現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 国内自動車メーカーの総合イノベーションランキング、3位マツダ、2位日産、1位は?

ここから本文です

国内自動車メーカーの総合イノベーションランキング、3位マツダ、2位日産、1位は?

掲載 52
国内自動車メーカーの総合イノベーションランキング、3位マツダ、2位日産、1位は?

総合イノベーションランキングはスバルが1位に

J.D. パワー 2021年日本自動車テクノロジーエクスペリエンス調査では、自動運転支援等の先進技術をはじめとする32機能・装備について、購入した新車の装備状況や利用上の不具合経験、利用評価、今後の意向等を捉えている。

乗ってわかったホンダ初の量産型EV「Honda e」の評価が高い理由

機能・装備の充実と高評価、商品魅力度向上に有効

先進技術をはじめとする各種機能・装備の充実度と利用者の評価を元に算出する総合イノベーションランキングで対象全ブランド中首位となったのはスバルであった。ラグジュアリーブランドではメルセデス・ベンツが首位となった。

先に発表されたJ.D. パワー 2021年 日本自動車商品魅力度(APEAL)調査℠でも、スバルやメルセデス・ベンツは高評価となっており、優れた新機能・装備で他社に先行することが、市場競争力を高める上で有効であることが明らかとなった。

「分かりにくさ」「使いにくさ」、多くの新機能・装備に共通した課題

一定数以上のユーザー評価を得た先進技術13機能・装備のうち8機能・装備において、「(機能・操作が)分かりにくい/使いにくい」ことが不具合指摘として最も回答が多かった。このことから、新しい機能・装備は多くの場合ユーザーがストレスなく使用できるものとはなっておらず、ユーザビリティの改善が課題であることがわかった。

販売店スタッフによる説明、新機能・装備普及へのカギ

自動運転支援機能(アクセル操作支援、ハンドル操作支援の両方を同時に利用できる車両を機能ありとしている)について、自動車販売店のスタッフによる機能の説明があった場合のエグゼキューションインデックス(新機能・装備利用者の評価)は806ptで、説明が無かった場合の783ptを23pt上回った。

この傾向はほとんどの機能・装備で見られており、販売店スタッフによる機能・装備説明がユーザーの理解や習熟を促し、利用評価向上に寄与することを示唆している。新機能・装備の市場導入に際しては、販売店へのトレーニング、説明力強化支援もあわせて必要といえる。

装備の要否、性能の過不足を判断する仕組みが望まれる

機能・装備の利用経験率を見ると、52%~97%と機能・装備により差がみられた。最も利用経験率の低い「後席会話支援システム」の非利用者に利用しない理由を尋ねたところ、約半数(49%)が「必要ない」と回答した。ユーザーニーズを見極め、無駄な機能・装備を無くすための仕組みの見直し、強化が望まれる。

J.D. パワー 2021 年 日本自動車テクノロジーエクスペリエンス調査℠ 、各部門の No.1 を発表

【イノベーションブランドアワード】

総合:スバル

ラグジュアリー:メルセデス・ベンツ

先進技術カテゴリー別アワード

<利便装備>

ラグジュアリー:不成立

マスマーケット:トヨタ アルファード(デジタルルームミラー)

<安全・運転支援>

ラグジュアリー:不成立

マスマーケット:スバル フォレスター(後退時衝突被害軽減ブレーキ)

<インフォテイメント/コネクティビティ>及び<エネルギー/サステナビリティ>カテゴリーは社内基準を満たさなかったため本年は不成立。

J.D. パワー 2021年日本テクノロジーエクスペリエンス調査℠概要

年に一回、新車購入後2~13ヶ月経過したユーザーを対象に、自動運転支援をはじめとする各種機能・装備につ

いて、購入した新車の装備有無や利用上の不具合経験、利用評価、今後の意向等を捉えている。機能・装備毎の不具合経験と利用評価を元に1,000ポイント満点とするエグゼキューションインデックスを算出。

さらに、すべての機能・装備別エグゼキューションインデックスと装備普及率を元に、各ブランドがどれだけ迅速、効果的に新しい機能・装備を市場導入しているかを示す総合イノベーションインデックスを算出している。

実施期間:2021年5月~6月

調査対象:新車購入後2~13ヶ月経過したユーザー(18歳以上)

調査方法:インターネット調査

調査回答者数:19,615

構成/ino.

