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ベントレー、新型ベンテイガの生産を開始。まずはV8モデルからデリバリーをスタート

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ベントレー、新型ベンテイガの生産を開始。まずはV8モデルからデリバリーをスタート

Bentley Bentayga

ベントレー ベンテイガ

ポルシェ、タイカンのカットモデルやフォーミュラEを展示。電動モビリティの特別展をベルリンで開催中

クルー工場のラインはフル稼働へ

ベントレー モーターズは、新型「ベンテイガ」の生産を2020年7月20日にスタートした。アッセンブリーを行うのはベントレーのホーム、英国クルー工場。欧州市場へのデリバリーを間もなく開始する。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大により生産中止を余儀なくされていたクルー工場は、2020年5月11日に再稼働を果たしている。徹底したソーシャルディスタンスや移動経路の交通整理、洗面所の使用人数制限など、250に及ぶ新ガイドラインのもと、スタッフの安全を確保しながら操業規模を50%から100%まで順次拡張してきた。

工程や設備を基本から「カイゼン」

新型ベンテイガは、生産ラインに100名以上のスタッフが携わり、43もの工程を経て完成に至る。ベントレー モーターズの生産担当取締役、ピーター・ボッシュは説明する。

「新しいベンテイガは、世界に類なき自動車工場で働くすべてのスタッフの尽力と情熱、才能の証です。このような早い段階で、お客さまが期待し、そして我々自身が定める厳しい基準を満たした車両を生産できることは、大変に素晴らしい快挙です。生産再開を前に、我々はソーシャルディスタンスを確保しながらそれぞれの工程の効率を最大限確保し、業界をリードするテクニックを駆使できるかどうかを徹底的に検証しました」

1500名を超えるスタッフは、生産時の無駄を最大限排除するべく教育プログラムを受講。設備自体も人間工学から見直し、より工程を安全にシフト。部品の配置や動きを改善することで、移動距離や待機時間も減らしている。

最新のベントレー流エクステリアデザイン

改良新型ベンテイガは新しいベントレーの事業戦略「ビヨンド 100」のもとで発売される第一弾のモデル。第3世代のコンチネンタルGTや新型フライングスパーに通じるエクステリアデザインを採用している。

フロントでは各82個のLEDを搭載したヘッドランプが存在感を主張。22個のウォッシャージェットを備えたヒーター付きワイパーを初めて採用している。

リヤ周りは、ハッチゲートがほぼ車幅いっぱいに開くデザインへ変更。リヤトレッドを20mm拡大し、よりダイナミックなテイストを強めている。

新型フライングスパーのガジェットを継承

内装も、ダッシュボードやステアリングホイール、ドアトリム、シートなどを一新。10.9インチのディスプレイを備え、最新のインフォテインメントシステムも搭載した。最新コンチネンタルGTシリーズ同様にeSIMも採用しているので、通信環境も申し分ない。また、高解像度のデジタルメーターのグラフィックもより見やすいデザインへと変更し、表示のバリエーションも増やしている。

後席には新型フライングスパーで導入した大画面タブレットを格納。タッチスクリーンを備えた筐体は、取り外して使用することもできる。

PHVやW12モデルも追って年内に導入予定

パワートレインは、まず550ps/770Nmを発生する4.0リッターV型8気筒モデルから投入。2020年中にプラグインハイブリッド、及びW12を搭載した「ベンテイガ スピード」も追加するという。

3代目コンチネンタルGT、新たなフラッグシップたるフライングスパーと、新世代モデルで着実に歩みを進めるベントレー。一層賑わいの増すラグジュアリーSUV界に、新しくなったベンテイガはいかなる風を吹き込むか。

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