアット500ジョリー物語

https://autobild.jp/7966/あの夏限定のサンダルのような、どう考えても実用にはならないかもしれないけれど、小粋でお洒落で、かぎりなく贅沢な「ジョリー」。当時、あの車を購入したオナシスをはじめとする、多くのセレブリティ達は別荘の敷地内の移動やちょっとしたお買い物、あるいは自分のクルーザーが止められている桟橋からカフェに移動するための足としてジョリーを、つっかけのビーチサンダルのように愛用した。ワイパーもなかったし、ひらひらの屋根は対候性などなかったかもしれないけれど、そんなことは「ジョリー」の魅力の前にはなんのマイナスにもならない。

とにかくお洒落で、僕は今でもあの車が最高に贅沢でお洒落な一台であると、心の中で永久定番品となっている。今回の「トッポリーノ」はあの「ジョリー」からすればはるかに実用品だが、開発スタッフの頭の中に「ジョリー」がいたことは、ドアのない解放感あふれるボディとか、いかにもお洒落な内装のテクスチャーを見れば一目瞭然である。

この「トッポリーノ」のベースになったのは言うまでもなく「シトロエン アミ(もちろん現代の)」である。ということは、スピードは出ないし、航続距離も少ないし、エアコンも装備されない車ではあるが、僕はこの「トッポリーノ」にものすごく魅力を感じてしまう。ちょっとしたお買い物に、食事に行くために、そしてひと夏の思い出用に、この「トッポリーノ」があったら、どんなに楽しいだろうと夢想してしまうほど、この一台は魅了的である。日本にも同じで全く異なる簡易電気車が発売されてはいるけれど、セブンイレブンの前に止まっていたり、ウーバーイーツの配達に使われている同種とは、比べるのも愚かなほど「トッポリーノ」はお洒落で贅沢だ。

色や形だけではなく、こんな車が生み出された土壌そのものが違う……などと書くと、舶来主義だ!とサイトで炎上してしまうのだろうか?それでもこの「トッポリーノ」のような夢がいっぱい詰まった小さな自動車が発表されるニュースを、まだまだ自動車の世界は楽しいな、とお気楽に嬉しく受け止めたい。ドアがちゃんとついて日本に輸入されたとしたら・・・、ガレージに一台欲しいというのが本音である。(KO)

