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3000馬力!BYDが世界最速496.22km/hを達成した「YANGWANG U9 Xtreme」を世界限定30台で販売する!

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3000馬力!BYDが世界最速496.22km/hを達成した「YANGWANG U9 Xtreme」を世界限定30台で販売する!

BYDのハイエンドブランド「仰望(ヤンワン/YANGWANG)」が開発したEVスーパーカー「YANGWANG U9 Xtreme」が、最高速度496.22km/hを達成。2025年8月に「YANGWANG U9 Track Edition」が記録した472.41km/hを更新、EV世界最速の新記録を樹立した。さらに、ノルトシュライフェ(ニュルブルクリンク北コース)でも6分59秒157を記録した。

YANGWANG U9 Xtreme「U9 Xtreme」の名称は “extreme(極限・極致)”に由来し、「X」は未知や境界を意味する。両者を組み合わせた「Xtreme」は、境界を突破し極限を追求する探究精神を象徴している。

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専用の工場で2024年8月に量産が開始された最大出力約1305馬力、最高速度309.19km/h、0→100km/hを2.36秒で加速、航続距離は約700kmと驚異の性能を誇る現行モデルの「YANGWANG U9」とは異なり、「U9 Xtreme」はサーキット走行専用車として、車両のハード・ソフト両面を全面的にアップグレードされた。

その内容は多岐にわたる。世界初の量産型1200V超高電圧プラットフォームを採用し、30,000rpm高性能モーターを4基搭載。高強度航空アルミニウム製ハウジング、高速ベアリング、970MPaローターといった最高水準の素材を組み合わせ、総出力3,000PS超、パワーウェイトレシオ1,217PS/tを実現した。さらに、「e⁴プラットフォーム」と「DiSus-Xインテリジェント車体制御システム」をサーキット向けに最適化し、車体姿勢制御を導入。最高速だけでなく運動性能の高さを裏付ける超弩級のハイスペックとなっている。

革新的な冷却システムとサーキット仕様ブレードバッテリーで加速性能を大幅に向上U9 Xtremeは冷却システムを刷新し、大流量オイルポンプと立体的モーター冷却方式を採用。システム総効率を従来比133%向上させ、ピーク性能を安定的に維持する。サーキット仕様ブレードバッテリーはセル設計と内部抵抗を最適化し、新開発の二層冷却構造と組み合わせて 30Cの超高放電倍率と高い放熱効率を実現。加速性能・回生制動性能を大幅に向上させ、リン酸鉄リチウム電池の新たな性能基準を打ち立てた。

EV世界最速496.22km/h を記録、「最高速」と「サーキット性能」の両立を証明2025年9月、BYDはEVスーパーカー「YANGWANG U9 Xtreme」をドイツATP認証の下、パペンブルク(ATP Automotive Testing Papenburg)試験場に持ち込み最高速度計測に挑戦。その結果、最高速度 496.22km/h を記録し、電気自動車(EV)の世界最速記録を更新することに成功した。

さらに、ノルトシュライフェ(ニュルブルクリンク北コース)において6分59秒157 の初ラップタイムを計測し、EVスーパーカーとして「最高速」と「サーキット性能」の両立を証明した。

強化された新開発ブレーキと専用セミスリックタイヤで安定した操縦性を実現「U9 Xtreme」は制動系統も大幅に強化されている。新開発のチタン合金カーボンセラミック制動システムを採用し、通気孔とスリットを備えたカーボンセラミックディスクにより摩擦力と放熱性を改善。チタン合金キャリパーは軽量化と剛性強化を両立し、ブレーキフィールを高めると同時に低熱伝導性によりブレーキフルードの沸騰を防ぐ。さらにノルトシュライフェの特性に合わせて ブレーキ制御アルゴリズムを再調整し、177カ所のブレーキングポイントで性能低下を示さず、卓越した制動安定性を発揮した。

YANGWANG(仰望)は2024年のニュルブルクリンクおよび最高速試験データを基に、佳通タイヤ(Giti Tire)と共同で専用のセミスリックタイヤ 「GitiSport e·GTR² PRO」 を開発。防弾衣にも使用される超高強度アラミド繊維を用い、500km/h領域での形状変化を抑制する。非対称トレッドパターンにより高速コーナリング時のグリップ性能とウェット路面での排水性能を両立。さらにサイドウォール強化構造を採用し、超高Gでの旋回時も安定した操縦性を実現している。

EV技術開発を新たなステージへ、世界限定30台で販売「U9 Xtreme」の最高速とラップタイムにおける二重のブレークスルーは、NEV技術開発における新たなマイルストーンであり、中国ブランドBYDが世界の高性能車市場において確固たる技術リーダーシップを確立したことを示している。サーキット専用とは言え、驚異的な性能を持つ車が販売されるということは驚きを隠せない。世界限定30台の「U9 Xtreme」は、最先端技術とコレクターズバリューを併せ持つ希少なモデルとして、自動車史に新たな一章を刻むだろう。

【YANGWANG(仰望)について】2022年に誕生したBYDのフラッグシップ・プレミアムNEVブランドです。革新への探求精神、最先端の技術とデザインを融合し、従来の常識を超えるプレミアムEVを提供しています。

【BYD(比亜迪/BYD Company Limited)について】1994年に充電式バッテリーメーカーとして設立。現在は自動車、軌道交通、新エネルギー、エレクトロニクスの4事業を展開し、世界6大陸・100以上の国と地域・400以上の都市でゼロエミッションエネルギーソリューションを提供。香港と深圳証券取引所に上場、フォーチュン・グローバル500企業。詳しくは https://www.bydglobal.com をご覧ください。

【BYD Autoについて】2003年設立。純電動車およびプラグインハイブリッド車の開発に特化し、バッテリー、電動モーター、パワーエレクトロニクス、車載半導体といった新エネルギー車の全バリューチェーンで中核技術を保有。ブレードバッテリー、DM-i/DM-p/DMOハイブリッド、e-Platform 3.0、CTB構造、DiSusインテリジェントボディコントロールシステム、Xuanjiアーキテクチャなど革新的技術を次々と実用化し、世界で初めて化石燃料車の生産を停止した自動車メーカーとなっています。

Text:アウトビルトジャパンPhoto:BYD

文:AutoBild Japan
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みんなのコメント

55件
  • h45********
    欲しい人は買えば良い。

    僕は要らない。
  • *******
    日本は衰退してから、こう言う世界一を目指さなくなりました。
    もちろんEVすら作れないのでこんな車作れる訳もないけど
    たまに日本は作れるけど作らないとか負け犬の遠吠えみたいなこと言う人がいますが
    そんなところまで日本は落ちぶれたと言うことです
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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