いよいよ今日から新しい元号「令和」となった。そこで、平成の時代に誕生した記憶にとどめておきたいスポーツカーたちを、図鑑風に紹介していこう。令和の最初に紹介するのは、ホンダ・シビックのタイプRだ。
インテグラに続きシビックにもタイプRが登場、初代は世界最速の1.6Lハッチの一台!
「ホンダ・シビック タイプR(EK9型:1997年8月発売)」
1970年代のスーパーカー図鑑(1)「ランボルギーニ カウンタック」
ファミリー向けのハッチバックとして生まれながら、次第にスポーツ性を増していったホンダ・シビック。そのひとつの集大成とも言えるの、シビック タイプRだ。初代のタイプRは、6代目シビックのマイナーチェンジの時に追加設定された。
パワートレーンは1.6L 直4DOHC VTECのB16B型。最高出力は8200rpm、最大トルクは7500rpmで発生するという、前回紹介したインテグラ タイプRのエンジンよりもさらに超高回転型だ。ドライバーの意思に即応する高出力と高回転域の伸びは刺激的だった。
低重心なボディに加えさらに車高をダウンしてロールを抑え、ハードサスペンション、ヘリカルLSDの採用により、そのままでもモータースポーツに参加できるような性能を与えられた。
ボディは軽量化され、前後スポイラーなどのエアロパーツ、レカロ製のバケットシート、MOMO製のステアリング、チタン製のシフトノブなど、内外装に専用のパーツが採用されていた。
2001年にはフルモデルチェンジして2Lの直4DOHC i-VTECとクロスレシオの6速MTを採用。イギリスで生産されて日本に導入された。
07年のフルモデルチェンジでは、パワートレーンはそのままに4ドアセダンとなる。数少なくなったスポーツFFセダンとしての存在感は依然として高かった。
シビック タイプR(1997年)主要諸元
●全長×全幅×全高:4180×1695×1360mm
●ホイールベース:2620mm
●重量:1040kg
●エンジン型式・種類:B16B型・直4 DOHC
●排気量:1595cc
●最高出力:185ps/8200rpm
●最大トルク:16.3kgm/7500rpm
●トランスミッション:5速MT
●タイヤサイズ:195/55R15
●価格:199万8000円
[ アルバム : シビック タイプR はオリジナルサイトでご覧ください ]
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