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トヨタ史上最強の可能性も十分! 新型アルファード&ヴェルファイアの「先進装備」をノア&ヴォクシーから予想してみた

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トヨタ史上最強の可能性も十分! 新型アルファード&ヴェルファイアの「先進装備」をノア&ヴォクシーから予想してみた

 この記事をまとめると

■新型アルファードが6月中に発表されると噂されている

新型登場直前なのにめちゃめちゃ人気のアルファード! 中古狙いの人は必読の「現行型の欠点」って何?

■先代アルファードの弱点は先進安全装備であった

■新型にはトヨタ史上最高スペックの先進安全装備が搭載されると予想される

 新型アルファード&ヴェルファイアの先進安全装備はどうなる?

 6月中旬以降に発売される予定である4代目トヨタ・アルファード。アルファードと言えば今やファミリーユーザーにはもちろん、VIP、要人、芸能人、クリエイターなどにも愛用される国産ミニバンのハイエンドモデル。モデル末期でも売れ行きは衰えず、現在まで絶大なる人気を維持し続けてきた。その新型なのだから、今年1番の大注目車であることは間違いないところ。

 で、新型発売直前のタイミングで恐縮だが、現行型(3代目)のほぼ唯一のウィークポイントが、じつは先進運転支援機能=トヨタセーフティセンスにあった。2017年12月のマイナーチェンジで、アルファード人気が爆発した要因とも言えたフロントマスクの大型化、迫力増大とともに、先進運転支援機能=トヨタセーフティセンスもアップデート。単眼カメラを追加し、歩行者や自転車運転車を検知できるようになったほか、ACC、トヨタで言うLTA(レーダークルーズコントロール)を追加するなどして機能を高めていた。

 だが、2022年1月にデビューした4代目ノア&ヴォクシーは、先進運転支援機能=トヨタセーフティセンスにおいて、アルファードを大きく上まわる機能を一気に与えられてしまったのだ。それには、ここだけの裏話がある。4代目ノア&ヴォクシーは、それまでのトヨタ製から初めてトヨタ車体製に変更(もちろん、どちらも純トヨタ車)。開発責任者はトヨタ製時代からノア&ヴォクシーにかかわってきた水澗さんだが、製造移管とともに開発本部・本部長になったこともあって、”絶対に失敗できない”新型ノア&ヴォクシーとなったのである。

 そこで、ノア&ヴォクシーとして90年代から使い続けてきたプラットフォームをついにトヨタ最新のTNGA、GA-Cに一新。カラクリを使った各種アイディア(バックドアやユニバーサルステップを含む)、コネクティッド機能の充実に加え、先進運転支援機能=トヨタセーフティセンスもトヨタ最新のものを搭載することで、盤石の新型を登場させたというわけだ。

 その時点で装備面でも格上のアルファードを驚かすことになる。そう、カラーヘッドアップディスプレイやデジタルミラーが採用されるとともに、インパネセンターにはコネクテッドナビ対応の8インチのディスプレイオーディオ、そして上級の10.5インチのディスプレイオーディオ+(プラス)を揃えた。+(プラス)のナビ機能には、リアルタイム情報を表示する機能があり、ガソリンスタンドのガソリン価格(口コミ)、駐車場料金、空車情報(特定のパーキング)、食べログのレストラン評価(★)など、これまでスマホで検索していたこともナビ画面で表示が可能となっている。

 エージェント機能では、「ヘイ、トヨタ」と発声してから、行ってほしい所を言えば、目的地設定はもちろん、ウインドウの開閉、エアコンの温度調整(後席エアコン含む/2度単位で上げ下げしてくれる)などのさまざまなエージェント操作が可能。こちらの声を拾うマイクは運転席、助手席それぞれの頭上にあり、たとえば運転主が「窓を開けて」と発声すれば、運転席側の窓を開けてくれるし、助手席の人が発声すれば、助手席の窓を操作することができるのだから、凄い。

 それに加え、通信量無制限のトヨタ初となる車内Wi-Fiを用意したことも、スマホ1人1台の時代における「より快適に、より便利に、より安心なミニバンとして家族や仲間が笑顔になる時間を演出」という新型ノア&ヴォクシーのコンセプトに合致する配慮と言えたのである。こうした先進装備、機能は、2015年デビューの3代目アルファードには、さすがに備わっていない。

 トヨタのラインアップでは最高スペックの中身が投入されるはず

 で、本題だ。

 新型の4代目アルファード(ヴェルファイア)には、現行ノア&ヴォクシー同等以上の先進運転支援機能=最新最強のトヨタセーフティセンスが搭載されると予想する。

 そのヒントは、4代目ノア&ヴォクシーに惜しみなく搭載された、一部、レクサス譲りのトヨタ車最新の先進運転支援機能にあるはずだ。トヨタセーフティセンスは以前のセンサー検知範囲を約2倍にしたもので(2022年の新型ノア&ヴォクシー発売時点)、全車速追従機能付きレーダークルーズコントロール=ACC、交差点衝突回避支援、レーンチェンジアシスト、トヨタ車初の歩行者の横断、飛び出しを先読みしてステアリングとブレーキ操作をサポートするプロアクティブドライビングアシストなどを含む全15項目もの機能を標準搭載。

 プロアクティブドライビングアシストには、一般道でも前車との距離を一定に保ち、カーブを認識して自動減速してくれるなどの機能を備え、日常域でも極めて役立ってくれるのだ。そうした最新のトヨタセーフティセンスが新型アルファードに盛り込まれることは確実と言えるだろう。

 さらにノア&ヴォクシーに用意されたアドバンストドライブ(渋滞支援)の採用も間違いないところ。自動車専用道路の同一車線で、レーダークルーズコントロールとレーントレーシングアシスト作動時の0-40km/hの速度域で自動運転レベル2に相当するハンズオフドライブが可能になるのだ!! また、バック&前向き駐車に対応し、スマホでも駐車&出庫をサポートするアドバンストパークなども加わるに違いない。

 ところで、アルファードがクラウンやレクサスLSといったトヨタの高級セダンを上まわる人気を、VIPや要人、芸能人などからも得た大きな理由が、セダンにないリヤスライドドアと室内高1400mmがもたらす、乗降性の良さと2列目席の豪華で広々とした居住空間だろう。

 そのリヤスライドドアにも、ノア&ヴォクシーは、安全のための秘策を盛り込んでいた。そう、レクサスNXのヒンジ式ドアに採用された安心降車アシストを下克上的に設定。BSM(ブラインドスポットモニター)が常に後方を監視し、スライドドアを開ける際、後方からクルマや自転車などが迫っているとブザーと音声による注意喚起に加え、スライドドアのオープンを途中で停止させ、安全を確保してくれる高機能である。まるで秘書やマネージャーが後方を確認して、スライドドアを開けてくれるようなもので、これも、新時代のトヨタ最上級、ハイエンドミニバンとなるアルファードには欠かせない「おもてなし安全」装備と言えるだろう。

 間もなく公開される4代目アルファード(ヴェルファイア)。3代目で物足りなかった先進運転支援機能がどのぐらい進化しているか?  デザイン、居住性、装備、動力性能などとともに、大いに注目したいところ。もちろん、その内容はノア&ヴォクシーを超えていることは間違いないはず。いや、現在のアルファードの使われ方を見れば、それどころじゃない、我々の想像を遥かに超えた内容が盛り込まれているかも知れない……。楽しみだ。

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