Text: Kim-Sarah Biehl 加筆:大林晃平 Photo: Stellantis

こんな記事も読まれています

角田裕毅9位、選手権6位争いにおいて価値ある2点を獲得「強力なレースペースを示せた。シーズン最後まで全力で戦う」
角田裕毅9位、選手権6位争いにおいて価値ある2点を獲得「強力なレースペースを示せた。シーズン最後まで全力で戦う」
AUTOSPORT web
サイズも価格も近い禁断の兄弟対決!! [ランドクルーザー250]と[ランドクルーザー300]の違いって??
サイズも価格も近い禁断の兄弟対決!! [ランドクルーザー250]と[ランドクルーザー300]の違いって??
ベストカーWeb
【ポイントランキング】2024年WRC最終戦ラリージャパン後
【ポイントランキング】2024年WRC最終戦ラリージャパン後
AUTOSPORT web
無冠の帝王が汚名返上。苦節13年で初王者のヌービル「本当に長かった。大変な努力へのご褒美だ」
無冠の帝王が汚名返上。苦節13年で初王者のヌービル「本当に長かった。大変な努力へのご褒美だ」
AUTOSPORT web
フェルスタッペンがドライバーズ選手権4連覇【正式結果】2024年F1第22戦ラスベガスGP 決勝
フェルスタッペンがドライバーズ選手権4連覇【正式結果】2024年F1第22戦ラスベガスGP 決勝
AUTOSPORT web
古さと新しさが同居した天才的デザインに仰天!! ディフェンダーの「貫禄」にシビれた!!!【テリー伊藤のお笑い自動車研究所】
古さと新しさが同居した天才的デザインに仰天!! ディフェンダーの「貫禄」にシビれた!!!【テリー伊藤のお笑い自動車研究所】
ベストカーWeb
ドリキンが自腹購入したホンダ「シビックタイプR」でチューニング指南! 無限×ヤマハコラボの「パフォーマンスダンパー」は買いです
ドリキンが自腹購入したホンダ「シビックタイプR」でチューニング指南! 無限×ヤマハコラボの「パフォーマンスダンパー」は買いです
Auto Messe Web
【F1第22戦決勝の要点】 岩佐歩夢が分析するメルセデスの速さの秘密「マシン特性の不利を覆すほどのいい仕事」
【F1第22戦決勝の要点】 岩佐歩夢が分析するメルセデスの速さの秘密「マシン特性の不利を覆すほどのいい仕事」
AUTOSPORT web
1.2L 3気筒+モーター3基で300ps ルノー・ラファール E-テックへ試乗 アルピーヌに相応しい走り
1.2L 3気筒+モーター3基で300ps ルノー・ラファール E-テックへ試乗 アルピーヌに相応しい走り
AUTOCAR JAPAN
ヒョンデ「アイオニック5」がマイチェンで航続可能距離703キロに! 気になる車両価格は523万6000円から…30台限定の「コナ マウナ ロア」にも注目
ヒョンデ「アイオニック5」がマイチェンで航続可能距離703キロに! 気になる車両価格は523万6000円から…30台限定の「コナ マウナ ロア」にも注目
Auto Messe Web
『絶対完走』の重圧に耐えた勝田。来季シートがかかっていたことを示唆【ラリージャパン後コメント】
『絶対完走』の重圧に耐えた勝田。来季シートがかかっていたことを示唆【ラリージャパン後コメント】
AUTOSPORT web
米国にある「廃車の山」で見つけたお宝 40選 後編 ジャンクヤード探訪記
米国にある「廃車の山」で見つけたお宝 40選 後編 ジャンクヤード探訪記
AUTOCAR JAPAN
中型からステップアップ 人気の“ミドルクラスネイキッド”スズキ「SV650」とカワサキ「Z650RS」どっちを選ぶ?【スペックでライバル比較】
中型からステップアップ 人気の“ミドルクラスネイキッド”スズキ「SV650」とカワサキ「Z650RS」どっちを選ぶ?【スペックでライバル比較】
VAGUE
ラリージャパンで一般車の侵入という衝撃トラブルが発生! SSのキャンセルもあるなかトヨタ勢は2・3・5位に着ける
ラリージャパンで一般車の侵入という衝撃トラブルが発生! SSのキャンセルもあるなかトヨタ勢は2・3・5位に着ける
WEB CARTOP
米国にある「廃車の山」で見つけたお宝 40選 前編 ジャンクヤード探訪記
米国にある「廃車の山」で見つけたお宝 40選 前編 ジャンクヤード探訪記
AUTOCAR JAPAN
サーキット派に朗報! ウェッズスポーツ「TC105X」に16インチの新サイズ登場…マツダ「ロードスター」や走りのFF車にオススメです
サーキット派に朗報! ウェッズスポーツ「TC105X」に16インチの新サイズ登場…マツダ「ロードスター」や走りのFF車にオススメです
Auto Messe Web
【ラリージャパン2024】最終ステージでトヨタが逆転! マニュファクチャラーズタイトル4年連続獲得、豊田章男会長「感動という共感を生んだ」
【ラリージャパン2024】最終ステージでトヨタが逆転! マニュファクチャラーズタイトル4年連続獲得、豊田章男会長「感動という共感を生んだ」
レスポンス
1度の運転では好きになれない シトロエンCX 5台を乗り比べ(2) GTiにファミリアール 仏大統領も愛用
1度の運転では好きになれない シトロエンCX 5台を乗り比べ(2) GTiにファミリアール 仏大統領も愛用
AUTOCAR JAPAN

みんなのコメント

3件
  • これは地方でウケるだろう
    自宅に充電器設置すればチョイ乗りの主婦や高齢者の足に最適なサイズ
  • かわいいな
    こういうのが日本に広がるべき
    一人乗りの人間には大きなミニバンではなくこれで充分
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村