「ふるさと納税」返礼品にはバイク好き、クルマ好き大注目のアイテムも
2008年の制度制定から2020年で12年を迎えた「ふるさと納税」制度。全国の市町村の中から任意の自治体を選んで寄附をし、その寄附額から2000円を差し引いた金額が翌年の税金から控除されるという制度です。
【関連画像14枚】最高寄附額139万4000円でもらえる超高額工具レンチトルシャットってどんなの?
この「ふるさと納税」制度を利用した人への返礼品として、その地域の特産品や有名な工業製品、観光プランなど返礼品として用意する市町村が多くなっています。
用意された返礼品の中には、バイク乗り向けの宿泊施設であるライダーズハウスへの宿泊プランや、ガレージグッズ、車メーカーの非売品グッズなど、乗り物好きにはたまらないものもあります。
そんな乗り物好き大歓喜の返礼品の中でも、ずば抜けたラインアップの豊富さを誇り、特に目立っていたのが「大阪府河内長野市」が用意する有名工具メーカー「TONE」の工具セットです。
河内長野市は大阪府の南、和歌山県と奈良県に面する大阪府の市で人口は約10万人、「TONE」を始め、たくさんの企業の工場が集まる工業地域としての側面を持っています。
190品を用意!! 大阪府河内長野市の返礼品「TONE」の工具がスゴイ
大阪府河内長野市が用意するのは、返礼品の定番とも言える地酒や地元農家が作る玄米などの特産品のほか、河内長野市寿町に工場をかまえる工具メーカー「TONE」の工具。対応する寄付額の幅も6000円で贈られる「インパクト用ロングホイルナットソケット」から139万4000円で贈られる「ナット回転角レンチトルシャット TN24E−1T」までと極めて幅広く、サイズ違いや色違いも含めるとなんと190種類もの「TONE」製品を返礼品としてラインアップしています。
工具メーカーの「TONE」といえば、『スーパーカブ』の著者でバイク小説家のトネ・コーケンさんのペンネームの由来にもなった有名工具メーカー(コーケンも同じく有名な工具メーカーです)で、1941年のブランド設立から約80年もの間、その精密さと使いやすさでプロからサンデーメカニックを楽しむ人にまで親しまれています。
また、「TONE RT SYNCEDGE 4413」というレースチームのメインスポンサーをしており、このチームが大きく「TONE」のロゴが入った赤いBMW S1000RRなどを駆ってロードレース選手権や鈴鹿8耐に参戦。
モータースポーツの世界で「TONE」のロゴマークを目にしたことがある人も多いのではないでしょうか。
工具は一度買えば基本的に長く使えるものですし、工具の性能が修理の結果や出来栄えを左右することもあります。折角なら、信頼できる工具メーカーの製品をを選びたいところです。
「ふるさと納税」制度をうまく活用すれば、思い切った奮発をしなくても、高品質な「TONE」の工具を手に入れられそうです。
下記に大阪府河内長野市への「ふるさと納税」を行うと贈られる「TONE」製の返礼品のごく一部をご紹介します。
寄付額6000円(最低額)インパクト用ロングホイルナットソケット各種
自動車用ホイールナットの締付け・緩め作業専用のホイルナットソケット。ナットが接触する部分にはゴムクッション付きで、傷つきやすい化粧ナットの損傷を防ぐ。サイズは二面幅寸法で17、19、21、22(各mm)の4種類をラインアップ。
定価は2590円~2940円(寸法によって異なります)。
寄付額9000円 ビットラチェットセット BR6S
細かな送り角度と早回し機能により、狭い場所での作業に便利な差替式のビットラチェットセット。ラチェットハンドルと使用頻度の高い差し替え等のビット(+ビット3本、−ビット3本の計6本)をセットにした充実の内容。
定価は4170円。
寄付額1万7000円 ツールケース BX420S
Vの字型に展開する2段式の工具箱。本体部分の大きさは全長396×幅220×高さ200(各mm)で、使用頻度の高い工具を収納したり、クルマへの車載にもピッタリのサイズ感。
定価は1万1700円。
寄付額3万2000円 ハンディデジトルク H3DT135
ラチェットハンドル、スピンナハンドルなどの手動用ハンドル類と、ソケットの間に取り付けて使用するデジタル式のトルク測定器。目標トルクに近づくと、ブザー音(断続)でお知らせするオーバートルク防止機能を搭載。
定価は1万3800円。
寄付額5万8000円 エアーインパクトレンチ AI4161
最大出力トルク右回転510Nm、左回転570Nmのインパクトレンチ。アルミニウム合金製ハンマーケースと特殊強化樹脂ボディを採用し、1.2kgの軽量化を実現している。
定価は3万4580円。
寄付額7万2000円 エアーベルトサンダー ABS10
10mmのスリムなベルト幅で、狭い面積やへこみ箇所などを研磨できる電動研磨機。金属加工のバリ取りや面取り、溶接ビード削り、サビ取り、塗装剥離、曲面の仕上げなどに便利。
定価は4万4000円。
寄付額10万2000円 ツールセット 700S
ビットラチェットやスパナセット、ペンチなど、定番の工具がV型に展開するツールケースに入ったセット。
定価は7万4510円。
寄付額27万2000円 ワークキャビンセット TCA480
基本の工具に加えてラジオペンチや強力ニッパーなどの便利な工具が2段の引き出しの付いたワークキャビンに入ったセット。
定価は16万7700円。
寄付額58万7000円 強力パワーレンチ P300A
大型ボルト・ナットの締付けおよび緩め作業に適した倍力機構付のレンチ。小さな力で高トルクを出力できる。P300Aの下限トルクは300、上限トルクは3000(各N・m)。
定価はオープン価格
寄付額84万4000円 1次締め専用レンチ建方1番(六角ボルト用)
溶融亜鉛めっき高力六角ボルト用1次締め専用レンチ。1台でM16からM24までの4サイズに対応する。ロック機構付のトルク調整ノブで締付トルクの強弱調整が可能。
オープン価格。
寄付額139万4000円(最高額) ナット回転角レンチトルシャット TN24E-1T
F8T溶融亜鉛めっき高力M22・M24兼用のナット回転角レンチ。12G溶融亜鉛めっき高力M20にも対応する。設定角度で自動停止するので、高精度で均質な角度締めが可能。
定価は63万2000円。
株式会社トラスト・バンクが運営するふるさと納税専用サイト「ふるさとチョイス」では、この他にもたくさんの「TONE」製返礼品を見ることができます。
定価が数十万円の返礼品もあるけど、誰でも実質2000円で入手できるの?
