メルセデスのルイス・ハミルトンは、F1スペインGP決勝で3位獲得。これがハミルトンにとって、決勝レースでの今季初表彰台、2023年メキシコ以来の表彰台獲得となった。
そのハミルトンは優勝したマックス・フェルスタッペン(レッドブル)からは17.8秒差でのフィニッシュだったが、レース後の記者会見で「ゆっくりとだけど、近づいている」と語った。
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「昨年、僕たちはここでとても速かったから、すべてを鵜呑みにするわけにはいかない。でも明らかにここ数戦、僕たちは比較的競争力のあるレースが続いている」
「だから少し差が縮まっていると思う。でもまだあとコンマ数秒を見つける必要がある。総力を挙げてプッシュし続けるしかない」
メルセデスは最近、新しいコンセプトのフロントウイングと軽量化されたフロアを含むアップデートを投入した。このパッケージを微調整することで、まだ伸びしろはあるのかと尋ねられたハミルトンはそれを否定した。
「いや、現時点ではこれが最大限だと思う」
「だが僕たちは常に細かい変更を加えて微調整をしている。僕たちは常にチューニングを続けているんだ」
「でも彼らとの競争に勝つためには、さらにいくつかのモノを追加する必要がある」
今季ここまでの一貫性のない予選結果についてハミルトンは、現行ルールの時代に入ってから様々な調整を行なってきた中で、メルセデスのマシンはどうやらひとつのセットアップにしか反応しないのではないかと語った。
「今週末、僕たちのペースは基本的に3番手か4番手だった」
「でも僕たちのクルマは基本的にかなりピーキーなんだ。バランスを崩すことがよくある。バランスが取れていて、コーナリングがスムーズなのはとても珍しいことなんだ」
「セットアップについては、ここ数年でいろいろと実験してきたけれど、クルマはひとつ以外はどのセットアップもあまり気に入ってくれていない」
「でも少しずつ運転しやすくなってきている。そして最終的にはタイヤだ。タイヤは僕にとって大きな問題だ」
「だから、今週末はまずまずの状態に仕上がったと思う。次のレースで改善できれば、もっとパフォーマンスが上がると思う」
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