現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > トヨタ新型「アイゴクロス」11月に発表! トヨタ3車種目「クロス」 なぜ似たような車名増えた?

ここから本文です

トヨタ新型「アイゴクロス」11月に発表! トヨタ3車種目「クロス」 なぜ似たような車名増えた?

掲載 更新 42
トヨタ新型「アイゴクロス」11月に発表! トヨタ3車種目「クロス」 なぜ似たような車名増えた?

■なぜSUVに「クロス」を採用するのか

 世界的に人気が高まっているクロスオーバー(SUV)ですが、そのユーザーニーズに対応するべく、自動車メーカー各社は複数のSUVを展開しています。
 
 なかでもトヨタはグローバルで大小さまざまなSUVをラインナップしますが、最近の傾向として「●●クロス」という車名が増えています。
 
 このクロスとは、どのような意味があるのでしょうか。

【画像】トヨタ新型「アイゴクロス」世界初公開へ! 斬新デザインのコンセプトがスゴい!(36枚)

 2021年10月5日に欧州トヨタはAセグメントSUVとなる新型「Aygo X(アイゴ クロス)」のティザー画像を公開し、2021年11月に世界初公開することを明かしています。 

 トヨタがラインナップするSUVは、前述のアイゴクロスを始め、「ライズ」、「ヤリスクロス」「C-HR」、「カローラクロス」、「RAV4」、「ハリアー」、「4ランナー」、「ハイランダー」、「ランドクルーザープラド」、「ランドクルーザー」、「セコイア」などが挙げられます(海外モデル含む)。

 また、日本やアセアンなどではダイハツやスズキのOEMとして「ライズ」、「ラッシュ」、「アーバンクルーザー」といったSUVも存在しています。

 そうしたなかで、前述のアイゴクロス、ヤリスクロス、カローラクロスには共通して「クロス」という名称が付けられていますが、どのような意味があるのでしょうか。

 自動車市場では、セダンやミニバンなどと同じようにSUVというジャンルが定着しつつありますが、SUVをさらに区別する「クロスカントリー(クロカン)」「クロスオーバー」という言葉が存在します。

 クロカンは、主にラダーフレームを採用した未舗装路を走るクルマを指し、代表的なものでは前述のランドクルーザーやスズキ「ジムニー」が挙げられます。

 一方のクロスオーバーは、一般的な乗用車と同じモノコックボディを採用したクルマを指します。

 このような違いがあるなかで、日本車において初めてクロスを採用したのが1993年に発売したホンダ「クロスロード」だといわれています。

 その後、1994年にトヨタ初代「RAV4」、1995年にホンダ初代「CR-V」が誕生し、この頃からクロスオーバーSUVというものが徐々に浸透していきました。

 レクサスでは、1996年の「LX(ラグジュアリー・クロスオーバー)、1998年の「RX(レイディアント・クロスオーバー)」、2002年の「GX(グランド・クロスオーバー)」、2014年の「NX(ニンブル・クロスオーバー)」、2018年の「UX(アーバン・クロスオーバー)」とラインナップするSUVにはすべて「X(クロス)」が用いられています。

 ほかのメーカーにおいては、ボルボ「XC(クロスカントリー)」、マツダ「CX(C=クロスオーバー/X=スポーツの意味)」なども使われています。

 また、クロスが使われている国産車として、ホンダ「フィットクロスター」、「フリードクロスター」、スズキ「クロスビー」、三菱「eKクロス」、「eKクロススペース」といったコンパクトカーやミニバン、軽自動車にSUVテイストを盛り込んだクルマにも採用されています。

 国産車の販売店スタッフは「最近では、各社から『クロス』を用いたクルマも増えていますので、お客さまにも『クロス』という名称は浸透していると思います」と話しています。

※ ※ ※

 このようにクロスという名称の歴史は長く、最近では「クロス=クロスオーバー/SUV/アクティブ」という印象が付いていることもあり、ユーザーには浸透しているといえます。

