2月14日、レクサスの北米法人は、3台のBEV(バッテリー式電気自動車)コンセプトモデルの全体像がわかる写真を公表した。なかでもセダンのデザインがユニークだった!
これは2ドアか4ドアか?
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レクサスは今、BEVのフルラインナップ化に向け、新規モデルの開発を急ピッチで進めている。豊田章男社長が登壇した「バッテリーEV戦略に関する説明会」(2021年12月14日)でも、さまざまなレクサスBEVのプロトタイプが展示・公開された。
2月14日には、レクサス北米法人が、大型SUVや超高性能スポーツカー、そしてセダンの細部がわかる写真を発表した。
すでにGQ JAPANでは大型SUVと超高性能スポーツカーについては紹介済みなので、今回はセダンにスポットをあてたい。
公開されたセダンは、写真で見る限り、意外ともっこりしている。おそらく電池をフロアに敷き詰めているため、室内空間を確保するのに全高を比較的高めにとる必要があるのだろう。それを、抑揚のあるサイドのラインやボディ下部をダークにすることで視覚的に低く見せようとしている。
グリルレスのフロントまわりは、レクサスのBEVスポーツコンセプトによく似ている。冷却用のダクトを強調したデザインにすることで高性能ぶりをアピールしているのだろう。遠くから見ても、レクサスであることが一目瞭然。ブランドのアイデンティティを新たに構築する上で欠かせないデザイン戦略を採用している、といえそうだ。
Bピラーの有無は不明。現代の安全基準からすると、ピラーレスは難しいだろうから、Bピラーとサッシュレスドアを組み合わせた、かつてのES(日本名:ウィンダム)とおなじ“ピラードハードトップ”の可能性もある。
コンセプトということもあるだろうが、ボディのフラッシュサーフェス化が印象的だ。ドアハンドルにリトラクタブル・タイプを採用し、先進性とすぐれた空力性能をアピールしている。
うっかりすると2ドアにも見える4ドア・セダンで、独立したトランクルームを有するかどうかも不明だ。セダンというセグメント自体の存立が危うい昨今、ポルシェ「パナメーラ」やBMW「4シリーズ・グランクーペ」のように大型のテールゲートを備えて、汎用性を高めていることも考えられる。
搭載するモーターやバッテリー、ボディサイズその他は一切公表されていない。個体電池の開発が間に合うかどうかによって、性能も大きくかわってくるから、現時点ではレクサスも決定していないのかもしれない。
メインターゲットのアメリカ市場を考えれば、現地でもっとも売れているセダンのレクサス「ES」、あるいはトヨタ「カムリ」に近しいサイズになるのでは? というのが個人的な予想だ。答え合わせできる日が待ち遠しい。
文・稲垣邦康(GQ)
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