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熟成されたモデル末期か? フルモデルチェンジ直後の新型か? 買いのタイミングの正解とは

掲載 更新 13
熟成されたモデル末期か? フルモデルチェンジ直後の新型か? 買いのタイミングの正解とは

 割引率の高さや納期の早さを考えても新型がお得かも?

 熟成の進んだ最終型と新型車では、どちらが良いのか。一般的には新型車を買うほうがメリットは多い。 理由は当然のことだが、新型車は従来型に比べて機能が進化するからだ。たとえばレヴォーグであれば、新型になって走行安定性と乗り心地のバランスが向上した。運転支援機能では、アイサイトXテクノロジーが採用され、渋滞時の手離し走行も可能にしている。

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 今はフルモデルチェンジを受けると、衝突被害軽減ブレーキを中心とした安全装備と、運転支援機能がほぼ確実に進化する。交通事故がクルマにとって最大の欠点であることを考えると、安全装備の進化は重要だ。従って新型車を推奨する。

 しかしユーザーの好みと、フルモデルチェンジの内容次第では、従来型を選びたいこともあるだろう。たとえばレヴォーグの場合、現行型になってエンジンが1.8リッターターボに統合された。従来型の2リッターターボは廃止されたので、高い動力性能を求めるユーザーにとって現行型は物足りない。

 ランドクルーザーは、新型になってクリーンディーゼルターボを加える一方、ガソリンエンジンはV型6気筒3.3リッターツインターボになった。従来型のエンジンはV型8気筒4.6リッターで、独特の豪快な加速感を味わえたから、ユーザーによっては先代型が魅力的と受け取る。

 このほか稀なケースだが、新型車にフルモデルチェンジされた直後にリコールに見舞われ、ユーザーが迷惑を被ることもある。たとえば先代型のフィットやヴェゼルは、ハイブリッドについて複数回のリコールを行った。ATの7速DCTに、不具合が生じたからだ。

 この時は交換用パーツの生産が遅れて、ユーザーがクルマを使えない期間が生じたこともある。あくまでも稀なケースで結果論ではあるが、対策が終了した後で買った方が良かった事例も見受けられる。

 新型は発表時に注文が殺到しがち

 納期の問題もある。スズキの販売店によると「ジムニーは今でも契約から納車までに約1年を要する」という。待ち切れないユーザーにとっては、納期の短い最終型を買ったほうが良かっただろう。値引きなどの購入条件も、基本設計が古くなれば、程度の差はあるが好転してくる。

 ただし一般的には、前述の通り安全装備などが充実する新型を買う方が良い。わざわざ設計の古いクルマを選ぶことはない。発売から5年を経過したクルマを買うと、7年使って売却する時は、発売から12年が経過している。そうなれば売却時の金額も下がってしまう。

 それでも開発者は「生産開始の直後には、細かな変更を加えることはある」という。そこまで気にするなら、生産の開始(受注の開始ではない)から半年を経過した頃に買うのがベストだ。半年を経過すれば、細かな対策も済んでいる。また発売当初の売れ行きが伸び悩んで販売のテコ入れが必要な場合、発売直後に比べて値引きが拡大することもある。

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みんなのコメント

13件
  • レヴォーグはもうすぐ2.4ターボが載るのでどう考えても買い時はそれからです。
  • 輸入車は新しいもの好きやミーハーは新型だろうけど、基本的にモデル末期の最終モデルが絶対に得。
    まず熟成がピークで車輌としてのバランスがベスト。
    更にオプションだった装備がほとんど標準装備。
    そして新型発表直前なので値引きも大幅。
    いい買い物ができる。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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