 今後も、新型SUVやSUV風の派生車にクロスの名称が採用されるかもしれません。

こんな記事も読まれています

テスラ・モデル3 & モデルY用が販売開始、HKSのサスペンション「ハイパーマックス S」
テスラ・モデル3 & モデルY用が販売開始、HKSのサスペンション「ハイパーマックス S」
レスポンス
「2年で製品化」 中国車メーカーへ移籍のデザイナー、シュテファン・ジーラフ氏に聞く 欧州との違いは?
「2年で製品化」 中国車メーカーへ移籍のデザイナー、シュテファン・ジーラフ氏に聞く 欧州との違いは?
AUTOCAR JAPAN
ホンダ「“次期型”フィット」どうするべき!? 「ターボ+MT」&「タイプR」もアリ? “大人気”だった「コンパクトカー」に望むモノとは
ホンダ「“次期型”フィット」どうするべき!? 「ターボ+MT」&「タイプR」もアリ? “大人気”だった「コンパクトカー」に望むモノとは
くるまのニュース
バイクのタイヤサイズ、最後の謎アルファベットの意味とは?
バイクのタイヤサイズ、最後の謎アルファベットの意味とは?
バイクのニュース
日産、EV需要変動に「柔軟に対応」 電動化のペース調整? 中国市場は "独自モデル" で販売強化へ
日産、EV需要変動に「柔軟に対応」 電動化のペース調整? 中国市場は "独自モデル" で販売強化へ
AUTOCAR JAPAN
ベントレーの次世代モデル、新V8ハイブリッド搭載へ…パワーは750馬力以上
ベントレーの次世代モデル、新V8ハイブリッド搭載へ…パワーは750馬力以上
レスポンス
マツダ「RX−7」ベースの貴重なRE雨宮「幻気-7」を熱意で譲ってもらいました! サーキットからストリートまで快適仕様で楽しんでます
マツダ「RX−7」ベースの貴重なRE雨宮「幻気-7」を熱意で譲ってもらいました! サーキットからストリートまで快適仕様で楽しんでます
Auto Messe Web
あおり運転の如くに車間距離を詰められた時どうしたらいい? その対処法と運転免許を保有している意味について解説
あおり運転の如くに車間距離を詰められた時どうしたらいい? その対処法と運転免許を保有している意味について解説
LE VOLANT CARSMEET WEB
矢野特殊自動車、荷室側面が1枚パネルの温度管理トレーラーを開発
矢野特殊自動車、荷室側面が1枚パネルの温度管理トレーラーを開発
日刊自動車新聞
【最新モデル試乗】新たなメルセデスの形。環境性能と快適性を徹底追求したEクラスの気になる完成度
【最新モデル試乗】新たなメルセデスの形。環境性能と快適性を徹底追求したEクラスの気になる完成度
カー・アンド・ドライバー
日産内田社長、ホンダとの協業「スピード感を持って結論を出したい」[新聞ウォッチ]
日産内田社長、ホンダとの協業「スピード感を持って結論を出したい」[新聞ウォッチ]
レスポンス
バイクニュース今週のダイジェスト(5/6~10)
バイクニュース今週のダイジェスト(5/6~10)
バイクブロス
「ガソリン安くなるし最高!」意外と知らない人多し! 運転免許には隠れた秘密? ちゃんとした人が受けられる優遇とは
「ガソリン安くなるし最高!」意外と知らない人多し! 運転免許には隠れた秘密? ちゃんとした人が受けられる優遇とは
くるまのニュース
最近気温が高い…!涼しいツーリングスタイル
最近気温が高い…!涼しいツーリングスタイル
バイクのニュース
めちゃ売れてる! “MTアリ”の日産「最小&最安SUV」! アンダー120万円&全長4m以下ボディの「マグナイト」が印で愛される理由とは
めちゃ売れてる! “MTアリ”の日産「最小&最安SUV」! アンダー120万円&全長4m以下ボディの「マグナイト」が印で愛される理由とは
くるまのニュース
NOKとENEOS、摩擦40%低減の「自己潤滑ゴム」開発
NOKとENEOS、摩擦40%低減の「自己潤滑ゴム」開発
レスポンス
メルセデス元技術責任者のパディ・ロウ、古巣の”復活”は簡単ではないと推測「F1で良いマシンを手にでき時、それは幸運だと思わなければいけない」
メルセデス元技術責任者のパディ・ロウ、古巣の”復活”は簡単ではないと推測「F1で良いマシンを手にでき時、それは幸運だと思わなければいけない」
motorsport.com 日本版
ホンダ新型「カクカクSUV」ワイルド&上質な“縦グリル”がスゴい! 新型「WR-V」人気のカスタム仕様とは?
ホンダ新型「カクカクSUV」ワイルド&上質な“縦グリル”がスゴい! 新型「WR-V」人気のカスタム仕様とは?
くるまのニュース

みんなのコメント

42件
  • アイゴー
    韓国専用車かと思った。
  • 気持ち悪いデザイン。
    しかもアイゴってPSAと共同開発してたシティコミューター的な車でしょ?
    小さいから取り回しやすくて使い勝手が良い車をわざわざでかくする意味が解りません。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村