ド級のフォード・マスタングGTDが出た！──GQ新着カー

レーシングマシン並みのスペックに注目だ！

約800ps！

8月17日、フォードは、2025年型の「マスタングGTD」を発表した。

新しいマスタングGTDは、公道走行可能モデルだ。レーシングマシンである「マスタングGT3」の技術を各所に投入する。

ボディはカーボンファイバーを多用し、軽量化を図る。大型リヤウイングは油圧制御の可変式で、必要に応じてダウンフォースを増加させる。空力性能を高めるべくアンダーボディもカーボンファイバー製とし、フロントには可変式のアクティブフロントフラップも備わる。

足まわりには、ミシュランの「パイロット スポーツ カップ2」を履く。サイズは前後異径で、フロントは325/30ZR20mリヤが345/30ZR20。アルミ鍛造ホイールを組み合わされるが、オプションでマグネシウム鍛造ホイールも選べる。ブレーキは、カーボンセラミック製だ。

搭載するエンジンはスーパーチャージャー付きの5.2 リッターV8ガソリンエンジン。アクラポビッチ製のチタン製エキゾーストを組み合わせる。最高出力は約800psに達するようだ。トランスミッションはトレメック製8速デュアルクラッチタイプだ。

インテリアは、最新のマスタングとおなじデザインのメーターやインフォテインメント用スクリーンなどを設置。フロントシートはレカロ製で、リヤシートはない。オプションでロッキード・マーティンのステルス戦闘機、「F-22」で使われるチタン部品を加工したパドルシフトなどを用意する。

新型マスタングGTDは限定生産モデル。詳しい生産台数や価格などは今後明らかになる。

文と編集・稲垣邦康（GQ）