軽量化と大幅改良によって生まれたロータス・エヴォーラ 400

エルシーアイが、ロータス・エヴォーラ400 の販売を開始した。

ロータス・エヴォーラ 400は、全体の3分の2以上の装備を一新した。インタークーラー付3.5リッターV6 スーパーチャージャーエンジンを搭載し、最高出力はエヴォーラSの257kw（350PS）/7000rpmから298kw（406PS）/7000rpm へ増加。最大トルクは410Nm（40.2kgm）/3000rpm-7000rpmを発揮する。また、トラクションスリップの閾値（ドライブ、スポーツ、レースモード）をスイッチで選択、変更できる仕組みで、スポーツモードとレースモードはスロットルレスポンスを向上させる。

新しいアルミ構造のシャシーを採用し、軽量化したコンポジットリアディフューザーやスリーエレメント・リアウイングなどを採用したことで、22kgの軽量化を実現した。また、ダウンフォース値は時速150マイルにつき32kg（時速242km）を達成。他にもスプリングとダンパー設定の修正、LSDをMT車へ標準装備するなどしている。ブレーキも新しくなり、よりパワフルな2ピースのクロスドリルド・ベンチレーテッドブレーキディスクを搭載。軽量鍛造アルミホイールはフロントを19インチ、リアを20インチとし、従来のエヴォーラモデルより3.3kg軽くなっている。

サイドシルは従来のエヴォーラモデルと比べて、横幅が43mm狭まり、高さは56mm低い。シャシーはねじれ剛性（27,000Nm/度 同硬度のまま）や曲げ剛性のグレードを下げることなく改良を加えたという。乗降口とコックピットのスペースは、軽量化した幅狭なドアインナーパネルを採用したことでより広くなった。また、フロントシートも新しくなりそれぞれ3kg軽量化したほか、後部座席は従来のロータス・エヴォーラ モデルより280mm幅広となっていて、後部座席の重量は3.4kg低減されている。

エヴォーラ 400はMTが1355万4000円、ATが1406万1600円となる。