メルセデス・ベンツは2016年6月6日、ドイツのシュツットガルトで新型の「Eクラス ステーションワゴン」を世界初公開した。これが6世代目となる。新型Eクラスのセダンについては2016年1月のデトロイトショーで披露されているが、ワゴンの発表の場はメルセデスが冠スポンサーとなっているテニス大会である、「メルセデス選手権」の開催にタイミングを合わせて設けられた。
新型Eクラスは「メルセデス史上、もっとも知的なワゴン」を目指して開発され、人が近づくだけでドアロックを解除するだけでなく、テールゲートを開けてくれる「キーレスGO with ハンズフリー・アクセス」機能もオプションで備えている。2列目シートは「40対20対40」の割合で3分割が可能で、カーゴスペースはミニマムの670Lから最大で1820Lという大容量を達成。もちろん3列目シートも用意されている。
欧州仕様の搭載エンジンはディーゼルが2種類とガソリンが3種類。ディーゼルは2.0L直4の「E200d」と「E220d」、3.0L V6の「E350d」という3グレードを展開。ガソリンは2.0L直4の「E200」と「E250」、3.5LのV6に四輪駆動を組み合わせた「E400 4MATIC」、さらにAMGがチューニングした3.0LV6ツインターボと四駆システム、スポーツサスペンションなどを装備する「メルセデスAMG E43 4MATIC」という4グレードが用意された。トランスミッションは全モデルが9速オートマティックの「9G-TRONIC」にアップデートされている。
なお、セダンも含めて、新型Eクラスの日本国内への導入のタイミングや価格などについては、まもなく発表されるだろう。
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