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思わず目を引かれる自動車広告 36選 奇妙奇天烈なプロモーション画像集

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思わず目を引かれる自動車広告 36選 奇妙奇天烈なプロモーション画像集

編集部が「二度見」した広告写真集

一般的なドライバーは普段、自動車メーカー公式のプロモーション画像を意識することはないだろう。しかし、筆者を含め、メディアに関わる人間はこれまでに何万枚もの画像を見てきた。

【画像】奇妙な広告写真のクルマ、中身は?【アンフィカーからビートルまで、各モデルを「普通」の写真で見る】 全140枚

自動車雑誌を発行するような出版社では、社内にフォトグラファーのチームを抱え、レビュー記事向けの撮影を行っている。しかし、新型車の発表などのニュース記事では、自動車メーカーが用意した画像を使わせてもらうことが多い。

メーカーの広報部門がこしらえたプロモーション画像は、クルマの魅力がひしひしと伝わる素晴らしい作品がほとんどだが、中には例外もある。思わず笑ってしまうような写真が、真面目に撮影されていることがあるのだ。ここでは、AUTOCAR編集部がこれまでに見た最高の作品の数々を紹介したい。

アンフィカー770

アンフィカー770は、BMWのオーナーであるクヴァント家が1960年から1965年にかけてドイツで製造した水陸両用車だ。当時は「溺れることに革命を起こす」とも言われたそうだが、実際、微風程度でも風が吹いていたら水辺に近づきたくはないだろう。

しかし、この写真のように、静かな湖畔ではいい漁船になったかもしれない……。

オースチン・マエストロ

この写真には、3台の「マエストロ」が写っている。2台のオースチン・マエストロに、1人の指揮者。彼はナンバープレートを譜面台に置いて、指揮を執っている。何を奏でようとしているかは不明。

オースチン・マエストロ

1980年代のオースチン・ローバーの広報室は、想像力豊かな人たちばかりだった。この写真は、車内の広さをアピールしているようだ。でも、収まりきっていないように見えるのだが……。

BMW 700

モデル「広報担当者さん、新型700コンバーチブルの宣伝はどうすればいいですか?」

広報担当者「乗っている人が、重い荷物を積んだロバを率いて坂を上っている人たちに手を振ってもらうだけで結構です」

モデル「ぜひ、わたしにやらせてください」

BMW 2002

BMWは、ドイツ南部のバイエルン州の州都であるミュンヘンに本社を構えている。そして、これはミュンヘンの伝統的な衣装だ。というわけで、この画像には深い意味があると思われる。

BMWイセッタ

BMWは第二次世界大戦後、倒産間際の苦しい状況に追い込まれる。軍用機のエンジンはもはや需要がなく、ドイツでは誰も自動車を買うお金がなかったのだ。そこで、イタリアのイソ社からライセンスを受けて生産された超低価格のマイクロカー、イセッタを作ることになった。

しかし、結婚式の最中にイセッタの発表会を開くというのは、いかがなものだろう。

BMWイセッタ

結婚したら、50km/hまで加速するのに30秒かかる、閉所恐怖症には悪夢のような乗り物で過ごす。うん、幸先の良いスタートを切れそうだ。

シボレー・ロードスター・トラック

ドイツ人にユーモアがあることはわかった。米国人はどうだろう?

1930年に撮影されたこの写真からもおわかりのように、米国では早くもユニークなプロモーション撮影が始まっていた。トラックはゴルフに最適な乗り物だと言いたいのかもしれないが、重い車両がグリーンを走り回れば、どんなゴルフ場でも発狂するだろう。

シボレー・ベルエア

1950年代、友人たちが集まり、誰かの家を覗き込んで、新車のシボレーに感心している。写真上部にスタジオの天井が見えるのはご愛嬌。

シボレー・コルベア

上司「コルベアのプロモーションだけど、鳩の群れで囲んで、素敵な白いドレスを着た女性が、傘を持った変な格好の英国紳士を見つめているというのはどうだろう?」

部下「素晴らしいアイデアです!」

シボレー・コルベット

素敵なカップルが運転するコルベットが、自転車のカップルを追い越すことで、ばっちり宣伝になるらしい。

シボレー・シェべット(1978年)

学校のマーチングバンドを集めて、巨大なチューバを持った大柄の男の子に、小さな男の子に邪魔されながら、主役になってもらう。このコンパクトカーを宣伝するのに、これ以上の方法はない……はず。

