パナソニックのAV一体型カーナビ「ストラーダ」がモデルチェンジ! 2020年モデルが9月2日に発表された。
10型大画面に有機ELディスプレイでさらなる美しさを追求2020年モデルで目玉となるのはフラッグシップである「F1X PREMIUM10」のグレードアップだ。これまでも10型大画面のフルHDディスプレイで業界トップレベルの高画質映像を誇っていたが、今回新たにディスプレイパネルを「液晶」から「有機EL」へと変更。カーナビ史上最高の美しい映像を手に入れたのだ。
【最新地図で最強のゴリラ】パナソニックのポータブルナビゲーション「Gorilla CN-G1400VD」
有機ELは次世代型ディスプレイとして家庭用大型テレビでも普及が進みつつあるが、市販カーナビとしては業界初採用となる。その特徴はというと、自己発光方式でコントラスト比が高く、映像の基礎となる黒色を黒浮き(バックライトによる光漏れ)させることなく再現できる。明暗が存在するシーンでも明部と暗部それぞれをクッキリと表現できる。また、視野角が広いうえに、低反射フィルムや空気層をなくしたエアレス構造を組み合わせることで外光による映り込みも抑制している。
ディスプレイユニットは厚さ4.7mmの超薄型。バックライトが不要な有機ELだからこその薄さといってもいいだろう。外装フレームには高剛性マグネシウムダイカスト、内部にはハニカム構造を採用することで優れた強度も確保している。
装着可能モデルは430車種以上!従来モデルと同様、フローティングスタイルの「DYNABIGスイングディスプレイ」を採用することにより、10型大画面ながら数多くの車種に装着が可能。このモデルではなんと430車種以上に適合するという(詳細な適合情報は同社ウェブサイトに掲載)。
ディスプレイ部は上下スライド、前後チルト、奥行き調整(取り付け時のみ)、左右各15°のスイングが行え、見やすいポジションにセッティングできる点は従来モデルから継承。フローティングスタイルのカーナビ(ディスプレイオーディオ)が増えるなか、セッティングの自由度の高さは「DYNABIGスイングディスプレイ」ならではの美点だ。
軽量高剛性でブレ対策も万全耐振動性を大幅に向上させているのも見逃せない。路面の凹凸から車両→カーナビ本体→ディスプレイへと伝わる振動を分析し、徹底的に振動を抑えた。さらにディスプレイの重量を従来比約30%減の約0.7kgに軽量化。これらに加えて画面の反射を抑えることで前後の揺れから発生するチラつき感を抑制している。さらにカーナビ全体の軽量化と新シャーシユニットによるディスプレイ保持部の剛性向上により上下の揺れも抑えている。
ディスプレイの高画質化によって、同社だけのブルーレイディスク再生(CN-F1X10BLD)や高感度な地デジ、スマホなどのHDMI接続などのAVソースを一段とリアルに味わえるのもうれしいポイントだろう。
ドラレコやバックカメラも高画質仕様を設定さらに2カメラ型ドライブレコーダーやバックカメラは専用の高画質タイプを新たにラインアップ。HD-TVI接続によって従来(VGA表示モデル)に比べ、約2.6倍の解像度のHD画質で表示可能だ。
全国の詳細市街地図や安全・安心運転をサポートする機能も充実もちろんパナソニックが得意とする「安全」、「安心」機能も充実。全国100%の市街地図をカバーした「詳細市街地図」(無人島など一部を除く)を収録しているほか、ドライバーが運転に注意すべき場所や状況を表示と音声で知らせる「安全・安心運転サポート」、高速道路・有料道路での「逆走検知/警告」などの機能も備えている。
さまざまなニーズに応える充実のモデルラインアップ「F1X PREMIUM10」は、ブルーレイプレーヤー搭載モデルの「CN-F1X10BLD」(想定価格:21万円前後)と、DVDプレーヤー搭載モデルの「CN-F1X10LD」(想定価格:19万円前後)の2種類をラインアップ。
いずれもWEBダウンロードによる無料地図更新最大3年分が付帯している。部分地図更新は2023年12月15日までの最大3年間、2カ月に1回更新する差分データを利用可能で、全地図更新は期間内で1回更新できる。
このほかストラーダの2020年モデルのラインアップには、リーズナブルに大画面ナビが手に入る9型液晶ディスプレイ搭載の「CN-F1D9VD」(想定価格:12万円前後)、200mmワイドサイズボディに7型液晶ディスプレイを搭載した「CN-RE07WD」、2DINサイズボディに7型ディスプレイを搭載した「CN-RE07D」がある。クルマや予算に合わせて最適な1台が選べる。
パナソニックのAV一体型カーナビ「ストラーダ」のプレス向け新製品内覧会へ行き実際に触ってみた。
発表日(2020年9月2日)の午前中に開催されたリモート発表会に出席していたので概要はわかっていたのだが、今回の製品の目玉である大幅改良されたディスプレイユニットを実際に見られるとあってワクワクしていた。まず確認したいのは液晶→有機ELへパネルが変更されたことによる見え方の違いだ。
映像がさらにくっきり!驚くほど黒が締まって見えるさて、ディスプレイボード、デモカーに装着された2020年モデルの実物を見た印象だが……、従来モデルとの違いは明らかであった。
2019年モデルの液晶でも映像は相当にキレイだったのだが、この2020年モデルの有機ELでは確実にワンランクアップしている。なんといってもコントラストが格段に高められており、クッキリ鮮明で気持ちがいい。誰が見ても違いが一目でわかるだろう。
それを顕著に感じられるのがブルーレイ映像で、黒の表現が抜群に優れている。液晶では黒は濃いグレーという感じに少し浮いて見えていたが、有機ELでは真っ黒で締まって見える。夜景などのシーンでは相対的に色彩がより鮮やかに感じられるだろう。
ディスプレイの薄さが際立つ実機を確認して、もうひとつ驚いた点はディスプレイ部の薄さだ。ディスプレイの最薄部は何と4.7mm! 運転席から見ると、まるで「板」のようなイメージだ。画面が10型と大きくても圧迫感がないし、何よりもスタイリッシュな見栄え。
薄さに角度調整時の頼りなさを感じるが、その心配はない。ディスプレイの端をつかんで角度を調整してもたわむようなことはなく、剛性が感じられる。ディスプレイ部は全体的に薄型化されており、上部の操作キーは丸型から楕円型に改められた。操作性も向上している。
●操作キーは楕円型となり使い勝手がアップしている
ドライブレコーダーとバックカメラも高画質化オプションのドライブレコーダーは従来型と同じ形状や基本性能ではあるが、映像出力を有機ELディスプレイに合わせて改良を施したもの。従来型と新型の比較映像を見ると同じシーンでも明らかに精細さが異なり、新型は鮮明ですみずみまではっきりとよく見える。
また、バックカメラについても有機ELディスプレイに対応した新型が登場。こちらも比較映像によると鮮明さがハッキリと異なっているうえに水平方向のカバーエリアが大幅に拡大。従来モデルは146°だったが、新型は180°となっており、左右方向をより広く映し出すことで安心感がグンと高まっているのだ。
今回は短い時間だがそれでも実機に触れることで実力の高さを感じられた。近日中にはデモカーによる実走レポートをお届けするので期待してほしい。
〈文=浜先秀彰 写真(実機検分)=浜先秀彰〉
パナソニック
https://panasonic.jp/car/
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コスト面でも有機ELはまだまだ高いし