スズキ、“JIMNY”のDNAを受け継ぐ4代目「ジムニー」7月デビュー

2018年7月に新型ジムニーがデビューする。1970年デビューのジムニーが4代目となって登場、そのティザーが始まった。

現時点で分かっている情報をお伝えしよう。4代目ジムニーは新開発のラダーフレームを継承している。エンジンは縦置きのFRレイアウトで、副変速機付きパートタイム4WD。3リンクリジットサスペンションという。

スズキにはハーテクトというモノコックプラットフォームがあるが、敢えて採用せずラダーフレームとしているとこにこだわりを感じる。そのこだわりは4WDにもあり、敢えてのパートタイム4WD。つまり機械式の4WDで、フルタイムのトルクベクタリングやオンデマンド4WDを採用していないヘビーデューティな仕様としている。

エンジンはジムニーとジムニーシエラ（SIERRRA）がラインアップしていることから、ジムニーは軽乗用で、シエラが1.0L以上のガソリンエンジンを搭載していることが予測される。シエラは幅広のオーバーフェンダーを装着していることから、ジムニーのトレッドを広げたボディと想像でき、海外での展開を予定しているだろう。

他には、セーフティサポートとして、デュアルセンサーブレーキサポート機能があり、単眼カメラとレーザーレーダーでクルマや歩行者を捉え、自動ブレーキで衝突を回避または、被害軽減をする機能を搭載している。自車速度5km/h～約100km/hで作動し、対象が歩行者の場合は5km/h～60km/hで作動する。

ジムニーのグレードはXC、XL、XGの3グレード、シエラがJCとJLの2グレード展開。ボディカラーは9色展開でブラックルーフの2トーンカラーが3色に設定される。キネティックイエロー、シフォンアイボリー、プリスクブルーメタリックの3色。

■ジムニーの歴史

初代ジムニー、LJ10型は1970年4月にデビュー。軽自動車唯一の4WDオフローダーとして誕生し、多くの人達から評価を得て独自の地位を確立している。2代目ジムニーSJ30型は1981年5月のデビューでデザインと走破性の高さから絶大な人気を得、根強いファンを持つことになる。

3代目ジムニーJB23型は1998年10月にデビューし、洗練されたデザインと快適性、そして走破力を進化させている。これまで世界累計285万台を販売するモデルへ成長し、そして10年ぶりのフルモデルチェンを行ない4代目がデビューする。

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