日本で大人気のミニバン 海外ではどうなの?
今、日本でもっとも人気のあるクルマのジャンルは軽自動車ですが、相変わらず一定の台数が安定して人気となっているのがミニバンです。ところがこのミニバン、海外ではあまり販売されていないのです。ミニバンって日本特有のものなのでしょうか?
そもそもミニバンはアメリカ生まれ
ミニバンというジャンルは実はアメリカで生まれたジャンルです。ミニバンというからには、ミニではないバンが存在します。今ではミニバンと分けるということもあり、フルバンとかフルサイズバンなどと呼ばれます。フルサイズバンはフォードのエコノラインや、ダッジのラムバンなどです。
これらのバンはルートセールスなどに使われるモデルでしたが、パーソナルユースではもっと小さいほうが使いやすいということでサイズをグッと小さくしたモデルが登場します。その第一弾となったのがクライスラーのボイジャーで、バンよりも小さいモデルということでミニバンと呼ばれるようになりました。
日本でのミニバンは1ボックスと分けるための名前
クライスラーボイジャーがアメリカで生まれたころ。日本での3列シートモデルの主役はハイエースやキャラバンなどのキャブオーバー1ボックスが主流でした。しかし、前面衝突安全の確保や乗り心地、燃費などの観点から徐々にノーズを持つモデルが主流になり、やがてはFF化されて行きます。日本での最初のミニバンは1982年に登場した日産の初代プレーリーと言われていますが、プレーリーは1ボックス車からのベクトル上にはなく、乗用車の乗員を増やしたモデルといえます。
日本独自から徐々に海外に
ミニバンを大きく分けると、トヨタのノア、ヴォクシー、エスクァイア、日産セレナ、ホンダ・ステップワゴンといった5ナンバー系とトヨタ・アルファード、ヴェルファイア、日産エルグランドといった3ナンバー系に分けられます。5ナンバーは日本の規格なので海外では横幅が狭いという扱いを受けてしまうため、あまり人気がありません。ただ、インドネシアではヴォクシーの人気が高まっています。
一方、あちこちの国で注目されているのがアルファードです。タイなどではアルファードは高級車として扱われています。一般的な多人数乗車用はコミューター(ハイエース)ですが、高級なモデルとしてアルファードがもてはやされているのです。
そしてついに中国ではレクサスブランドのミニバンが登場しました。車名はLM300hです。アルファードをベースに内外装を一新、高級感あふれるものとしています。ただ上海オートショーで発表されたモデルのシートは2列仕様で、ミニバンベースの高級リムジンとでもした方がいいかも知れません。LM300hは中国をはじめ、東南アジア諸国で発売されるとのことです。
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