こんな記事も読まれています

あおり運転 コロナ禍後に遭遇率が「大幅上昇!」依然として深刻だが期待される“装備”の存在も
あおり運転 コロナ禍後に遭遇率が「大幅上昇!」依然として深刻だが期待される“装備”の存在も
乗りものニュース
ハミルトン初日6番手「マシンは改善しつつあるが、マクラーレンほど速くない」メルセデス/F1第12戦
ハミルトン初日6番手「マシンは改善しつつあるが、マクラーレンほど速くない」メルセデス/F1第12戦
AUTOSPORT web
500馬力超え! 日本専用の「新型スーパーカー」発表! 鮮烈レッドの「V8エンジン」をミッドシップ搭載! 情熱の“炎” モチーフの「レッドフレイム」とは
500馬力超え! 日本専用の「新型スーパーカー」発表! 鮮烈レッドの「V8エンジン」をミッドシップ搭載! 情熱の“炎” モチーフの「レッドフレイム」とは
くるまのニュース
素人から見れば「お客」を乗せるか「荷物」を載せるかの違い! じつは大型バスとトラックは「運転感覚」も「運転手法」もまったく異なる乗り物だった
素人から見れば「お客」を乗せるか「荷物」を載せるかの違い! じつは大型バスとトラックは「運転感覚」も「運転手法」もまったく異なる乗り物だった
WEB CARTOP
セルジオ・ペレス、F1イギリスGP決勝を前にPU交換。ピットレーンスタート決定もポジションの損失は少なく
セルジオ・ペレス、F1イギリスGP決勝を前にPU交換。ピットレーンスタート決定もポジションの損失は少なく
motorsport.com 日本版
クルマに「ウッディぶら下がってる!」大丈夫なのか? 付けちゃいけない場所とは
クルマに「ウッディぶら下がってる!」大丈夫なのか? 付けちゃいけない場所とは
乗りものニュース
[15秒でわかる]アウディ『RS Q8パフォーマンス』…トップモデルにふさわしいアップデート
[15秒でわかる]アウディ『RS Q8パフォーマンス』…トップモデルにふさわしいアップデート
レスポンス
悩める名門TEAM IMPUL、チームが抱える課題を星野一樹監督が分析。富士テスト初日には車両スワップにもトライ
悩める名門TEAM IMPUL、チームが抱える課題を星野一樹監督が分析。富士テスト初日には車両スワップにもトライ
motorsport.com 日本版
中古車で「修復歴アリ」の事故車を検討しています。買っても大丈夫なのでしょうか? またチェックするポイントはあるのでしょうか?
中古車で「修復歴アリ」の事故車を検討しています。買っても大丈夫なのでしょうか? またチェックするポイントはあるのでしょうか?
くるまのニュース
小椋藍、熾烈な表彰台争いを制して3位。優勝は逃げ切ったアルデゲル|Moto2ドイツ
小椋藍、熾烈な表彰台争いを制して3位。優勝は逃げ切ったアルデゲル|Moto2ドイツ
motorsport.com 日本版
路面が「丸い凹み」だらけの道路、どんな意味? なぜ白い? 作り方は意外とアナログ…?
路面が「丸い凹み」だらけの道路、どんな意味? なぜ白い? 作り方は意外とアナログ…?
乗りものニュース
【MotoGP】ファビオ・ディ・ジャンアントニオ、VR46残留決定か。ドゥカティとの直接契約でファクトリーバイクをゲットへ
【MotoGP】ファビオ・ディ・ジャンアントニオ、VR46残留決定か。ドゥカティとの直接契約でファクトリーバイクをゲットへ
motorsport.com 日本版
ロータス初の4ドアGT 新型「エメヤ」ってどんなクルマ? ドイツで乗ってわかった EVのなかにある“ロータスらしさ”とは
ロータス初の4ドアGT 新型「エメヤ」ってどんなクルマ? ドイツで乗ってわかった EVのなかにある“ロータスらしさ”とは
VAGUE
約300万円! 日産「“2ドア”コンパクトカー」登場! “旧車デザイン”が超カッコイイ! 豪華レトロ&ホワイト内装の「フィガロ」米で落札
約300万円! 日産「“2ドア”コンパクトカー」登場! “旧車デザイン”が超カッコイイ! 豪華レトロ&ホワイト内装の「フィガロ」米で落札
くるまのニュース
【2024年版】トヨタ ハリアーVSレクサス NXを徹底比較
【2024年版】トヨタ ハリアーVSレクサス NXを徹底比較
グーネット
モーターマガジンMovie 週間視聴回数BEST5 プラス1(2024年6月30日~7月6日)
モーターマガジンMovie 週間視聴回数BEST5 プラス1(2024年6月30日~7月6日)
Webモーターマガジン
“小ワザ”が効いた最新収納アイテムをピックアップ!【特選カーアクセサリー名鑑】
“小ワザ”が効いた最新収納アイテムをピックアップ!【特選カーアクセサリー名鑑】
レスポンス
「クルマ良い感じ!って初めて言いました(笑)」山下健太、猛暑の中記録した2番手タイムにかつてない自信。SF後半戦台風の目となれるか?
「クルマ良い感じ!って初めて言いました(笑)」山下健太、猛暑の中記録した2番手タイムにかつてない自信。SF後半戦台風の目となれるか?
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

52件
  • >ラグジュアリーブランドではメルセデス・ベンツが首位

    ベンツ乗ってるが、超使い難いインターフェイス、よく起こるバグ、そして極め付けは昭和時代の標準にも劣るバカナビには辟易している。
    本当に実態やユーザー評価がどこまで反映されているのか、極めて疑わしい調査結果ですね。
  • 米国の評価はあまり気にしないほうがいい。 韓国車のような何処か壊れて改善を毎回行っていると評価が上がり、ドイツ車や日本車のように、全然異常がなくて、静か過ぎて風切り音も小さくても気になる人は改善要求してきて改善できないからと言って評価を下げたりしているため、何が正しいのかわからなく評価の参考にならない。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

540.0872.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

19.02199.0万円

中古車を検索
アルファードの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

540.0872.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

19.02199.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村