メーカーの市販EVから手作りEVまでが筑波に集結
いったん秋の開催を中止していた日本EVクラブ恒例のEVの祭典「日本EVフェスティバル」がふたたび11月3日(木・祝)に日程を変更。好天に恵まれた青空の下、筑波サーキットのコース1000で開催された。
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コンバートEV(改造EV)愛好家や自動車専門学校の学生のためのEVフェスティバルは、それぞれが作り上げてきたEVを展示&走行する機会を設けている。手作りEVによるコンバートEV1時間ディスタンスチャレンジや、電動カートのERK30分ディスタンスチャレンジ、さらには何でもEV展示といった恒例のプログラムが、実施された。
22台のカートが参戦したERKチャレンジでは、途中でピットへ帰ってこれない車両も続出するなど、今年も波乱の展開。そして、コンバートEVも今回15台が集まった。
また、今回は「CO2削減&アクセル全開!」をテーマに掲げ、新しいプログラムを用意。
自動車メーカー製EVオーナーによるタイムアタックは、EVオーナーならだれでもエントリーできるというもので、1周1003mの筑波サーキット・コース1000のコースを、設定された1分5秒にどれだけ近いタイムで走行できるかを競うもの。
日産リーフ、e-NV200、三菱i-MiEV、そしてトヨタ・ミライ、さらには日本エレクトライクのエレクトライク(ロールバーを装着した本格仕様?)も走行し、見事に優勝した。
そして、競技車の車両規則は「人が乗れる大きさであること」のみ、という日本初の「自動運転競技車タイムアタック」も開催された。
会場内では、メーカーの燃料電池車、EVやPHEVの試乗会&展示も行なわれた。今回もち込まれたのは、トヨタ・ミライ、ホンダ・クラリティFUEL CELL、三菱アウトランダーPHEV、日産リーフ、メルセデス・ベンツC350e、アウディA3 Sportback e-tron、BMW i3、BMW 225xeアクティブツアラー、BMW 330e、BMW X5 xDrive40e、フォルクスワーゲン ゴルフGTE、フォルクスワーゲン パサートGTE。
車両がコース1000を周回する機会も設けられており、飯塚昭三さん、石井昌道さん、小沢コージさん、片岡英明さん、斎藤 聡さん、斉藤慎輔さん、竹岡 圭さん、津々見友彦さん、諸星陽一さん、吉田由美さんといったおなじみのモータージャーナリストがこれを担当していた。
また、変わりどころとしては、ニチコンがブース出展。EVパワーステーション、急速充電器、さらにはGLMのトミーカイラZZを展示していた。
(文・写真:青山義明)
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