■フロントの流れるウインカーは廃止される!?
ラグジュアリーSUVとして長年愛されてきたトヨタ「ハリアー」は、2020年6月にフルモデルチェンジして4代目へと進化します。
【画像】爆売れ確実! トヨタ新型ハリアーがカッコ良すぎる!(26枚)
発売を目前に控えた2020年5月10日、トヨタは公式YouTubeチャンネルで新型ハリアーの走行性能ムービーを公開しました。
その動画では、これまでわからなかった新型ハリアーの詳細が明らかになりました。
新型ハリアーの外観は、クーペ風のデザインへ変更されます。ボディサイズは、全長4740mm×全幅1855mm×全高1660mmとなり、全長4725mm×全幅1835mm×全高1690mmの従来モデルに比べてロー&ワイドなスタイルを実現。
フロントグリルは大型化して精悍な印象に一新するとともに、歴代ハリアーのアイコンになっていた「チュウヒ」(タカの一種)のエンブレムは廃止され、新型モデルではトヨタマークに変更されました。
さらに、シャープな形状のヘッドランプや二重のL字型に発光するデイタイムランニングランプを採用。
従来型ハリアー(後期モデル)は、流れるように光るシーケンシャルウインカーでしたが、新型ハリアーではL字のLEDデイライトが、ウインカーの役割も果たすダブルファンクションとなりました。
2019年10月にマイナーチェンジしたトヨタ「C-HR」もデイライトとウインカーがダブルファンクションに変更されており、欧州車などでも採用されているこの機能は、最近のトレンドといえるのかもしれません。
リアのウインカーについては、シーケンシャルかどうかは確認できませんが、横一文字に光るテールランプとハイマウントストップランプが印象的で、これらがリアビューに存在感を与えています。
■走行性能や機能も進化! トヨタ初のデジタルインナーミラーを装備
新型ハリアーは、次世代プラットフォーム「TNGA」のGA-Kを採用し、ボディの高剛性化や軽量化を実施。走りの質がさらに高い次元へと向上しました。
パワートレインは、ガソリンとハイブリッドの2種類を設定。
ガソリン車は、最新のダイナミックフォースエンジンを採用した2リッターエンジンとDirect Shift-CVTを搭載。駆動方式はFFと4WD(ダイナミックトルクコントロール4WD)が用意されています
ハイブリッド車は、2.5リッターダイナミックフォースエンジンとハイブリッドシステム「THSII」を組み合わせ、ダイレクト感ある走りと優れた燃費性能を追求。従来モデルではハイブリッド車は4WD(E-Four)のみでしたが、新型ハリアーでは2WD(FF)も新設されました。
なお、従来モデルにラインナップされていた2リッターガソリンターボ車は、新型モデルでは廃止されました。
静粛性にこだわり、吸遮音材・制振材の効果的な配置や高遮音ガラスの採用など、徹底した振動、遮音対策を施し、どのような道路環境でも心地よい静けさを追求。トルクアップしたエンジン(ガソリン車)や新たなトルク配分制御(ハイブリッド車)などにより、スムーズな加速性能を実現しました。
さらに、サスペンションは、フロントにマクファーソンストラット式、リアにダブルウィッシュボーン式を採用。
バランスの取れた高剛性ボディにおいて、前後のサスペンションジオメトリを最適化するとともに徹底的な走り込みとチューニングを重ね、重厚感としなやかさを併せ持つ乗り味を追求しています。
新型ハリアーは安全性能も向上し、歩行者(昼夜)や自転車運転者(昼間)を検知対象に加えたプリクラッシュセーフティ採用の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」が装備されます。
駐車場など低速走行時における衝突緩和、被害軽減に寄与するインテリジェントクリアランスソナー[パーキングサポートブレーキ(静止物)]などの安全・安心をサポートする装備が充実しました。
さらに、トヨタ初採用となるデジタルインナーミラーを装備。車両後方のカメラ映像をミラー内に表示するデジタルインナーミラーの機能に加え、走行中の前後方向の映像が録画することができる機能が加わりました。
※ ※ ※
内装では、トヨタとして初となる、調光ガラスを用いた電動シェード付きパノラマルーフが搭載。調光時には障子越しのような柔らかな光が差し込むなど、新型ハリアーには日本の美を意識したアイテムも取り入れられています。
新型ハリアーの価格はエントリーモデルが約299万円からと、従来モデルの300万4100円からという価格に対して、安く設定される可能性があるようです。
予約受注は2020年5月15日から開始され、発売は6月17日の予定です。
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こっちにいったり(笑)