MotoGPの2024年シーズンは再びドゥカティによって支配された年となった。年間20戦のうち19戦でドゥカティ陣営が勝利するという圧倒的な強さだったのだ。
ライバルメーカーではアプリリアがアメリカズGPで勝利(マーベリック・ビニャーレス)し、KTMも表彰台を確保しているものの、ドゥカティには及ばないシーズンだったと言える。
そして、彼らがドゥカティに後れを取った理由にはミシュランが投入した2024年仕様のタイヤの活用がある。ドゥカティは当初よりタイヤを上手く活用できていたものの、ライバルはシーズン最終戦になっても、まだタイヤを機能させることで苦戦していた。
今年限りで引退したアレイシ・エスパルガロもアプリリアにシーズンを通じてこの問題についてのソリューションを求めていた。ただ、チームもタイヤを機能させることができないことについて答えを出せないでいる。
「分からないんだ。同じ質問を僕のエンジニアにしても、彼らも答えを持ち合わせていない」
エスパルガロはバルセロナでそう語った。
「様々なパラメーターを解析してきたし、多くのことを理解しようと懸命に取り組んだ。幸運なことに、ラウル(フェルナンデス/トラックハウス)が2023年型のバイクと新しいリヤタイヤの組み合わせでいくつかのコースでデータを集めることができた」
「だけど解決できていないんだ。僕らはトラクションもグリップも発揮できていない。ドゥカティだけがそれを堪能していて、僕らは大苦戦してしまっている」
リヤタイヤを機能させることはドゥカティの重要な強みとなっていて、ドゥカティのGP24は明らかにこの分野で2023年型と比べて進歩している。
2024年シーズンには多くのコースでラップタイムが更新されてきたが、タイヤの副作用もあった。リヤのチャタリングの問題がそうで、ドゥカティもシーズン序盤にはこの問題の影響を受けていた。
来季はKTMからヤマハ陣営のプラマックへと移籍するジャック・ミラーは、ドゥカティがこのチャタリングをなくすだけではなく、メカニカルグリップを最大限引き出すことのできるセットアップを行なえていると指摘した。
「それは何百万ドルにも値する質問だよ。400万ドルくらいかもしれない!」
「僕らが解決できていなかったとは言いたくない。今、彼らはとても好調だけど、僕らもどんどん近づいていて、少なくともこの数週間は彼らと戦えていた」
「マスダンパーなのか何なのか分からないけど、彼らは自分たちのシステムでまず振動を取り除いて、その後にリヤタイヤを上手く使えるようにバイクをセットアップできているんだと思っている」
なおドゥカティは今年もファクトリーチーム以外に、3チームが陣営に属していた。計8台のバイクを走らせていたことも、ドゥカティが早くにタイヤを理解できたことの大きな要因だったはずだと、ミラーは語った。
「もちろんそれ(8台体制)は大きな要因だと思う。(開幕前の)マレーシアテスト、それ以降で得ることのできたデータが多量にあるんだ。序盤に振動の問題に対して様々なセットアップを試すライダーにとって、これは大きな“下駄”になる」
「振動の影響自体はライダーによると思うけれど、前よりは確実に減っている。でもさっきも言ったように、僕ら(KTM)は、リヤタイヤのパフォーマンスを使いこなせていないんだ」
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