現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > レッドブル・ホンダがF1バーチャルGPで初優勝! アルボンがルクレールとの36周にわたる激闘を制する

ここから本文です

レッドブル・ホンダがF1バーチャルGPで初優勝! アルボンがルクレールとの36周にわたる激闘を制する

掲載 更新
レッドブル・ホンダがF1バーチャルGPで初優勝! アルボンがルクレールとの36周にわたる激闘を制する

 F1の公式ゲームを使ったバーチャルレース「F1 eスポーツ・バーチャルGP」の第4戦が行なわれ、レッドブル・ホンダのマシンを駆るアレックス・アルボンが優勝を飾った。

 新型コロナウイルスの流行に伴い、2020シーズンのF1は7月からの開催を目指して調整を進めている。そんな中、世界中のファンに少しでもF1の興奮を楽しんでもらおうと同シリーズの公式ゲームソフトである『F1 2019』を使ってのバーチャルレースがスタートした。

■佐藤琢磨が動画でファンに呼びかけ「みんなで協力することで必ず収束する時が来る」

 第4戦となる今回はブラジルGPの舞台でもあるインテルラゴスを使用。決勝レースは36周で争われた。今回もシャルル・ルクレール(フェラーリ)、アレックス・アルボン(レッドブル)、ランド・ノリス(マクラーレン)、アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)、ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)、ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)など現役F1ドライバーが参戦。さらに他のスポーツ界から豪華メンバーがエントリーし、ラリー界のレジェンドであるペター・ソルベルグや、クリケット選手のベン・ストークス、欧州サッカーの強豪クラブであるACミラン(セリエA)で活躍中のアレッシオ・ロマニョーリもF1のバーチャルレースに挑戦した。

 予選でポールポジションを獲得したのはストフェル・バンドーン(メルセデス)。しかしスタート直後に大きく挙動を乱し、3番手にいたエンツォ・フィッティパルディ(フェラーリ)を巻き込む形で大きく後退した。実はバンドーンは前日に行なわれたフォーミュラEバーチャルレースにも参加しポールポジションを獲得したがスタート直後にウォールに激しくヒットし後退。このF1バーチャルでも同じような展開となってしまった。

 混乱の中で始まった決勝レースだが、1周目を終えるとアルボンがトップに浮上。2番手にルクレールが続き、前回のF1バーチャル中国GPと同じ顔ぶれでのトップ争いとなったが、その時を遥かに上回る“激闘”が序盤から繰り広げられた。

 3周目のターン4でルクレールがアウトから追い抜きトップに浮上するも、翌4周目のターン1でアルボンがDRSを駆使して逆転。ポジションを下げたルクレールが同じようにホームストレートでDRSを使ってスピードアップし、アウト側からアルボンを抜き返した。このようにお互いがホームストレートでDRSを使いターン1でオーバテイクするという展開が延々と続いた。

 今回も途中に1回のピットストップが必要となるのだが、先に動いたのは2番手を走っていたルクレール。12周目にピットに入るとソフトからハードにタイヤを交換した。一方のアルボンはコース上に留まり続け、16周目にピットストップを敢行。こちらはミディアムタイヤを装着し、戦略が分かれることなった。

 後半スティントに入ってもアルボンとルクレールのオーバーテイク合戦は終わることがなかった。特に19周目にはターン4からターン8までサイドバイサイドのバトルを繰り広げたほか、仕掛けるコーナーをずらすなど、お互いに一歩も譲らないリアル以上に緊迫したバトルを展開した。

 ところが残り13周というとこで流れがアルボンに向き出す。前回のバーチャル中国GPでコース外のわざと使う“超ワイドライン走法”が目立ったため、今回はトラックリミットの取り締まりが強化された。それにルクレールが引っかかってしまい、トラックリミット違反のためレースタイムに3秒加算されるペナルティが与えられたのだ。仮に彼がトップに出たとしてもアルボンを3秒以上引き離さなければ優勝できなくなってしまったのだ。

 それでもルクレールは諦めることなく果敢に攻めていく走りを披露し、アルボンも負けじと応戦しした。結局、36周のレースの間にふたりだけで合計25回もポジションを入れ替え合うという壮絶なバトルとなった。

 序盤から手に汗握るトップ争いとなったが、残り2周でトップに立ったアルボンがルクレールを引き離しトップチェッカー。F1バーチャルGPで初優勝を飾るとともに、バーチャルレースという形ではあるがレッドブル・ホンダに今季初勝利をもたらした。

 2番手でチェッカーを受けたルクレールは前述の3秒加算ペナルティにより3位となり、2位にはラッセルが入り、今回は現役F1ドライバーたちが表彰台を独占する結果となった。

