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「コンセプトが違う」P.MU/CERUMO・INGINGから参加の大湯都史樹が驚き

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「コンセプトが違う」P.MU/CERUMO・INGINGから参加の大湯都史樹が驚き

 12月6~7日、三重県の鈴鹿サーキットで行われている全日本スーパーフォーミュラ選手権の合同テスト/ルーキーテスト。さまざまな話題があるなか、ひときわ注目を集めたひとりが、P.MU/CERUMO・INGINGから参加した大湯都史樹だ。2日間の走行を終え、大湯はどんな感想を抱いたのだろうか。

 1998年生まれの大湯はホンダの育成プログラム出身で、2023年もスーパーGTでは#8 ARTA MUGEN NSX-GTを、スーパーフォーミュラではTGM Grand Prixから参戦するなど、ホンダの中核を担う若手として戦ってきた。そんな大湯がトヨタエンジンを使うP.MU/CERUMO・INGINGからSFテストに参加するという報は、同様にホンダからトヨタエンジン車に乗り換えた福住仁嶺とともに、大きな驚きをもって迎えられた。

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 当然、大湯にとってP.MU/CERUMO・INGINGというチームとの初仕事もまったく新しい体験となった。「トヨタのチームだからとかではなく、P.MU/CERUMO・INGINGというチームのやり方、テストの進め方が、今まで所属してきたチームと違いました。良い意味で驚きでしたね」と大湯は語った。

 また、同じSF23とはいえ、「クルマの違いの方が大きかった」というから興味深い。

「エンジン特性でも違いはあったのですが、細かいところは違っていたとはいえ、思っていたよりも違いは感じなかったです。逆に、すぐに慣れることができたので、両メーカーが拮抗しているのだと感じました」と大湯はエンジンでの違いは大きくはないという。では違いはどこだろうか。

「クルマの“コンセプトの違い”が大きくありました。こういう寒い時期には少し合っていない印象でしたね」

「逆に、シーズンインした後のパフォーマンスが楽しみだと感じました。開幕戦は3月ですが、そこで勝つためのテストができたと思っています。2日目は気温が低くなってきたなかで最後はタイヤをうまく温められませんでしたが、上位にいられる感触がありました」

 ステアリングのボタン等もトヨタ車とホンダ車では異なるが、それらの操作については「すぐ慣れましたが、覚えなければいけないことが多い」という大湯。チームの雰囲気についても少しずつ慣れてきており、「立川(祐路)監督からもすごく期待していただいていることを感じていますし、だからこそ今日はある程度上位で終われるところをみせたかったところもあります」と大湯。この日のセッション4では、1分36秒454で5番手で走行を終えた。

「今日はチームとしても新しいことをやったので、その中で午後の最初のアタックであの位置にいられたのは好感触かな、と思っています」

 ちなみに、P.MU/CERUMO・INGINGで2023年も参戦していた阪口晴南とクルマを並べて走るのは、2018年全日本F3選手権でのTODA RACING以来。「別に昔と変わらないですけどね。昔から晴南は社交的なので、僕がワケ分からないことを言ったときには晴南が通訳してくれてました(笑)。今日はなかったですが、今後はあると思います」と大湯は笑顔をみせた。

 正式な体制発表はまだだが、P.MU/CERUMO・INGINGという新たな環境でのテストは、大湯にとっても新たな刺激になったのは間違いなさそうだ。

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