■ベースモデルの「T160」はおよそ2万9000ユーロから
独メルセデス・ベンツは2022年5月2日、欧州にて新型「Tクラス」を発売しました。
【画像】かなり人気が出そう!メルセデス新型「Tクラス」と新型「シタン」はどう違う? (46枚)
新型Tクラスは、同年4月26日に世界初公開されたモデルで、メルセデスのミニバンとしては最小のセグメントに位置づけられます。
ボディサイズは全長4498mm×全幅1811mm×全高1859mm、ホイールベースは2716mmで、乗車定員は5名です。今後、最大7人乗りのロングホイールベースバージョンも追加される予定です。
リアにスライドドアを備え、スライド幅は614mm、開口部は高さ1059mmという「ワイドオープニングスライドドア」で、後席への乗降は子供でも素早く安全におこなうことが可能です。また後席を折りたたむと、荷室の床とほぼフラットにすることが可能です。
登場したのは「T160d」「T180d」「T160」「T180」のディーゼル2グレード、ガソリン2グレードです。ディーゼルモデルは1461ccの直列4気筒ディーゼルターボエンジンを搭載、T160dは最高出力95馬力・最大トルク260Nm、T180dは116馬力・270Nmとなります。
またガソリンモデルは1332ccの直列4気筒ターボエンジンで、T160が102馬力・200Nm、T180が131馬力・240Nmを発生します。
組み合わされるトランスミッションは6速MTまたは7速DCTで、すべてFFとなります。
ベースのT160の車両価格は、2万9314.16ユーロ(日本円で約400万円。ドイツ付加価値税VAT19%込)です。
標準仕様でも7インチタッチスクリーンはスマートフォン連携機能付きMBUXインフォ底面とシステム、タッチコントロールボタン付きマルチファンクションステアリングホイール、エアコン、キーレスエントリーなどを装備しています。
さらにTクラスは「スタイル」「プログレッシブ」というふたつの装備ラインを用意。スタイルは、シートが人工皮革ARTICOとなり、ドアとセンターコンソールのトリムがブラックまたはイエローを採用、高級感を演出します。さらにアンビエントライトやフロントシート後部の折りたたみテーブルが装備されます。外観では16インチ5スポークアルミホイールやダークウインドウが標準となります。オプションの価格は1879.01ユーロ(約26万円)です。
またプログレッシブはよりエレガントになります。シートはブラックの人工皮革ARTICOにホワイトのステッチを施したものになり、ドアとセンターコンソールのトリムはマットシルバーのエレメントになります。さらに16インチ10スポークアロイ・ホイールやLEDハイパフォーマンスヘッドライト、LEDリアライトを装備します。オプション価格は3633.07ユーロ(約50万円)です。
さらにキーレスゴーやワイヤレス充電、リア席用のふたつのUSBインターフェイス、LEDハイパフォーマンスヘッドライト、LEDリアライトなどを装備した「テクノロジーパッケージ」(1558.90ユーロ。約22万円)やナビを装備した「ナビゲーションパッケージ」(773.50ユーロ。約10万円)、運転席/助手席シートヒーターやステアリングヒーター、ヒーター付きフロントガラスを備えた「ウインターパッケージ」(664.02ユーロ。約9万円)などのパッケージオプションも用意されています。
■メルセデス新型「シタン」やルノー新型「カングー」とはどう違う?
メルセデス・ベンツは2021年8月に、欧州で新型「CITAN(シタン)」を世界初公開しています。
新型シタンは、商用車の「シタン・パネルバン」と乗用車の「シタン・ツアラー」を用意。さらに電気自動車(BEV)の「eシタン」を用意します。通常のボディサイズのほか、今後ロングホイールベース版やショートホイールベース版などが追加される予定です。
シタンは、ダイムラーとルノーの業務提携をきっかけに、2012年10月に欧州で登場したスモールバンで、ルノー「カングー」をベースとしたモデルとなり、仏モーブージュにあるルノー関係工場で生産されています。
新型シタンは2代目で、2021年4月に14年ぶりのフルモデルチェンジをはたした3代目新型「カングー」をベースにしています。ベーシックモデルのドイツでの価格は、2万3800ユーロ(日本円で約327万円。ドイツの付加価値税VAT19%込)からとなっています。
※ ※ ※
今回登場した新型Tクラスは、この新型シタンをベースに、インテリアの質感や走りなど、メルセデスらしい作り込みがおこなわれたプレミアム・コンパクトミニバンです。
また2021年5月に登場した「コンセプトEQT」は、新型Tクラスをベースとした電気自動車(EV)を示唆するモデルです。コンセプトEQTの外観デザインは、ひと目でメルセデスのEVシリーズ「EQファミリー」の一員であることがわかるもので、バランスの取れた筋肉質なプロポーションが特徴です。
このモデルをベースにした新型「EQT」も2022年中に世界初公開される予定です。
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みんなのコメント
今日はBMWの記事がまだなのでそちらはのちのち低所得アウディオーナーさんが荒らしに行く予定です^^
だからアウディって嫌われる^^オーナーが変なの多いもんね笑