シトロエンGS

米国で販売されなかったGSを、なぜか西部劇のセットで宣伝している。

シトロエン・ディアーヌ

ちょっと様子がおかしい。花束で人を脅す女性。奥の変なおじさん。そして、赤い樽を小脇に抱えた男。でも、彼らが楽しいならそれでいいだろう。

シトロエン・メハリ

運転している男性の年齢と周りの様子から、これは運転免許試験の描写だと思われる。しかし、実際にはフランスの警察官が試験を監督することはないので、この写真の中で何が起こっているかは誰にもわからない。

フォード・アングリア

この写真は、スイス・アルプスの麓ではなく、ロンドン東部のダゲナム近くのスタジオで撮影されたものだというのが、AUTOCAR英国編集部の確固たる見解である。

フォード・コンサル・クラシック

広告のアイデアが尽きて、酔っ払った勢いで撮影したのだろうか。

フォード・コルチナ・エステート

新型車の耐荷重性をアピールするには、大型の船外機と美女を詰め込むのが一番だろう。

ホンダ・シビック

釣り人「いま、世界最大の魚を釣ったところなんだが、みんな日本製の新型車にしか興味がないようだ」

プリムス・ベルベディア(1967年)

上司「いつものように、素敵なカップルを起用しよう。でも、一工夫を加えて、大きなピンクのボールを持たせるんだ」

部下「完璧です!」

ラーダ1200

「ねぇ、あなた、このサファリパークでピクニックしていいの?キリンだけじゃなくて、ライオンやヒョウもうろついてるって何かで読んだ気がするんだけど?」

ラーダの服

時代遅れのソ連製フィアットに乗るのが好きなら、服もクルマに合わせてみてはどうだろうか?

マツダ

新型車を宣伝するために、既成概念にとらわれないアイデアが求められたとき、考え出されたのが「興奮しすぎて寝ちゃってる人」だったのだろう。

モーリス・オックスフォード

最近、SUVなどによく見られる「ライフスタイル系」というマーケティング手法は、今に始まったものではないらしい。なんと、モーリスは1950年代に採り入れている。オックスフォードは、明らかに登山に不向きだと思うのだが。

オペル・マンタ

車名にあるように、海のテーマをきちんと消費者に伝えるには、モデルさんにセーラー服を着てもらうのが一番良かったのだろう。

プジョー205

205のボンネットでタッパーのコレクションを披露する女性。これはもう、何を考えているのか全くわからない。

ルノー・スポール・スパイダー

F1レースで大活躍していたルノーが、1996年に2ドアの軽量スポーツカーを発売。ピットクルーが賑やかに働いているのはそのためだ。

ルノー・シーニック・コンセプト

このコンセプトカーは、数年後にルノーの財政を救うことになる新型ミニバン、セニックの原型となったもの。しかし、外の親子はまったく相手にせず、巨大な懐中電灯を手に、動物の頭骨に夢中だ。

ルノー・トゥインゴ

ルノー・トゥインゴには、力士2人が乗っても大丈夫ですよ、ということだろうか。居心地が良いかどうかはご想像におまかせする。

ちなみに、2人が仲良く車中泊している写真もあった。気になる人は探してみてほしい。

シムカ・ヴデット

いわゆる「ライフスタイル系」のマーケティングだが、ひねりが効いている。シムカには、登山やサーフィンのようなお遊びの要素はない。このクルマは、毎朝牛乳を買いに行くためのものなのだ。

スコダ1000MB

幸せそうなカップル。でも、リアエンジンの1000MBの後ろで、2人の男性が何をしているのか気になって仕方がない。

トライアンフ・ヘラルド

シチュエーションがよくわからないのだが、家族連れに扮した麻薬の密輸犯とでも疑われているのだろうか。だとすれば、女の子が持っている白い箱は速やかに隠したほうがいい。

トライアンフ・スタッグ

新しいスポーツカーの宣伝に、中世ヨーロッパの馬上槍試合(再現)を使っている。

ボルボ・アマゾン

スウェーデンの会社から新車が発表されるとのことで、帽子と傘を持った英国紳士は興味津々な様子。

フォルクスワーゲン181

もともとは西ドイツ軍のためにつくられた軍用車の民間バージョン。この写真が当時のものであることは承知しているが、このような乗り方が許されていたことに驚きを隠せない。

フォルクスワーゲン・ビートル

長年にわたり販売が続けられてきたビートル。ついに広告のネタが尽きてしまったのだろう。大事な商品がひっくり返った写真を使うことに、誰も異議を唱えなかったようだ。

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みんなのコメント

4件
  • トゥインゴの写真は日本のホンダトゥデイのデザインをパクったから日本の国技の相撲力士を横に立たせているのでしょう。
  • いくら何でも「メハリ」はないだろ…
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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