ブガッティ 世界に1台だけの特注車を製作
フランスの自動車メーカーであるブガッティは、1934年のタイプ57 SCアトランティックへのオマージュとして、新型のワンオフモデル「57ワン・オブ・ワン」を発表した。
【画像】世界に1台、自分だけの超高級ハイパーカー【ブガッティ57ワン・オブ・ワンを写真で見る】 全11枚
シロン・スーパースポーツをベースに、内外装を大幅に変更している。生産枠が完売し、後継車のデビューを間近に控えたシロンとしては最後の1台となる。
57ワン・オブ・ワンは、ブガッティを所有したことのない米国人顧客から依頼を受けて製作された。世界で最も美しいクルマとも言われるタイプ57 SCアトランティックのように、「アイコニック」な1台となることを目指している。
磨き上げられた14本の縦スラットを備えた馬蹄形フロントグリルをはじめ、傑出したデザインが採用されている。ボディとホイールに施されたブルーのカラーリングは、オリジナル車両を参照したもので、リアスポイラーの下側にはアトランティックの手描きシルエットと車名の「57 One of One」が書かれている。
その他の部分では、縦置き4本出しマフラー、C字型のサイドプロファイル、際立ったベルトライン、エアロダイナミクスのために大部分が覆われたW16エンジンベイなど、「標準的」なシロン・スーパースポーツを踏襲している。
世界で最も美しいクルマをオマージュ
ブガッティのパーソナライゼーション・プログラム「Sur Mesure」の主任デザイナーであるヤッシャ・ストラウブ氏は、次のように語っている。
「何年もの間、わたしはこのアイコンを再解釈することをぼんやりと夢見ていました。ですから、これまでで最もエレガントなクルマに敬意を表するために何をするか、すでに自分なりのアイデアを持っていました。つまり、わたし達はすぐに腰を据えて、(お客様の)ビジョンを実現するために一緒にデザインを進化させることができたのです」
ブガッティによると、こうした特殊なデザイン要素を取り入れても、439km/hの最高速度に必要な仕様を満たしているという。
インテリアではブラウンのガウチョレザーを大胆に使用し、ドアパネルにアトランティックのシルエットを手縫いであしらい、センターコンソールには車名を記したインレイが施されている。
ヘッドレスには、ブガッティが1926年のタイプ41ロワイヤル以来、最高級車に使用してきた「ダンシング・エレファント」のグラフィックが描かれている。
このワンオフモデルの購入価格は不明だが、4億円超のシロン・スーパースポーツを大幅に上回ることだろう。
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みんなのコメント
イスパノ・スイザのアルフォンソと共に乗ってみたい(動かしてみたい)一台だが叶わん夢だろう。
それのオマージュなぁ……まぁオーナーもブガッティもその気で造ったのだろうからとやかく言うのはヤボというものだろう。
アトランティックの最後の一台がいつかどこからかひょっこり現れでもしたら、並べてみるのも面白いかもな?