秋はドライブだけでなくインカーワークにも最適な季節
様々な理由から、時にはクルマの中で1人、落ち着いて仕事をしたい、パソコンを使った趣味の世界に没頭したい・・・と思う人も少なくないはず。たしかに車内はエアコンが効き、ラジオやTVを視聴でき、スマートフォンの充電も可能なプライベート空間である。自宅の駐車場はもちろん、景色のいい空気が美味しい場所に移動してのテレワーク、インカーワークも実現可能となる。
友人や同僚に薦めたいダイレクト型自動車保険TOP3、3位三井ダイレクト損保、2位セゾン自動車火災保険、1位は?
が、暑い季節、極寒の季節では、エアコンを作動させざるを得ず、エンジンをかけっぱなしにする必要がある。電気自動車であればバッテリーをグングンと消費させることになり、それは好ましくない。理想は、秋、初冬、初春。ウインドーを全開にし、テールゲートを解放すれば、エアコン不要となる気候の季節である(晴れた日は日陰に止めること)。
ここではテレワーク、ノートPCを車内で使うことを前提に、どんなクルマが適切かを考えてみたい。
テレワーク&インカーワークに向くクルマの条件とは?
まずはノートPCの電源確保が不可欠。ハイブリッドやPHEVならAC100V/1500Wコンセントを装備することができ、ノートPCの充電にはまったく困らない。どころか、湯沸かしポット、コーヒーメーカー、簡易電子レンジなども使えるから、テレワーク、インカーワークの質、快適度を大幅に高めることができる。
ノートPCの電源確保がハイブリッドやPHEVでしかできないわけではない。アクセサリーソケット(シガーソケット)のあるクルマなら、移動中に最大65W、PD(パワーデリバリー)3.0に対応するUSB type-CのDCソケットを用意し、PD対応のケーブルでPD対応のノートPCを充電させることができる。なお、ハイブリッド、PHEVであれば、エンジンを始動せずに充電することもできなくはない(バッテリーの状態による)。
AC100V/1500Wコンセントまたはアクセサリーソケットの装備が必須
よって、第一のポイントはAC100V/1500Wコンセント、またはアクセサリーソケットの有無とノートPC充電可能なPD対応DCソケットの用意ということになる。後者のアクセサリーソケットを介したノートPCの充電は、ほとんどのガソリン車、電動車で可能になるはずだ。
車内のオフィス化には後席用テーブルがあるといい
次のポイントはテレワークのためのインカーオフィス環境だ。ノートPCと対面でき、快適な姿勢でいられることが重要である。ひとつは後席をオフィスチェアとし、前席背面にあるシートバックテーブル、またはボックス型ミニバンの2列目席キャプテンシートにあるようなシートサイドテーブルを利用すること。シートバックテーブルは樹脂製であることがほとんどでツルツル滑りやすいため、あらかじめ滑り止めシートを張っておくと安心である。ちなみにシートバックテーブルが運転席、助手席の両方の背面に付いている車種、シートサイドテーブルが2人分用意されている車種なら、2人同時の使用、あるいはひとつを資料、飲み物やスマートフォンなどを置くサイドテーブル的に使えて超便利、超便利、ではないか。
ミニバンやプチバンがテレワーク&インカーワークに向いている
AC100V/1500Wコンセントを備え、テレワーク、インカーワークで使いやすく、車内空間に余裕がある国産車を挙げると、ボックス型ミニバンとしてトヨタ・アルファード、ノア&ヴォクシーのハイブリッド車、日産セレナのe-POWERモデルが挙げられる。いずれもAC100V/1500Wコンセントが標準装備、またはオプション設定され、後席用のテーブルも用意されている。
ノートPCの充電は移動中にすればよく、予算的にハイブリッドやPHEVには手を出しにくい・・・というなら、プチバンのスズキ・ソリオ、トヨタ・ルーミーがある。お手頃価格で5ナンバーサイズの両側スライドドアを備えたクルマだが、後席の広さは圧巻。ソリオを例に挙げれば、身長172cmの筆者のドライビングポジション背後の後席に着座すれば、頭上に215mm、膝周りに最大360mmものスペースがある。後席は165mmのスライド量を持っているため、前席シートバックテーブルとの位置関係も調整しやすいのが嬉しい(下の画像)。
スーパーハイト系軽自動車も車内のオフィス化がしやすい
さらに言えば、スーパーハイト系軽自動車もテレワーク、インカーワークにぴったりだ。アウトドアに似合う三菱デリカミニを例に挙げれば、シートバックテーブルを備えた後席に筆者が座れば、なんと頭上に250mm、膝周りに最大400mmものスペースがあり、車内のオフィス空間は余裕たっぷり。もちろんアクセサリーソケットを備えているため、移動中、またはエンジン始動時のノートPCの充電が可能となる(PD対応のDCソケットとケーブル利用時)。
極めつけのインカーワーク車はスズキのスペーシア ベース!!
