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ドライブを劇的に変えるデジタル化に大注目! 楽ドラのススメ

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ドライブを劇的に変えるデジタル化に大注目! 楽ドラのススメ

カーライフ [2023.10.24 UP]


ドライブを劇的に変えるデジタル化に大注目! 楽ドラのススメ
クルマに採用される技術は数年で目覚ましい進化を遂げている。
それら最新の技術や機能は、日常走行における運転ストレスの軽減に大きく貢献していることをご存じだろうか。そんな運転を楽にして、ドライブを楽しくしてくれる技術や装備についてクローズアップしていこう。

「完全自動運転」はまだ夢のハナシ?約3割“信用できない”―自動運転に関する意識調査

文/渡辺陽一郎 写真/茂呂幸正
(掲載されている内容はグー本誌 2023年8月発売号掲載の内容です)


機能や装備の進化が楽と楽しさをもたらす
 クルマに搭載される技術は、年を重ねるたびにアップデートされている。わずか数年だとしても、その進化は劇的とさえいえるものだ。たとえば、先代型と現行型の運転席まわりの状況を比較してみると一目瞭然。写真のスバル・レヴォーグでは、見た目はもちろん機能性に関しても、まるで携帯電話がガラケーからスマートフォンへとシフトしたときと同じような変化ぶりだ。
 しかも昨今の中古車市場には、最新バージョンへアップデートした車種の流通が増えつつあり、まさに今がねらいどき。各種機能のデジタル化が進み、安全運転に貢献する運転支援といった機能の充実したクルマに乗れば、いつでもどこでも〝楽に、楽しく走れる=楽ドラ〟を実現してくれることうけあいだ。



楽ドラ実現機能は【3年落ち】中古車で手に入る!
こんな技術をねらえ!

コネクテッド

運転支援機能

電動化

インフォテインメントシステム

先進安全技術


まるでガラケーからスマホシフトの様相
最新の自動車技術が提供する”楽と楽しさ”
自動車最新テクノロジーをクローズアップ!
運転を支援する機能が著しい進化を遂げている
 最近は新車の販売台数が減っている。その理由として、車内の広さや荷物の積載性など、実用性の伸び悩みが挙げられる。実用性の進化が乏しいと、新車に乗り換える気分にもなりにくい。
 しかし着実に進化している分野もある。特に安全装備と運転支援機能は技術の向上が著しい。たとえば現行トヨタ・プリウスは、先代型に比べると、衝突被害軽減ブレーキを進化させた。自車が右左折するときでも、直進車両や横断歩道上の歩行者を検知して、衝突被害軽減ブレーキを作動させる。プロアクティブドライビングアシストも装着され、先行車両との車間距離が縮まったり、下り坂に差し掛かると、自動的に速度を抑えるような制御を行う。ブレーキペダルを踏むためにアクセルペダルを戻したとき、ちょうどタイミングよく緩やかな減速が始まる感覚だ。
 このほか後退時に衝突被害軽減ブレーキを作動させるパーキングサポートブレーキ、後方の車両が接近していることを知らせる後方車両接近告知、スマートフォンを使って車外から車庫入れを操作できるアドバンストパークなどが用意される。これらの安全装備と運転支援機能は、妥当な価格で装着され、クルマの最も大きな欠点とされる交通事故を防ぐ。そこが今どきの新車を買う大切な価値になっているというわけだ。



