現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 【国内試乗】追加されたPHEV仕様は好バランスの走りが魅力!「トヨタ・クラウン スポーツRS」

ここから本文です

【国内試乗】追加されたPHEV仕様は好バランスの走りが魅力!「トヨタ・クラウン スポーツRS」

掲載 12
【国内試乗】追加されたPHEV仕様は好バランスの走りが魅力!「トヨタ・クラウン スポーツRS」

新種のクラウンスポーツにプラグインHVが追加された。すでにハイブリッドの発表時からその存在が明らかにされていたモデルだが、その出来映えは果たして?

ハイブリッドとは異なる走りのキャラクター

【国内試乗】こだわりのクリエイターが語る、プレミアムSUV+プラグインHVのある生活「ランドローバー・レンジローバー・ヴェラール」

走りにまつわるスペックに限定すると、PHEVがハイブリッドと異なる部分は以下の通り。まず、2.5Lガソリン+2モーターで構成されるパワートレインの総出力はPHEVがハイブリッドを72ps上回る。エンジン単体こそ前者のアウトプットは後者より控え目となるが、PHEVのフロント用モーターはパワー、トルクともに大幅に強化されている(リア用モーターは同スペック)。

また、ボディはPHEV化にともないフロアトンネルなどを強化して剛性を最適化。車重はハイブリッド比で220kgも増えたが、足回りはダンパーの減衰力を4輪独立で制御するAVS。あるいは6ポッドキャリパーを奢った20インチのフロントブレーキで重量増に対応している。

なお、EV走行時の航続可能距離はWLTCモードで90km。日常使い限定なら、BEV気分を満喫できるアシの長さが確保される。

となれば、気になるのは実際の走りだが感覚面では少し意外なほどハイブリッドとは異なる仕上がりだった。まず、72ps増の効能は速さより上質なBEV感覚の演出に貢献している模様。踏めば確かに速さも実感できるのだが、日常域ではエンジンが黒子に徹するのでPHEVは静かさと加速の滑らかさが際立つ。この点、走る場面によってはクラウンらしからぬ部分もあるハイブリッドに対し、こちらの方がより“それらしい”。

そんな印象は、足回りでも変わらない。硬めでもスッキリとしたライド感で快適性を担保するハイブリッドに対し、PHEVは路面を踏みしめるような安定感や車重が裏打ちする重厚感が印象的。どちらもスポーツを名乗るに相応しい操縦性を実現していることは間違いないが、「新種のクラウン」としてどちらを魅力的に感じるかは乗り手によって好みが分かれるところかもしれない。




【Specification】トヨタ・クラウン スポーツRS
■車両本体価格(税込)=7,650,000円
■全長×全幅×全高=4720×1880×1570mm
■ホイールベース=2770mm
■トレッド=前:1605、後:1615mm
■車両重量=2030mm
■エンジン型式/種類=A25A-FXS /直4DOHC16V
■内径×行程=87.5×103.4mm
■総排気量=2487cc
■最高出力=177ps(130kW)/6000rpm
■最大トルク=219Nm(22.3kg-m)/3600rpm
■モーター形式/種類=5NM:4NM /交流同期電動機
■モーター最高出力=前:182ps(134kW)/---、後:53ps(40kW)/---
■モーター最大トルク=前:270Nm(27.5kg-m)/---、後:121Nm(12.3kg-m)/---
■燃料タンク容量=55L(レギュラー)
■燃費(WLTC)=20.3km/L
■トランスミッション形式=電気式無段変速機
■サスペンション形式=前:ストラット/コイル、後:マルチリンク/コイル
■ブレーキ=前後:Vディスク
■タイヤ(ホイール)=前後:235/45R21
問い合わせ先=トヨタ自動車 TEL0800-700-7700

