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「BATTLAX FUN & RIDE MEETING」で安心サーキットラン!青木宣篤、野左根航汰講師からのレクチャーも!  

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「BATTLAX FUN & RIDE MEETING」で安心サーキットラン!青木宣篤、野左根航汰講師からのレクチャーも!  

失敗しないライディングスクール選び

バイクに乗り始めると、必ずつきまとうのはライディングにまつわる不安や、上手になりたいという気持ち。ビギナーだけでなく、リターンライダーやベテランライダーにしても「私は間違えていないだろうか」という心理は少なからずあるもの。
そこで、レッスンや走行会への参加を思いつくのでしょうが、今度は選ぶのに迷うほどの多さに戸惑うはず。また、適当に選んでしまうと「もっともベーシックなところからスタートしたかった」あるいは「自分のライディングスタイルとはかけ離れていた」などと後悔することすらあるのです。
そんな失敗をしたくない方には「BATTLAX FUN & RIDE MEETING」がオススメ。ビギナーからベテランまで、参加するだけで走りが進化すると、評判のいいレッスン走行会です。今回、じつに4年ぶりの開催となった「BATTLAX FUN & RIDE MEETING」に、ライターのバッシーが参加したレポートをお届けします。「バイクがうまくなると、バイクがもっと楽しくなる」というコンセプトは、果たして実現できるのでしょうか。

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毎年2回の開催はキャンセル待ちが出るほど大人気!

株式会社アド・エヌ(アンクルレーシング)が主催、ブリヂストンモーターサイクルタイヤ株式会社が特別後援、株式会社ブリヂストンが後援する「BATTLAX FUN & RIDE MEETING」は、年に2回、関東と関西(2024年は筑波サーキットコース1000と名阪スポーツランドCコースおよびDコース)で開催されています。いずれもウェブサイトから申し込み可能ですので、手間がかからないのも嬉しいポイント。
ちなみに、ブリヂストンのプロショップが中級・上級者向けの異なる内容で「BATTLAX PRO SHOP走行会」を開催しているので、腕に覚えのある方はそちらの公式サイトをぜひチェックしてみてください。
申し込みにあたっては、ご自身のレベル、経験値がこまかくヒアリングされます。乗車年数をはじめ、サーキット走行回数、あるいはヒザ擦り経験の有無などを伝えることで最適なクラスに分けられるのです。
なお、参加費用はコースとクラスによって異なりますが、朝から夕方まで15分×4本程度の走行があり、プロライダーからのアドバイスやお昼のお弁当がついて2万円程度。また、有料となりますがサーキットを走る雄姿を撮影してくれるサービスもあるので「バイクを買った記念に」といった参加もよろしいのではないでしょうか。

※以下、「■~」は写真の説明文。写真は【画像ギャラリー】にまとめてあります。

■ビギナーからサーキット走行経験者まで、あらゆるレベルのライダーが「参加すれば必ず上達する」という「BATTLAX FUN & RIDE MEETING」。この日は総勢120名あまりのライダーが参加。

■ビギナークラスはサーキット走行前にしっかりと基礎レッスンがあり、またコースもインストラクターが無理のないスピードで先導してくれます。免許取り立て、なんてライダーも最後にはのびのびとサーキットを走っていたのが印象的でした。

■初級・中級クラスに限って、インストラクターとタンデム走行によるレッスンもあります。ヘルメットにインカムを取り付け、コース上でのリアルタイムなレクチャーは絶大な効果があるに違いありません。

■筑波サーキットコース1000はコーナーが比較的多めなので、体重移動や目線の動かし方をしっかり覚えられるはず。無理をしなければ転倒の危険も低いので、ビギナーはもとより、初級・中級ライダーも安心してチャレンジできるでしょう。

ビギナーこそサーキットが安全な理由

ところで、ビギナーにとってサーキットというと、ハイスピードで、バイクを思い切り傾けて、ヒザを擦るようなコーナリングといったイメージがあるかと。たしかにそういうシーンもありますが、それはレースやサーキット走行を仕事や趣味とする人々の世界。
むしろサーキットは、いつでも一方通行であり、歩行者や自動車が脇から飛び出すこともなく、いくつものポストから安全な走行を監視されている場所なのです。また、万が一の際にも救急車がピットで待機しているとなれば、そこらの峠をかっ飛ぶのとは安全の度合いが雲泥の差ではないでしょうか。
一方、ベテランライダーにしてもいつの間にか身についてしまった自己流のクセを認識、または是正するのにサーキットは絶好のロケーション。なにしろ制限速度もなければ、パトカーだっていないのです。好き勝手ができるという意味ではなく、存分に自身とバイクのパフォーマンスが味わえるのがサーキットにほかならないというわけ。
そして、サーキット走行といえばレーシングスーツ、いわゆる革ツナギが必要とされることが少なくありません。が、「BATTLAX FUN & RIDE MEETING」のビギナークラスに限ってはさにあらず。プロテクターの入ったジャケット、バイク用シューズといったツーリングスタイルでの参加が可能で、プロテクターの貸し出しまでしてくれます。これだけでもサーキット走行のハードルはだいぶ下がるのではないでしょうか。

