MCモデル 画像10枚 新エンジン採用も
ルノーは、中型SUV、ルノー・カジャーの改良型を公開した。
2015年に投入された現行モデルのエンジンが見直され、ダイムラーとの共同開発による新型1.3ℓ4気筒ガソリン・エンジンが欧州では採用される。
新採用のユニットは、最高出力140ps、160psの2タイプがあり、どちらもMTとATの設定がある。また、低速域におけるトルクも増大する見込みだ。
ディーゼル仕様の1.5ℓ dCiエンジンについては、NOx排出量の低減を追求したSCR触媒(選択的触媒還元)を用いる「Blue dCi」へと改良。最高出力は、現行型の111psと130psからそれぞれ115psと150psへと向上する。
ルノーによると、カジャーのオーナーはそのデザインを気に入って買う人ばかりなので、クルマの見た目は大きく変えないことにしたという。外観の改良点は、フロントとリアバンパーのデザイン変更、グリルのワイド化とクロームトリムの追加などだ。
ヘッドランプは、ルノーの「Cシェイプ」と呼ばれるデイタイム・ランニングライトを装備し、ウィンカーを一体化。フォグランプは丸型から角型へと変更された。リアランプは、LED後退灯、フォグランプ、ウィンカーを装備する。
タイヤは17インチと19インチのアロイホイールが用意され、ボディカラーにはグレー、ブルー、グリーンの色合いが追加されている。
インテリア シートが新タイプに
室内は、エアコン、ウインドウ、ドアミラーなどのスイッチが多数デザイン変更された。
最後のふたつは発光型スイッチへと変更。ドアパネルのデザインも改良され、収納部を拡大。センターアームレストは固定型からスライド型になる。
シートには特に配慮がなされ、新しいタイプのフォームを採用したことでサポート性能が向上。座面調を調整する機構も追加されている。
また、ドアハンドル、エアベント・サラウンド、センターコンソール・トリムにはメタリック仕上げを適用。ダッシュボードにぴったりと収まるインフォテインメント・システムは、アンドロイドオートやアップル・カープレイに対応する。さらに、後席乗員用にUSBポートがふたつ設けられるのは大きな成果だ。
詳細な価格やスペックについては、2019年第1四半期の発売日間近に公表される予定。エントリーモデルは2万500ポンド(297万円)からの販売になることが予想される。つまり、改良前モデルの1万9790ポンド(287万円)に比べるとわずかな値上げとなる。
実車の公開は、来月のパリ・モーターショーとなる見込みだ。
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