こんな記事も読まれています

『ランクル40 / 70』にもピッタリ! トーヨータイヤ『OPEN COUNTRY A/T III』がラインアップ拡充
『ランクル40 / 70』にもピッタリ! トーヨータイヤ『OPEN COUNTRY A/T III』がラインアップ拡充
レスポンス
寒いとバカっ速! ラスベガスで完勝ワンツーのメルセデス、懸念のグレイニングも一切出ず「不思議だね」とウルフ代表
寒いとバカっ速! ラスベガスで完勝ワンツーのメルセデス、懸念のグレイニングも一切出ず「不思議だね」とウルフ代表
motorsport.com 日本版
夢だけで終わらせたくない「マイ・バイクガレージ」 たぐちかつみ・マイガレージ回顧録 VOL.01
夢だけで終わらせたくない「マイ・バイクガレージ」 たぐちかつみ・マイガレージ回顧録 VOL.01
バイクのニュース
約99万円! トヨタ新型「“軽”セダン」発表! 全長3.4m級ボディで4人乗れる! 安全性向上&寒さ対策UPの「ピクシス エポック」どんな人が買う?
約99万円! トヨタ新型「“軽”セダン」発表! 全長3.4m級ボディで4人乗れる! 安全性向上&寒さ対策UPの「ピクシス エポック」どんな人が買う?
くるまのニュース
「(次期)セリカ、作ります!」ラリージャパン会場でトヨタ中嶋副社長が明言!! 開発開始を宣言、次期86も「出す」
「(次期)セリカ、作ります!」ラリージャパン会場でトヨタ中嶋副社長が明言!! 開発開始を宣言、次期86も「出す」
ベストカーWeb
スズキ・フロンクスが月販目標の9倍も受注! 絶好調な理由は小さくて安いのに感じられる「高級感」!!
スズキ・フロンクスが月販目標の9倍も受注! 絶好調な理由は小さくて安いのに感じられる「高級感」!!
WEB CARTOP
車載電池のノースボルト、米国で破産法を申請 事業継続にめど
車載電池のノースボルト、米国で破産法を申請 事業継続にめど
日刊自動車新聞
【初試乗!】さらにスポーティになった「メルセデスAMG GT 63 PRO」はポルシェとのGT対決に終止符を打てるか!?
【初試乗!】さらにスポーティになった「メルセデスAMG GT 63 PRO」はポルシェとのGT対決に終止符を打てるか!?
AutoBild Japan
レクサス新型「FF最大・最上級セダン」世界初公開に大反響! めちゃ“斬新グリル”&一文字ライト採用! “6年ぶり”に内外装刷新の「ES」中国に登場!
レクサス新型「FF最大・最上級セダン」世界初公開に大反響! めちゃ“斬新グリル”&一文字ライト採用! “6年ぶり”に内外装刷新の「ES」中国に登場!
くるまのニュース
20年前の個体なのに走行距離301キロ!? 555台の限定車 BMWアルピナ「ロードスターV8」がオークションに登場 極上車の気になる予想価格とは
20年前の個体なのに走行距離301キロ!? 555台の限定車 BMWアルピナ「ロードスターV8」がオークションに登場 極上車の気になる予想価格とは
VAGUE
完璧なシーズンでも届かない、王者の背中。ノリス「たとえミスがなかったとしてもタイトルを手にできたかどうか……」
完璧なシーズンでも届かない、王者の背中。ノリス「たとえミスがなかったとしてもタイトルを手にできたかどうか……」
motorsport.com 日本版
苦手な「前向き駐車」なぜコンビニで推奨されるのか? 「もちろんやってる」「出る時が怖い…」賛否あり!? バック駐車じゃない理由への反響は?
苦手な「前向き駐車」なぜコンビニで推奨されるのか? 「もちろんやってる」「出る時が怖い…」賛否あり!? バック駐車じゃない理由への反響は?
くるまのニュース
今でも現役! いろんなバイクに採用されています。「SOHC」とは?【バイク用語辞典】
今でも現役! いろんなバイクに採用されています。「SOHC」とは?【バイク用語辞典】
バイクのニュース
ダイハツ『タフト』安全性能向上で仕様変更、138万6000円から
ダイハツ『タフト』安全性能向上で仕様変更、138万6000円から
レスポンス
BMW 2シリーズクーペ【1分で読める輸入車解説/2024年最新版】
BMW 2シリーズクーペ【1分で読める輸入車解説/2024年最新版】
Webモーターマガジン
レクサスの末っ子LBXに、次世代モダンインテリア空間を表現したElegantが新登場
レクサスの末っ子LBXに、次世代モダンインテリア空間を表現したElegantが新登場
カー・アンド・ドライバー
荷台が“伸びる”ダイハツ「斬新軽トラ」登場! “画期的”発想の「超ロングボディ仕様」がスゴい! まさかの「実車化」果たした衝撃のモデルでWRCをサポート
荷台が“伸びる”ダイハツ「斬新軽トラ」登場! “画期的”発想の「超ロングボディ仕様」がスゴい! まさかの「実車化」果たした衝撃のモデルでWRCをサポート
くるまのニュース
新車で買える!? トヨタ「シエンタ“SUV”」がスゴイ! 5人乗り仕様もある「小型SUVミニバン」が台湾で人気すぎるワケとは
新車で買える!? トヨタ「シエンタ“SUV”」がスゴイ! 5人乗り仕様もある「小型SUVミニバン」が台湾で人気すぎるワケとは
くるまのニュース

みんなのコメント

12件
  • noc*****
    いろいろと批判の声もありますが、自分はデザインも性能も良い車だと思います。残念ながら庶民の自分にはなかなか手が出ない価格なので、現実的には買いたくても買えないですが。
  • 貧乏アンチが欲しいのに800万払えなくて腹いせにクソコメされまくる車
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

509.9575.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

48.0890.0万円

中古車を検索
クラウンの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

509.9575.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

48.0890.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村