こんな記事も読まれています

次期デリカD5はこうなってほしい!! 唯一無二の価値を持つSUVミニバンへの期待
次期デリカD5はこうなってほしい!! 唯一無二の価値を持つSUVミニバンへの期待
ベストカーWeb
フェルスタッペン予選5番手「ベガス用リヤウイングを作らないという方針がハンデに」タイトルには有利な位置を確保
フェルスタッペン予選5番手「ベガス用リヤウイングを作らないという方針がハンデに」タイトルには有利な位置を確保
AUTOSPORT web
佐藤万璃音、2025年もユナイテッド・オートスポーツからWEC世界耐久選手権にフル参戦
佐藤万璃音、2025年もユナイテッド・オートスポーツからWEC世界耐久選手権にフル参戦
AUTOSPORT web
やっぱたまらんなV型エンジン!! [スカイラインNISMO]とレクサス[IS500]の[パンチ力]にひれ伏した件
やっぱたまらんなV型エンジン!! [スカイラインNISMO]とレクサス[IS500]の[パンチ力]にひれ伏した件
ベストカーWeb
【角田裕毅F1第22戦展望】ファクトリーと現場の連携で活きたレッドブル製リヤサスペンション。改善の継続が7番手に繋がる
【角田裕毅F1第22戦展望】ファクトリーと現場の連携で活きたレッドブル製リヤサスペンション。改善の継続が7番手に繋がる
AUTOSPORT web
エバンスとの実質的な一騎打ちもタナクはトップ譲らず。ヌービルは7番手に挽回【ラリージャパン デイ3】
エバンスとの実質的な一騎打ちもタナクはトップ譲らず。ヌービルは7番手に挽回【ラリージャパン デイ3】
AUTOSPORT web
メルセデス・ベンツCLE 詳細データテスト 快適で上質な走りが身上 動力性能と燃費効率はほどほど
メルセデス・ベンツCLE 詳細データテスト 快適で上質な走りが身上 動力性能と燃費効率はほどほど
AUTOCAR JAPAN
WRCラリージャパンSS12恵那での車両進入事案について実行委員会が声明。被害届を提出へ
WRCラリージャパンSS12恵那での車両進入事案について実行委員会が声明。被害届を提出へ
AUTOSPORT web
2024年も記録保持中!? カローラ ロードスター…… ギネスブックに登録された「日本のクルマの世界一」【10年前の再録記事プレイバック】
2024年も記録保持中!? カローラ ロードスター…… ギネスブックに登録された「日本のクルマの世界一」【10年前の再録記事プレイバック】
ベストカーWeb
80年代バブル期に日本で人気だったMG「ミジェット」に試乗! 英国ライトウェイトスポーツの代表格はいまもビギナーにオススメです【旧車ソムリエ】
80年代バブル期に日本で人気だったMG「ミジェット」に試乗! 英国ライトウェイトスポーツの代表格はいまもビギナーにオススメです【旧車ソムリエ】
Auto Messe Web
【正式結果】2024年F1第22戦ラスベガスGP予選
【正式結果】2024年F1第22戦ラスベガスGP予選
AUTOSPORT web
角田裕毅が予選7番手「大満足。アップグレードへの理解が改善につながった」努力が報われたとチームも喜ぶ/F1第22戦
角田裕毅が予選7番手「大満足。アップグレードへの理解が改善につながった」努力が報われたとチームも喜ぶ/F1第22戦
AUTOSPORT web
勝田貴元、木にスピンヒットも間一髪「メンタル的に難しい一日。明日はタイトル獲得を最優先」/ラリージャパン デイ3
勝田貴元、木にスピンヒットも間一髪「メンタル的に難しい一日。明日はタイトル獲得を最優先」/ラリージャパン デイ3
AUTOSPORT web
クラッシュで50Gを超える衝撃を受けたコラピント。決勝レースの出場可否は再検査後に判断へ/F1第22戦
クラッシュで50Gを超える衝撃を受けたコラピント。決勝レースの出場可否は再検査後に判断へ/F1第22戦
AUTOSPORT web
胸を打つ「上質な走り」 アウディQ6 e-トロン・クワトロへ試乗 優秀なシャシーを味わえる388ps!
胸を打つ「上質な走り」 アウディQ6 e-トロン・クワトロへ試乗 優秀なシャシーを味わえる388ps!
AUTOCAR JAPAN
オーテック&ニスモ車が大集合!「AOG湘南里帰りミーティング2024」で見た「超レア車5台」と「中古車で狙いたいクルマ5台」を紹介します
オーテック&ニスモ車が大集合!「AOG湘南里帰りミーティング2024」で見た「超レア車5台」と「中古車で狙いたいクルマ5台」を紹介します
Auto Messe Web
なぜ潰れた? 名車と振り返る「消滅した自動車メーカー」 32選 後編
なぜ潰れた? 名車と振り返る「消滅した自動車メーカー」 32選 後編
AUTOCAR JAPAN
ラリージャパン3日目、SS12がキャンセル…一般車両が検問を突破しコース内へ進入、実行委員会は理解呼びかけると共に被害届を提出予定
ラリージャパン3日目、SS12がキャンセル…一般車両が検問を突破しコース内へ進入、実行委員会は理解呼びかけると共に被害届を提出予定
レスポンス

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村