いくつもある、ブリヂストン関連イベントの強み

一般的にはサーキット走行をする際の装備確認や、安全チェックは参加者自身がするもの。ですが、「BATTLAX FUN & RIDE MEETING」はブリヂストンが後援するだけあって、そのあたりも万全です。まずは車検の際に、車体全体のチェックがあり、またここで飛散防止のテーピングなどもしっかり指導してくれます。
そして、車検とは別にブリヂストンのサービステントではサーキット走行に最適な空気圧のチェックとアドバイス。ビギナーとしては見落としがちなポイントだけに、これを機にチェックする習慣を身につけるのがよろしいかと。
そして、走行前のブリーフィングはビギナーと初級・中級クラスが分かれますが、いずれも元・現役のプロライダーたちが名を連ね、基本的なルールやその日の課題をレクチャー。筆者が参加した初級・中級では元世界GPライダーの青木宣篤さんが、「コーナーの途中までブレーキを残す」というテーマについて、筑波のコース1000にあるコーナーを例にとり、テクニック諭ではなく実践的でわかりやすいレクチャーをしてくれました。
もちろん、ご自身に課したテーマでもOKで、とにかくなにか課題を据えた走行こそ上達の秘訣。こうした設定ができるのもまた、走行会を重ねてきた「BATTLAX FUN & RIDE MEETING」の強みといえるでしょう。

■ブリヂストンによるタイヤサービステントではサーキット走行に最適な空気圧のアドバイスや、タイヤに関するあらゆる相談に応じてくれます。ちなみに、ブリヂストンタイヤを装着していなくても参加可能(料金が変わります)。

■青木宣篤さんによるブリーフィングは難しいテクニック諭ではなく、その日の課題を分かりやすく説明してくれるものでした。このほかのインストラクターも同様に、親切で丁寧なアドバイスで、誰もが満足していました。

■JSB1000にホンダから参戦中の野左根航汰選手がスペシャルゲスト・インストラクターとして登場。ジャンケン大会でチームのノベルティグッズを配るなどサービスも満点。コースで見せたJSBばりの走りは誰もが度肝を抜かれたはず。

■タイヤに関する知識や、知っていると得をする情報がトークショー形式で披露されるなど、ブリヂストン後援イベントならでは。ブリヂストンモーターサイクルタイヤの佐藤社長も現役のライダーで、参加者と気さくにコミュニケーションをとっていました。

誰もがサーキット走行を堪能できるカリキュラム

実際のコース走行は、4~5台のグループごとにインストラクターが先導して始まります。コース1000は短いながらコーナーの連続で、重心移動や目線の動かし方などがしっかり練習できる本格的なサーキット。それゆえ、公道へのフィードバックもしやすい練習ができるのです。
先導走行が終わった後もインスタクターはコース上を走り、参加者ひとりひとりのライディングを観察。セッション終了後には再び座学があり、振り返りや質疑応答にも十分な時間がとられているので、走ってきて得たことがしっかり身につくこと請け合いです。
ビギナークラスは、コースを走る前に基礎的なレッスン、すなわちスラロームやフルブレーキの練習からスタート。広大な駐車場に設けられた特設コースで、これまたプロのライダーたちが間近でレクチャーしてくれるので、免許を取って数日なんてライダーだとしても安心。
この基礎が終わるといよいよコースインとなりますが、こちらも先導ライダーがスローペースで走ってくれるので、リラックスしながら楽しめるはず。もちろん、基礎レッスンとコース走行を繰り返した後はフリー走行もあるので、ビギナーといえどもサーキットの爽快感はたっぷり味わえることでしょう。

走っていないときもコンテンツが充実

走行時間だけでなく、「BATTLAX FUN & RIDE MEETING」には楽しく、知識を増やせるコンテンツが盛りだくさん。
ランチタイムには、ブリヂストンモーターサイクルタイヤの佐藤社長とチーフインストラクターの宮城光さん(元全米選手権チャンピオン/MotoGP解説者)によるタイヤにまつわるトークショーや、この日はスペシャルゲスト・インストラクターとしてJSB1000にホンダから参戦中の野左根航汰選手が参加して、自らノベルティグッズを配るというサービスまで。
ただ走るだけでなく、タイヤに関する知識が増えることで、より安全で楽しいライディングが実現するというブリヂストンらしい心配りといえるでしょう。実際に参加者の声を拾ってみても「自分のバイクがどれだけ走れるのか、安心して確かめることができた」「免許を取って半年だけど、サーキット走行でかなり自信がついた」など、大好評。
「BATTLAX FUN & RIDE MEETING」は、ご紹介のとおりまったくのビギナーから、サーキット走行経験者まで、誰もが安心してライディングを学べるイベントです。ライディングに不安があろうと初めての大型バイクだろうと気兼ねすることはなく、よりバイクが楽しめるようになること間違いありません。

■サーキット走行の合間には、先導&観察をしてくれたインストラクターからのアドバイスがあります。JP250に参戦中の小室旭選手は誰もが認める筑波サーキットのプロなので、よりプラクティカルなアドバイスをしてもらえました。

■この日はバトラックスS22を装着したKTM RC390で参加。また、レーシングスーツに無限電光のhit-airエアバッグを着たので、安全装備は万全。なお、この「着るエアバッグ」は公道でも使用できる優れモノなので、バイク乗りなら一着は持っていたいものです。

■バトラックスS22はスポーツ性能とタイヤライフを高次元でバランスさせた上に、温度依存が低く、またウェットにも強いというキャラクター。コースでは特にフロントのグリップと剛性感が印象強く残りました。

■サーキット走行に慣れてきたら、タイム計測したくなるのはライダーあるある。今回はワークスファクトリーも活用しているQ-STARZをアクティブから借りてみました。手軽に使えるわりに高機能、かつ見やすくてコースではじつに便利なものでした。こちらは最上級モデルのLT-8000ですが、他のラインナップもぜひチェックしてみてください!

レポート&撮影●石橋 寛/ブリヂストン

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