現行プリウスに見るドライブが楽で楽しくなる機能

カーナビや車両情報のほか、運転支援機能の状況などを表示する大型ディスプレイを装備。Apple CarPlayやAndroid Autoに対応する。

スイッチを押すだけで駐車操作を支援してくれるアドバンストパークがさらに進化を遂げている。誰でも安心かつスムーズな駐車が行える。

後方車両が過剰に接近すると表示と音声通知で警察、またはヘルプネットへの接続を提案。ドライブレコーダー装着時はイベント記録を行う。

走行中に車線を検知している場合、歩行者の横断や飛び出しなど状況に応じたリスクを先読みし、歩行者や自転車に近づき過ぎないよう支援。

中古車購入でも断然チェックすべし!
これがデジタル時代の新常識
 交通事故はクルマの大きな欠点だから、中古車を買うときも、安全装備を充実させたい。特に衝突被害軽減ブレーキは、事故防止の効果が大きい。本格的な普及を開始したのは、2010年にスバル・レガシィがアイサイトバージョン2を装着してからだ。「ぶつからないクルマ」というCM効果もあり、他社も含めて衝突被害軽減ブレーキが急速に普及した。したがって過去10年以内に初度登録された中古車には、衝突被害軽減ブレーキ装着車が多い。この機能には車間距離などを自動制御するクルーズコントロールがセットされることも多く、ドライバーの疲労が軽減されて安全性も一層向上する。
 ただし軽自動車やコンパクトカーの中古車には、赤外線レーザーをセンサーに使う簡易型の衝突被害軽減ブレーキも混ざっているから注意したい。赤外線レーザー方式には、作動速度が時速30km以下のタイプが多く、歩行者が検知できない。選ぶならカメラ方式か、カメラ+ミリ波レーダーを使って高い速度域まで作動するタイプにしたい。設計の新しい方式なら、自転車や夜間の歩行者も検知できる。
 また以前はカーナビの装着が購入条件だったが、今はスマホと連携可能なディスプレイオーディオを希望するユーザーが増えた。スマホのナビアプリの画面をインパネ中央のディスプレイに表示できる。このほか緊急時のSOS発信が可能な通信機能も用意されている。オペレーターにつながって警察に通報することも可能で、不測の事態に対する備えとして有効な機能となる。



愛車をスマホアプリで遠隔操作
ユーザーニーズに即して使いやすくなったコネクテッド機能
クルマがインターネットに常時接続することで安心や安全、快適で便利なサービスを提供。通信機能によってつねに最新の情報を得たり、愛車を遠隔から確認、操作することも可能だ。



不測の事態に遭遇したら即座に通報
緊急時に心強いSOSコール
SOSコールは交通事故だけでなく、体調不良などで運転に支障が出たときや、あおり運転など危険な行為を受けた場合にも有効な機能となる。



クルマ社会を変える高度道路交通システム
クルマとクルマがつながる車車間通信システム
車車間通信や路車間通信によって愛車が他のクルマや道路と通信してさまざまな情報を取得。必要に応じた運転支援を的確に行えるようになる。



運転席まわりのデジタル化は加速中
多彩な表示で情報を的確に伝達する大画面・高精細のデジタルメーター
大画面のフル液晶デジタルメーターを採用することでより多くの情報表示が可能だ。車両に関する情報だけでなくメーター内に地図も表示できる。



すべては安心と安全のためだけど甘やかしすぎる機能はありがた迷惑!?

~慣れを要する先進機能5選~ 便利とおせっかいの境界線
クルマに搭載されている最新機能は運転をサポートして安全なドライブを実現してくれるが、ドライバーのクセや周囲の状況に対して万能とは言い切れない。利便性の向上をねらって採用された機能も、ときとして「おせっかいだなぁ」と感じることがある。そんな機能との上手な付き合い方を知っておくことも重要なのだ。


さりげないサポートでも煩わしさを感じさせる
 安全性を高める機能は積極的に装着すべきだが、注意を要する場合もある。たとえばプロアクティブドライビングアシストを採用したクルマに乗り慣れると、下り坂に差し掛かったときなど、通常に比べてブレーキペダルの操作が控えめになる。機能が自動的に作動するためだが、これに乗り慣れると、非装着車を運転したときにブレーキペダルを踏むタイミングが遅れやすい。またハイブリッドや電気自動車では、走行モードを切り替えると、アクセルペダルを戻すと同時に強めの回生充電が行われて強い減速が生じる。この強い減速に慣れると、電動機能のない一般的なクルマに乗り換えたときに、ブレーキ操作が遅れやすい。
 車線逸脱警報が煩わしく感じることもある。特に工事中で、白線が不自然に曲がっている場所など、滑らかに走ると車線を少し跨ぐから逸脱警報が作動する。警告音が鳴ったりステアリングが振動する。
 オートライトも解除できないと、車庫に入るときにも点灯して周囲の人が眩しく感じる。後退時にドアを開くと、ブレーキが作動する車種もある。後退しながら車庫入れをするとき、ドアを開いて白線と平行に停めようとすると、車両が止まってしまう。褒められた運転の仕方ではないが、余計な制御と受け取るドライバーも少なくない。



おせっかいな機能▶その1
警告と警告音はいつでも突然やってくる
 今どきのクルマには前後、左右にさまざまなセンサーが設けられており、これによって車両周辺の状況を的確に把握し、危険な状況に陥らないようドライバーに表示や警告を発して注意喚起を行う。安全な運転をサポートするための機能だが、予期せず「ピーピー」と警告音が鳴るとドキッとさせられてしまう。


「先行車発進アラーム」
わずか数秒の発進遅れすら許さない!?
信号待ちや渋滞での停止中、先行車が進んでも自車が発進しなかった場合に警告する。まるで「ボヤボヤしないでね」と言われてるような気になる。


「後方車両接近告知」
その警告は後続車のせいだとわかっちゃいるけど
リアバンパーに設けられたセンサーが極端に接近してきた後方車両を検知。追突の可能性やあおり運転されていると判断したときに注意を促すが、あまり気持ちがいいものではない。


「ブラインドスポットモニター」
車線変更するつもりがなくても知らせてくれる
後方、または側方から迫るクルマをセンサーで検知して、ドアミラー内のアイコン表示で知らせる。クルマが接近するたびに光るのでちょっと煩わしく感じることもある。


「障害物お知らせ機能」
センサーの反応感度がよすぎてちょっと鳴りすぎ
低速走行時に障害物への接近を検知して知らせる機能だが、センサーの感度によっては狭い路地や横断歩道の直前で歩行者が近寄ってきたときにも警報が鳴る。



おせっかいな機能▶その2
解除できなくなったオートライト機能
 2020年4月から販売されている車両(新型車)には、オートライト機能の搭載が義務付けられている。ヘッドライトの点灯がオート化されたことによってドライバーの感覚に頼らない点灯が可能になって事故防止に貢献する。しかし、暗い場所でクルマが動いているときには強制的に点灯し、手動で消灯できないことに戸惑うこともあり。

[おせっかいを感じるのはこんなとき]
ハイ/ローの切り替えは自分のタイミングでやりたい
ライトを自動的にハイビームへ切り替える機能を採用した車種が増えている。夜間の走行支援には有効だが、車両以外は検知できないなど、万能でないのが残念。

[おせっかいを感じるのはこんなとき]
公道以外でも暗い場所では有無をいわさず点灯する
周囲の照度が1000ルクス未満で強制的に点灯する仕組みなので、昼間の薄暗い駐車場などライトが不要な場所でも点灯してしまう。


お節介な機能▶その3
不意の警告と振動が動揺を誘うレーンディパーチャーアラート
 車載カメラでクルマが車線をきちんとトレースして走行しているかを監視し、ドライバーがウインカーを出さずに車線を逸脱しそうになると注意喚起する機能だ。ディスプレイ表示や警報で注意を促すのはいいが、はみ出したときのハンドルへの振動や操作の介入には違和感を覚える。

[おせっかいを感じるのはこんなとき]
そんなつもりはないのに不注意を指摘された感あり
ウインカーを出さずに車線変更をしたり、カーブではみ出した状況でも警告を発するので運転技量やマナーを指摘された気になる。



お節介な機能▶その4
そこまでしなくてもと感じるドライバーモニタリング機能
 車内に設けられた赤外線カメラでドライバーの状態を監視し、顔の向きなどからドライバーに眠気や不注意があるとシステムが判断した場合に警告する機能だ。運転者の疲労や眠気を推定して休憩を促したりするが、ベテランドライバーにとってはおせっかいに感じる機能でもある。

[おせっかいを感じるのはこんなとき]
安全運転のためなら少しのよそ見も許さない
走行中に後方確認をしたり、スイッチ操作で前方から視線を外したといった状況で警告されることもあるので煩わしく感じてしまう。



お節介な機能▶その5
表示と警告にドキッとする標識認識機能
 走行中にカメラで認識した道路標識の情報をメーター内に表示することで、標識の見落としを防ぐとともに、交通ルールを厳守するよう注意を促す機能だ。認識できる標識は車種によって異なるが、一般的には制限速度や一時停止、追い越し禁止、進入禁止といった標識を検知する。

[おせっかいを感じるのはこんなとき]
しっかり見ていたけど念のためクルマがサポート
今どきは標識だけでなく、信号が変わったことも知らせてくれる。見ていた“つもり”や漫然とした運転は絶対に許してくれない。



運転サポート機能がドライブの“悩み”と“不安”を解消
こんな技術が運転を楽にする
安全と快適性の向上が楽しいドライブを実現
 クルマに採用されている先進機能は、さまざまな場面でドライバーの助けになり、安全性を大幅に向上させる。その一方で慣れると非装着車を運転したときに危険が生じる可能性があるのは否めない。特に衝突被害軽減ブレーキは、制動の前段階となる警告音にメリットがある。脇見運転などをしていたときに、警告音で先行車への接近に気付き、ブレーキペダルを操作できるからだ。警告音が作動すると、ドライバーの記憶に強く残り、その後は注意深い運転を行う。ブレーキの作動は、あくまでも最終的な安全機能だ。
 運転をサポートする機能は、ステアリングやアクセル、ブレーキの操作を軽減することで、長距離を楽にドライブできて、ドライバーの疲労が抑えられる。疲れにくければ、運転に集中できるから安全性の向上に結び付く。そしてなによりクルマに乗るのが楽しくなる。つまり運転支援機能は、安心と楽しさを提供する役割を担っている。
 また運転支援機能は、主に高速道路で使われ、先行車が走っている走行車線では快適性が一層高まる。そうなると運転支援機能を使えば、追い越し車線を突っ走るような走り方は自然に控えられる。安全性はもちろん、運転マナーの向上にも役立つというわけだ。
 カーナビ情報などを表示するディスプレイからシートヒーターまで、各種の装備が進化したことも、快適性と安全性を高めている。カーナビの地図画面などを表示するインパネ中央のディスプレイは、以前に比べてサイズが拡大して精度も高まり、視認性が向上した。瞬時に情報がわかるため、ディスプレイを見る時間を短縮できる。必要な情報をフロントウインドウに表示するヘッドアップディスプレイも増えており、カーナビの進行方向や速度を視線を落とさずに確認できる。これらの先進装備を活用して、安全で快適なドライブを楽しみたい。



CASE_01 年に数回の長距離ドライブがちょっと煩わしい
ACC付きなら高速移動も渋滞も疲れ知らずです
 ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)は車間距離を一定に保つためのセンサーとコンピューターがクルマに搭載されており、高速道路や自動車専用道路を利用しているときには、アクセルとブレーキの操作は、ほぼクルマ任せで運転できる機能です。交通の流れに合わせて速度を自動で調整するので、運転負荷を軽減する効果が期待できます。


・側方を走るクルマも認識する
・多彩な表示が可能なデジタルメーター
・ハンドル操作もサポート
・デジタルミラーで視界良好
・前走車を認識して追従走行
・大画面で情報確認がスムーズ



