スパ・フランコルシャン・サーキットで行なわれているF1ベルギーGP。土曜の予選までが終了した段階では、ルノーが前戦スペインGPから一転して速さを示している。
スペインGPでルノーは2台揃ってQ3に進出ができなかったが、ベルギーGPではダニエル・リカルドとエステバン・オコン両名がQ3へ進出。リカルドは4番手、オコンは6番手と好結果を持ち帰った。
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今回、ルノーはセクター1とセクター3の高速区間でのペースが特に良い。それは彼らが他チームよりも低ダウンフォースのパッケージを選択していることを意味していると考えられるが、リカルドもその理由によって、マシンが”生き生き”としていると示唆した。
リカルドにダウンフォース量について尋ねると、彼は「僕らのはかなり少ないよ」と答えた。
「これは去年からのマシンの性質だと感じている。何らかの理由で、このマシンは負荷が少ないとより“ハッピー”なようなんだ」
「当然、こうした低ダウンフォース仕様ではバルセロナのようなところを走るのは無理だ。でもここのような高速で流れるようなサーキットでは、より小さなリヤウイングの方が良い感じなんだ」
「もう少し選べるウイングがあったとしても、おそらくこのトラックでは今のものを選んでいるだろうね。うまく機能しているんだ」
またリカルドは、大きなリヤウイングから今回の小さいウイングに変更した際に、よりマシンが良好なバランスになっているように感じたとも語っている。
「一般的には、ダウンフォースを失うとフィーリングは悪くなるはずだ。滑ってしまうだろうから、不快感があるはずだ」
「でもいつもそうだとは限らない。僕らは少しだけバランスが良くなったと感じているんだ」
「グリップが増したとは言わないよ。でも知っての通りクルマには前に2本、後ろに2本のタイヤがある。それで彼らも、小さなリヤウイングの時、一緒になってより機能しているように感じられるんだ。それが今のマシンの特徴みたいなんだ」
ただリカルドは、金曜フリー走行で2番手を記録する好調さが、逆に心配だったという。土曜に向けてチームも神経質になっていたと彼は言う。
「実際面白かったよ」
「初日の雰囲気は“うまく行き過ぎだ”みたいなものだった。みんな『ワオ、俺たちが2番手だ。でも知っている……どうせ明日はガッカリするんだ。だって7番手でも十分じゃないんだ』なんて感じだった」
「それで結局、4番手で戻ってくることができた。本当に良い1日だと思うし、今のところ本当に良い週末だ」
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