2024年シーズンもホンダのMotoGPでの苦戦は変わらなかったが、新加入したヨハン・ザルコ(LCRホンダ)は意外なほどに健闘し速さを見せた。ファクトリーチームでホンダ2年目のジョアン・ミルは、その理由を指摘した。
ザルコは昨年までドゥカティのマシンを走らせていたが、今年からホンダ陣営のLCRへ移籍。そして今年、ザルコは移籍初年度にもかかわらず、他のホンダ陣営ライダーが苦しむ中で際立つパフォーマンスを発揮し、陣営内でトップの55ポイント獲得でランキング17位となった。
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ファクトリーチームのミルはホンダ2年目だが、11位以上を記録できず、ポイントは21点。チームメイトのルカ・マリーニも14点に留まった。またホンダの経験が長い中上貴晶(LCRホンダ)も、31ポイントでザルコを下回っている。
ザルコがパフォーマンスを発揮できた要因について、ミルはよりマシンを上手く乗りこなしたためだと考えていて、特にミルにとって問題となった振動の問題がザルコにとっては苦労する部分になっていなかったと指摘した。
「何らかの理由で、ザルコは(問題なく)1周を走れるんだ」とミルは言う。
「僕にとっては振動の問題が特に苦労している部分になっていたんだけど、彼にとってはそれほど苦しむことがない部分みたいだ」
「ザルコのことを理解しようとしているんだ。彼は今のところ、僕らにはできないことができている。僕は毎回”もう少し”をトライするたびに、転倒してしまうんだ」
「なぜなのかを理解しなくちゃいけない。でもバイクには進化の途上みたいなところがちょっとあって、どういうわけか予測しない問題がたくさんあって、そのせいで妙なライディングをさせられている。おそらく、彼のライディングにはとてもマッチしているんだろう。ニュータイヤでは特にそうなんだと思う。でも、僕には全然なんだ」
「バイクをなんとか改良できるか、僕が適応できることを期待している。現時点ではそうはならなかった」
なお陣営内では好調にシーズンを終えたザルコは、現在最強のドゥカティ陣営のプラマックからの移籍という、新たな挑戦がプラスの結果をもたらしていると考えているようだ。
「フランスのメディア全体やSNSからは、僕の今シーズンのやってきたことやアプローチにかなり感銘を受けたといった風に聞こえてきている」
「(ホンダでは)僕はやばいことになる可能性が考えられていたけど、僕にとっては挑戦でもあった。個人的なね。だからとてもポジティブだったし、モチベーションだって凄く高いんだ」
「この(移籍による)一歩後退が、さらなる飛躍の肥やしになってくれればと思っている。そうなればベストだろうし、そうなってくれればハッピーだ」
「ドゥカティにとどまり続けることはかなり難しい。というのもバイクはどれもかなりの速さがあって、そうすると判断も違ってくるからだ。僕は違う挑戦をすることを受け入れたわけで、望むところだったし今年はポジティブだったよ」
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