最後に紹介するテレワーク、インカーワークにぴったりかつ、リーズナブルに手に入る究極の1台!?が、なんと4ナンバー軽自動車のスズキ・スペーシア ベースだ。約140万円からの価格設定だが、ベースは乗用車のスペーシアそのものであり(走行性能を含む)、そこにアウトドアでのベースとなりうるアイデア、機能、装備を満載。「遊びに仕事に空間自由自在。新しい使い方を実現する軽商用バン」をコンセプトにした、「自分だけの移動秘密基地」がその実態だ。
ラゲッジルームにはマルチボードが標準装備され、上/中/下段にセットでき(マルチボード固定用アタッチメントとマルチボード固定用ネットも完備)、様々なアレンジが可能で、たとえばテレワーク、インカーワークでは、マルチボードを「上段」にセットし、後席背もたれを倒せば、マルチボードがちょうどいい高さの大型テーブル、そして背もたれを倒した後席が座椅子代わりになり、アウトドアでのワークデスク(食事用デスクとしても)として活用できるのだ。車体の後ろ向きに座ることになり、テールゲートを開ければ、まさにテラス席の広々としたテーブルで仕事や趣味に没頭することができるというわけだ。
スペーシア ベースはAC100V/1500W電源も取り込める
しかも、天井にも大容量の収納スペースがあり、なおかつ純正アクセサリーとしてAC100V/1500Wの「外部電源ユニット」が用意され、自宅の駐車場では家庭から、あるいはオートキャンプ場などの電源供給設備からリヤバンパー左側の電源取り込み口に引き込むことで、すべてのドア、バックドアを閉めたエンジン停止状態で、車内で1500Wまでの電化製品(ノートパソコン、コーヒーメーカー、照明など)を、車内コンセント差し込み口から使うことができるのだから超便利。低予算で済むプライベートワークルームとしての使い勝手としては、これ以上のクルマはない!!とも言えそうだ。※アクセサリーソケットからの電源供給も可能。
車内のフルフラットとアレンジで車内を快適な就寝空間に
というように、テレワーク、インカーワークを快適に行えるクルマは、繰り返すけれど、なにもノートPCを家庭やオフィスと同じように充電できるハイブリッドやPHEVに備わるAC100V/1500Wコンセントだけに頼る必要はなく、ガソリン車でもOKということだ。この秋から初冬にかけて、自宅の駐車場はもちろん、眺めのいい場所、空気のきれいな場所まで移動し、ウインドーを全開にして気持ち良くテレワーク、インカーワーク、趣味の世界に没頭してみてはいかがだろうか。仕事や趣味に疲れたら、シートのフルフラットアレンジで、真っすぐに横になれる車種も多いのである。
文/青山尚暉
写真/青山尚暉・雪岡直樹
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
「子供が熱を出したので障害者用スペースに停めたら、老夫婦に怒鳴られました。私が100%悪いですか?」質問に回答殺到!?「当たり前」「子供がいたら許されるの?」の声も…実際どちらが悪いのか
トヨタ新型「ミニアルファード」登場は? 「手頃なアルファードが欲しい」期待する声も!? 過去に"1代で"姿消した「ミドル高級ミニバン」があった!? 今後、復活はあるのか
“650馬力”の爆速「コンパクトカー」がスゴイ! 全長4.2mボディに「W12ツインターボ」搭載! ド派手“ワイドボディ”がカッコいい史上最強の「ゴルフ」とは?
セカオワが「愛車売ります!」CDジャケットにも使用した印象的なクルマ
8年ぶり全面刷新! 日産新型「小さな高級車」登場! 全長4.3mに「クラス超え上質内装」とめちゃ“スゴいシート”採用! ちょうどイイサイズの「新型キックス」日本には来る?
「黄信号だ。止まろう」ドカーーーン!!! 追突されて「運転ヘタクソが!」と怒鳴られた…投稿に大反響!?「黄信号は止まるの当たり前だろ」の声も…実際の「黄信号の意味」ってどうなの?
「中古車を買いに来たら『支払総額表示』で売ってくれませんでした、詐欺ですよね?」 「別途費用が必要」と言われることも…! 苦情絶えないトラブル、どんな内容?
レクサス新型「最上級セダン」に大反響! 「デザインに驚いた」「“V8”の方がいい」「流麗でカッコイイ」の声も! “24年後半”発売の「LS」米国で登場!
「子供が熱を出したので障害者用スペースに停めたら、老夫婦に怒鳴られました。私が100%悪いですか?」質問に回答殺到!?「当たり前」「子供がいたら許されるの?」の声も…実際どちらが悪いのか
トヨタ新型「ミニアルファード」登場は? 「手頃なアルファードが欲しい」期待する声も!? 過去に"1代で"姿消した「ミドル高級ミニバン」があった!? 今後、復活はあるのか
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント