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トヨタ、WRCへの長期的なコミットメントを示す。豊田章男会長「良いクルマ作りと人材育成が意義」

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トヨタ、WRCへの長期的なコミットメントを示す。豊田章男会長「良いクルマ作りと人材育成が意義」

 2017年にWRC(世界ラリー選手権)に復帰して以来、速さを見せているトヨタ。WRCは今後レギュレーション変更を控えているが、同社の豊田章男会長は長期的にコミットメントしていくと語った。

 トヨタはWRCに参戦するヒョンデや、M-スポーツと組んでいるフォードと共に、シリーズを支えている重要なメーカーのひとつだ。

■エバンスが今季2勝目。勝田貴元3位で、自身4度目の表彰台登壇を果たす|WRC第9戦ラリー・フィンランド

 WRCは今後、レギュレーションの大幅な変更が予想されている。次世代マシンの推進方法はEVや水素、合成燃料といったあらゆる手法が検討されており、将来の方向性が不透明となっているが、そんな中でトヨタは長期的にWRCに関わっていく姿勢を見せた形だ。

 普段チーム代表を務めるヤリ-マティ・ラトバラが1戦限定でシリーズに復帰したラリー・フィンランドで、チーム代表代行を務めたトヨタの豊田章男会長は、チームが拠点を構えるユバスキュラにWRC開発センターを新設する計画を明らかにした。

 この動きは、トヨタが当分の間WRCに参戦する計画であることを示すものかと尋ねられ、豊田会長は「トヨタの長期的な(WRCへの)コミットメントとして受け止めていただければ結構です」と話した。

「過去のトヨタを振り返れば、モータースポーツへの参画がマーケティング上の必要性から決定されていた時期もあったと思います」

「私たちはWRCに参戦していた歴史があり、ある時、会社はF1に集中すべきだという決断を下し、WRCから撤退しました。その後17年間の空白がありましたが、私が社長に就任し、WRCに復帰したいと考えました」

「WRCに復帰しようと思った理由はふたつあります。ひとつは、この経験を生かしてより良いクルマを作るため、そしてもうひとつは人材育成のためです」

「このふたつを失えば、企業としての存在意義を失うことになります。だからこそ、WRCへのコミットメントはトヨタにとって長期的なものになると言えるのです」

 モリゾウとして自らモータースポーツに参加し、ラリーも大ファンである豊田会長。彼はヒョンデやM-スポーツに加えて、新たなライバルの登場を待ち望んでいるという。

「モータースポーツに必要なのは競争だと思いますが、参加者は多ければ多いほどいい。だからこそ、私はあらゆる機会を使って参加者を募り、いい競争ができるようにしています」

 そう彼は付け加えた。

「(現在)WRCはトヨタ、ヒョンデ、M-スポーツの3社で構成されています。私はもっと多くなることを望んでいます」

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みんなのコメント

9件
  • 所詮トヨタ
    勝てる確率高いレースしかやらない
    韓国のヒョンデと真っ向勝負?笑える
  • F1 は年間1000億掛けて一度も勝てなかったが
    WRCはアキオくんのポケットマネーで賄える
    ルールも作れて楽に勝てるからね
    どこまでも銭ゲバ
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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