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【待望の次期型】新しいフォード・マスタング ハイブリッドV8 四輪駆動 2022年発売

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【待望の次期型】新しいフォード・マスタング ハイブリッドV8 四輪駆動 2022年発売

次期型マスタング、2022年に登場

text:Lawrence Allan(ローレンス・アラン)

【画像】フォード・マスタング、マツダMX-5、トヨタ・スープラ、ポルシェ・ボクスター、BMW M2【ライバル比較】 全43枚

フォード・マスタングの、次世代モデルが2022年に登場することが明らかになった。

同社のマッスルカーのアイコンモデルには、初めてハイブリッドパワートレインが搭載されると、AUTOCARは予想している。

フォードは積極的に電動化を進めており、2022年までに18のマイルドハイブリッドモデルと、フルハイブリッドモデルの発売を計画している。

次期型マスタングは、そのうちの1モデルとなると言われている。

現行モデルの成功

新しいマスタングは、現行モデルをベースに構築されることが期待されている。

2015年に発表され、初めてグローバルで販売された現行のS550世代は、過去最高となる5万5000台をヨーロッパ全土で販売している。

史上初の右ハンドルのマスタングが販売されたのも、現行モデルだった。

コードネーム「S650」で呼ばれる、次世代のマスタングも、左ハンドルと右ハンドルの両方で提供されることが期待されている。

同社は2017年に、マスタング・ハイブリッドを2020年に市場に投入すると発表していたが、その後計画が変更されている。

同年に、CEOに就任したジム・ハケットが、マスタングにインスピレーションを得た、待望の同社初の量産EVモデル、マスタング・マッハEの市場投入を優先することを決定したためだ。

マッハEの発売が間近に迫った今、マスタングのクーペとコンバーチブルの今後に注目が集まっている。

V型8気筒エンジンのハイブリッド

フォードは、V8オプションを継続することによってファンの期待に応えつつ、燃費改善のためにハイブリッドシステムを導入するだろうと言われている。

2017年に同社が提出した米国特許には「ハイブリッドモデル用のツインモータードライブシステム」の技術図面が添付されている。

そこからは、典型的なマスタングの後輪駆動のV型8気筒エンジンと、「エンジンの反対側に直接取り付けられた」2つの電動モーターの、組み合わせが予定されていたことがわかる。

電動モーターが前軸を駆動し、パフォーマンス走行で後輪が牽引力を失うと、エンジンが後輪を駆動する、四輪駆動となると予想される。

このシステムは、トルク・ベクタリング・システムの提供も可能となっている。

エコモードでは、電力の需要が低く、バッテリーの充電量が多い状況で、エンジンを停止し、効率を向上させることができる。

同様のパワートレインのコンセプトは、最近アメリカで発売されたエクスプローラー・ハイブリッドでも採用されている。

エクスプローラーSUVおよびその兄弟モデルであるリンカーン・アビエーターと同じ、CD6プラットフォームが、次のマスタングに採用される可能性が高いことからも、ハイブリッドの可能性が高くなっている。

プラットフォームの合理化

2018年、同社はプラットフォームのラインナップを、5つの高度にモジュール化されたシャシーで合理化すると発表している。

それには、1つで新しいエクスプローラーや新しいマスタングを含む、すべての後輪駆動と四輪駆動ユニボディ構造モデルをカバーする、シャシーも含まれている。

ハイブリッドと並び、現行と同様に、より安価な非ハイブリッドV8オプションとターボチャージャー付き4気筒エンジンが提供されるかどうかは、まだわかっていない。

同社は最近、効率の低い、英国向けの4ポットのエコブースト・マスタングのオートマティックバージョンを廃止している。

厳しい欧州のCO2排出規制への対応を考えると、従来のV8エンジンが単体で、ヨーロッパで継続される可能性は低いと考えられる。

マスタングらしいスタイリング

テスト車両の目撃情報もなく、デザインの詳細も明らかにされていないが、ユーザーから愛され続けている、マスタングらしいスタイリングが引き継がれることが期待されている。

マッスルカーのスタイリングは、何十年にも渡り緩やかに進化してきており、マッハEが現行マスタングのスタングからインスピレーションを得て、新しいモデルと並んで販売されることを考えると、詳細はモダンに変更されるとしても、伝統的なスタイリングは残されることが予想される。

コンバーチブルを廃止するメーカーもあるが、マスタングにとっては、売上のかなりの部分を占めるため、再び提供される可能性は高いだろう。

関係者からは、スペースの活用および、インフォテインメントや運転支援システムなどの技術に焦点をあてたマッハEよりも、ドライビングに特化したモデルとなることが期待されている。

ハイブリッドシステムが、インテリアスペースに与える影響を最小限に抑える技術により、4人乗りのレイアウトは、現行とほぼ同等となると予想されている。

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