実質2000円の負担でできる寄附がいくらまでなのかは、自分の収入や納税者区分、家族構成によって異なります。その大まかな金額は、ふるさと納税専用サイトの「ふるさとチョイス」や「さとふる」などに備えられたシュミレーション機能で簡単にチェックすることができます。
例えば、年収600万円で扶養する配偶者と子供がいるサラリーマンの場合約6万円、年収300万円の単身者世帯の場合には約2万8000円程度まで、実質負担額2000円で希望の自治体に寄附ができる=返礼品を受け取ることができます。
画像の上限額は返礼品掲載数NO.1を誇る ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」の「控除上限額かんたんシュミレーション」で算出したものです。同サイトの簡易版でない「控除上限額シュミレーション」に社会保険料等の金額などの項目を入れて算出すれば、より正確な金額を知ることができます。
例えば、5万8000円の寄附で受け取ることのできるTONE製の返礼品「エアーインパクトレンチ AI4161」は定価が3万4580円ですから、控除上限額が6万円の人がこの返礼品を選択して実質負担額2000円で手に入れば、なんと3万2580円もお得ということになりますね!!
そもそも、ふるさと納税って何?
このように魅力的な返礼品が揃う「ふるさと納税」、「とてもお得」というような声を巷でよく聴きますが、ふるさと納税とは実際にどのような制度で、一体何がそんなにお得なのでしょうか。総務省のふるさと納税ポータルサイトを確認してみると、以下のようになっています。
「納税」という言葉がついているふるさと納税。
実際には、都道府県、市区町村への「寄附」です。
一般的に自治体に寄附をした場合には、確定申告を行うことで、その寄附金額の一部が所得税及び住民税から控除されます。ですが、ふるさと納税では原則として自己負担額の2,000円を除いた全額が控除の対象となります。
総務省ふるさと納税ポータルサイトより抜粋
つまり、ふるさと納税制度を利用すれば自分の収入や納税者区分、家族構成などによって決まる控除上限額までを実質2000円の負担で任意の自治体に寄附でき、その額に応じた返礼品を受け取ることができるのです。
「ふるさと納税」という名前から、生まれ故郷や学生時代を過ごした町など、自分にゆかりのある地域にしか寄附を行えないのではないかという印象を受けるかもしれません。実際にはどうなのでしょうか。再び総務省のふるさと納税ポータルサイトを確認してみましょう。
ふるさと納税制度は、「生まれ育ったふるさとに貢献できる制度」、「自分の意思で応援したい自治体を選ぶことができる制度」として創設されました。
自分の生まれ故郷に限らず、どの自治体にでもふるさと納税を行うことができますので、それぞれの自治体がホームページ等で公開している、ふるさと納税に対する考え方や、集まった寄附金の使い道等を見た上で、応援したい自治体を選んでください。
特に寄附金の使い道については、ふるさと納税を行った本人が使途を選択できるようになっている自治体もあります。
総務省ふるさと納税ポータルサイトより抜粋
ということで、「ふるさと納税」制度を利用した寄附先にしたい市町村と自分との間になんの縁もなかったとしても、好きな自治体を選んで「ふるさと納税」を活用できることが分かりました。
2020年分の「ふるさと納税」の受付は12月31日まで
ふるさと納税制度では、毎年1月1日~12月31日までに受付を完了した分が、その年の寄附額として控除されます。2020年分の寄附の受付終了まで残り日数もわずかとなっています。
ふるさと納税の返礼品というとお肉やお米、野菜など、その地域の特産品が設定されているイメージが強かったのですが、多種多様な返礼品が用意されていることが分かりました。
様々な返礼品が揃うふるさと納税専用サイトを覗いてみるのも、カタログを眺めているようで目の保養になりますよ。冬休みの楽しみにいかがでしょうか。
レポート●モーサイ編集部・中牟田歩実 写真●TONE株式会社
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