グレシーニのマルク・マルケスは、ドゥカティ陣営に移籍して間もないが調子を上げており、連続表彰台も記録。移籍後初優勝の達成に向けて彼も自信はあるようだが、勝ちにこだわりすぎてはいないようだ。
マルケスは第4戦スペインGPでドゥカティ陣営移籍後、決勝レースでは初の表彰台を獲得。マシンへの適応も進み調子を上げていることは明らかだった。そして、第5戦フランスGPでも速さを見せた。
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予選では13番手に沈んだマルケスだったが、決勝で1周目から着実にポジションをアップ。レース終盤まで追い上げの展開を続け、最後はホルヘ・マルティン(プラマック)、フランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)と優勝争いを演じた末に2位を獲得した。
コース上でのマルケスの走りを見る限り、彼のドゥカティ陣営での初優勝の時は遅かれ早かれやってくることは確実だと見られている。そして、早ければマルケスの地元戦である次戦カタルーニャGPで、優勝する可能性も十分にある。
ただマルケスとしては、優勝がいずれ可能だということを否定していないものの、それが次戦になる、もしくはいつ勝利できるかに、あまり強くこだわるつもりはないという。
「いや、モンメロ(カタルーニャGP)ではそうはならないだろうと、あえて言いたい。というのも過去の経緯からしてこのコースは(初優勝を)目指すには最悪のコースだからだ」
フランスGP終了後、カタルーニャGPでのドゥカティ陣営加入後初優勝の可能性について、彼はそう答えた。
「でもこのバイクでどんなことができるのか、それを見ていくつもりだ。最初から(可能性を)除外するわけじゃないよ」
「これまでにやってきたのと同じように取り組みを続けていけば、必ず初優勝が達成できると僕は信じている。でも、そのことに執着はしたくない」
「問題はこのバイクでの初優勝が可能なのかということだけど、あのふたり(マルティンとバニャイヤ)を相手にするなら、全ての部分で完璧であることが求められるんだ」
「ル・マンで金曜日に僕らは失敗してしまったのがその例だ。今回はリカバリーできたけど、全てのグランプリでそうはいかない。彼らはどの予選でも失敗していなくて、2列目以内で初められている。それが凄く(レースを)楽にしている。だから僕たちもとても注意深くいく必要がある」
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みんなのコメント
移籍前のマルクがホンダであれだけ乗れてたのがどれだけ凄いかが分かったわ。