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元フィギュアや元スピードスケート選手がラリーに挑戦! アスリート系選手のチーム「マッスルラリー」の気になる結果は?

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元フィギュアや元スピードスケート選手がラリーに挑戦! アスリート系選手のチーム「マッスルラリー」の気になる結果は?

元スケート選手がラリーに挑んだ

2024年4月21日(日)、茅野市運動公園にサービスパークを設け、TOYOTA Gazoo Racingラリーチャレンジ(通称ラリチャレ)の第3戦「八ヶ岳茅野」が開催されました。2023年にチームを発足させ、このラリチャレにも参戦をしているチーム「MUSCLE RALLY(マッスルラリー)」が、今回は新たなラリー初心者を迎え入れ、2台体制で参戦しました。

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小塚選手は自身3度目のラリー出場

MUSCLE RALLY(マッスルラリー)チームはその名のとおり、アスリート系の選手を起用してラリーに参戦しているチーム。長野オリンピックで金メダルを獲得した元スピードスケート選手で、2010年にスケート選手としては引退をしている清水宏保選手を擁している。

清水選手のラリー初挑戦は、マッスルラリーの母体となった「TEAM SHOW」での2021年のラリチャレからだったが、2023年にチームが発足してから、全日本ラリー選手権にステップアップし、さらに世界ラリー選手権(WRC)ラリージャパン2023にも参戦を果たしている。

さらに、元フィギュアスケート選手である小塚崇彦選手(2015年シーズンで引退)が清水選手に続いて2023年のラリチャレ第5戦渋川伊香保から参戦を開始し、2名の元スケート選手によるラリーチームとなっている。

そして今回、そのラリチャレの2024年第3戦「八ヶ岳茅野」に、マッスルラリーは2台体制で参戦した。小塚崇彦・稲葉摩人組(137号車 マッスルヤリス/MXPA10)と寺尾 悟・保井隆宏組(181号車 マッスルアクア/NHP10)の2台である。

寺尾 悟選手は、ショートトラック選手として、全日本選手権で12回の優勝、そして冬季オリンピックには、リレハンメル、長野、ソルトレイク、トリノと、4度も出場している。がラリー競技については今回が初めてになる。その走りを支えるコ・ドラにはベテラン・保井隆宏選手を迎えてのデビュー戦となった。

保井選手が寺尾選手のコ・ドラを担当することから、小塚選手のコ・ドラには、全日本ラリー選手権JN-2クラス内に設けられたモリゾウチャレンジカップに参戦中の稲葉摩人選手(Ahead Japan Racing Team)を起用し、小塚選手は自身3度目のラリー出場となった。

「とにかく車両を壊さずに、安全運転で帰ってきます」

2001年からスタートしている入門者向けのラリーであるラリチャレだが、今回のラリチャレ茅野戦には全84台が参加と、エントラント数は非常に多く大盛況であった。入門者向けといいながらも全日本選手権に参戦しているトップドライバーもコ・ドラとして参戦したりしているだけに、豪華な顔ぶれとなった。

ラリチャレ茅野戦は、長野県茅野市にある茅野市運動公園をメイン会場に、春の八ヶ岳周辺の美しい山間部を駆け抜けるラリー。グラベルラリーとして設定されるSS(スペシャルステージ)は6つ。3つのSSを午前と午後の2回走行して、各ステージのタイムが合計されて順位が決定するワンデイイベントとなる。サービスパークの置かれた茅野市運動公園では、セレモニアルスタートと、ギャラリーステージも設けられ、多くの市民やラリーファンが詰めかけた。

チームとしても、グラベル・ラリーという、経験の少ない路面でのラリーということもあり、寺尾選手に対しては安全と経験を積むことを第一に完走を目指すとしていた。

「左コーナーはいいんですが右コーナーは……」

とラリー前から心配を口にしていた寺尾選手。デビュー戦ということで、出走順もほぼ最後尾とし、セレモニアルスタートを出発。走り出しとなったSS1 Pilatus Tateshinaはスキー場へのアクセス路で舗装路面となっている。これを1分49秒1で走り切った181号車は、全面グラベルとなるSS2 Yatsugatakeを4分40秒3、そして茅野市運動公園内の特設コース(舗装路)を走るSS3は32秒0で走り切り、とりあえず前半戦を折り返す。

3本のSSを午後もう一度走ることになるので、午後のSSでタイムアップを目指す寺尾選手は、昼のサービスの時間でもオンボードカメラの映像を確認し、復習に余念がない。コ・ドラの保井選手は「思ったよりも走れている」と評価も上々だ。

そして臨んだ後半の3本のSS。SS5 Yatsugatakeでは寺尾選手の前走の車両がコース上で止まってしまったため、それ以降の車両には一律同タイムが与えられ、タイムアップには結びつかなかったものの、SS4は1分48秒9、そしてSS6では30秒6としっかりタイムアップ。とくにSS6では同チームの小塚選手のタイム(31秒1)を上回ることもできた。

寺尾選手は次のようにコメント。

「事故なく完走できて何よりです。途中でリタイアすることなく全SSを走れたことで経験もしっかり積めました」

なお、2チームのリザルトは、小塚・稲葉組 クラス6位(E-3クラス)、寺尾・保井組 クラス5位(C-1クラス)。小塚は総合47位で寺尾は総合66位となっている。

今後のマッスルラリーの活躍、そしてさらなるチームの躍進に期待したい。

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みんなのコメント

1件
  • 葛葉恭次
    結果よりも、痛車がショボく思えるほどのサイケな色使いな車体が気になるわ…
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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