3年落ち中古車でも手に入る ACCは楽ドラ実現の要

【POINT】今どきのクルマにとっての必須機能、ACCがあれば楽ドラを叶えてくれる

 どんな状況でも運転を楽しみたいと考える人にとっては無用の長物かもしれないが、前走車に追従して速度と車間をコントロールしてくれるACCを一度使ってみると、これなしでのロングドライブはあり得ないと思えるほど運転が楽になる。特に「全車速追従型」のACCなら、時速30km前後で流れているやや混雑している高速道路でも、前走車の加減速に合わせて安全な車間を保ちながら追従できる。さらに完全停止まで行うACCでは、自動で停止したあとも停止状態を保持してくれる。



安全車間を維持

疲労軽減に効く

ストレス緩和に貢献
機能の要は高性能カメラとミリ波レーダーの組み合わせ
今どきはミリ波レーダーとカメラを組み合わせたシステムが主流となっている。双方の特徴を生かし、前走車との距離を的確に計測して高精度な制御が可能だ。

追従制御は人の運転感覚にマッチして自然で滑らか
速度はもちろん、前走車との車間距離を設定できるので、ドライバーの感覚に合った追従走行が行える。車線維持機能でふらつきやはみ出しも抑制できる。

全車速追従機能なら渋滞も苦にならない
アクセルとブレーキを頻繁に操作して速度と車間を調整しなければならない渋滞時の煩わしさからも解放されるので、精神的なストレスが軽減できるはずだ。


楽ドラだけじゃない! ACC付き車両を推す理由
 ACCのメリットは運転負荷の軽減だけではない。設定した速度を維持して走行でできるので、速度超過の防止や渋滞の緩和、さらにアクセルが一定になるから燃料消費量の抑制にも期待ができる。車種によって機能や特性は異なるが、それを理解したうえで効率的に使えば、ロングドライブがもっと楽で楽しくなるのは間違いない。


燃料消費を低減

速度超過を防止
今どきのACCは定速走行時の速度コントロールや再加速時の制御がドライバーが操作するよりもスムーズとなっている。無駄なエンジンの作動を抑制して燃費向上に貢献できるのだ。



必要に応じて使えばドライブはもっと楽しくなる!
まだまだあります 楽ドラ実現のヒント

CASE_02 出かけた先での駐車にもたつくことが多いんです

フロントグリルや助手席側ドアミラー、リアゲートに装着されたカメラが捉えた映像をディスプレイに表示する。確認したい場所を任意に切り替えられる。
高画質カメラが死角を補うから狭い駐車スペースでも安心です
 マルチビューモニターやパノラミックビューモニターを備えた車両なら、駐車枠はもちろん、クルマの斜め後ろや真横など死角になるエリアの確認をサポートするので駐車がスムーズに行えます。複数のカメラによって、後退時だけでなく道路端へ幅寄せするときも安心です。



超最新バージョンはここまでできる
車庫入れも縦列も駐車操作はすべてクルマ任せ
スイッチを押すだけでハンドルやアクセル、ブレーキを自動で制御し、ほぼ自動で車庫入れや駐車ができる高度駐車支援システムが普及している。今どきは制御がスムーズなうえに区画線のない場所でも駐車もアシストできる。



CASE_03 見通しの悪い交差点の通過に気をつかいます

見通しの悪い交差点や交差点の左折や右折時は、事故が発生する確率が高く、道路交通法では徐行しなければならないと定められている。そうした状況でも高精度なセンサーやカメラを用いて、ドライバーの精神的な負担を軽減してくれる。
クルマが迫る危険を予測してお知らせします
 見通しの悪い交差点では、目視だけで先の状況や交差する道路の状況を確認するのが難しく、ヒヤッとすることもあります。そんなときでも先進運転支援機能付きのクルマなら、前側方レーダーによって接近する車両を検知して注意喚起を行ったり、衝突回避をサポートするので安心なんです。



超最新バージョンはここまでできる
交通状況を先読みしてクルマの挙動を制御
現行のプリウスではドライバーの操作を先読みして車両の挙動を制御し、安全運転をさりげなくサポートする機能を採用。そのほかにも運転支援機能と連動した通知システムとしての役割を持つアンビエントライトも備わる。



CASE_04 お出かけをスマートにできる機能が欲しい

SOSコールなどの通報ボタンは、不測の事態が発生しないかぎり利用しない機能だが、いざというときの備えとして安心感を高めてくれる。
つながる機能でドライブの楽しさと安心が倍増
 車載通信機を搭載したコネクテッドカーなら、クルマがスマホのように外部のシステムとつながってさまざまな情報を入手したり、サービスが受けられるのでドライブの安心感がグッと高まります。また、専用のスマホアプリを使えば、スマホで調べた目的地をナビに送信したり、車両の施錠・解錠を遠隔で操作することもできます。


超最新バージョンはここまでできる
長時間ドライブでも同乗者が退屈しない
オプション装着車に限定されるが、車内Wi-Fi機能を備えたクルマなら、車内でデータ通信が可能となり、データ通信量を気にすることなく車内でスマートフォンやタブレット、パソコン、ゲーム機などを楽しめる。同乗者にとって退屈な長時間の移動が楽しいドライブに変わるはずだ。


CASE_05 ヒヤリとする場面を上手に回避したい

事故の加害者にならないためにも自身はもちろん、高齢の家族のためにクルマを購入するときにも、先進運転支援機能がしっかりと備わっているかを確認することが肝要だ。
全方位の衝突回避と被害軽減ができます
 ドライブの楽しさは、高度な安全のもとに成り立つものです。今どきのクルマに採用されている先進機能のなかでも、やはり安全運転支援機能の充実ぶりは重要です。走行中はもちろんですが、低速走行時に前後の障害物を検知したり、誤発進を抑制する機能で衝突被害を軽減できる機能を備えたサポカーを選ぶといいでしょう。



まとめ「楽で楽しいからクルマに乗りたくなるそれが“楽ドラの極意”」
 運転支援機能の行き着く先は自動運転といわれているが、そこに到達するには技術的な進化や法整備も含めてもう少し時間がかかりそうだ。となれば運転操作は人に委ねられるわけだから、これからも自動車開発は運転自動化を見据えながら、人が安心かつ快適に運転できることに重きが置かれることになる。そうして生み出された技術についてすべてを知らなくても、どんなものがあり、ドライバーにどういったメリットをもたらすかは理解しておきたい。それらを必要に応じて活用すれば移動の質は劇的に変わり、クルマに乗るのがもっと楽しくなる。それが楽ドラの極意なのだ。

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みんなのコメント

5件
  • wvc********
    おせっかいな機能▶その1 から その5まで全てに同意します。
    先週、納車を受けた新車で感じてることです。フランス車なのにです。
    自宅駐車場に入れるときに後方の左右・後方接近センサーがやかましい。前方も接近センサーが騒ぐ。アイドリングストップ機能もあって戸惑う。今日気づいたのは明るい住宅地でハイビームにならない。パッシングはできる。おせっかいを受け入れるまでは時間がかかりそう。この記事は良い記事でした。
  • var********
    コネクテッド:外部から勝手に介入するな。「繋がらない自由」を行使させてもらう。
    インフォテイメント:運転中の頭の回転は、机に向かっているときの半分以下、余計な情報に気を回す余裕などない。通知情報は必要最低限にしろ。
    AAC:その間合いは危険だ。安全車間は「4秒以上」だぞ。
    オートライト:日本基準の閾値1000ルクスだと、お節介以前に無駄。欧州基準の閾値2000ルクスでようやく最低限といえるが、それでもトンネル進入前など肝心な時に作動しないので、現状では「慎重な人がマニュアル操作するのが最も確実」。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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