1万5000ポンド以下で最も優れたモデル
AUTOCARアワードとして2023年に新設したのが、ベスト・コストパフォーマンス部門。近年は物価が上昇し、新車価格も上昇している。われわれは、これまで以上に価格価値に優れたモデルを探す必要性へ迫られている。今という時代を反映した賞だ。
【画像】低価格で毎日を満たす ダチア・サンデロ PHEVを忘れる新基準 フェラーリ296 GTB ジョガーとSF90も 全149枚
単に価格が安いだけでは不充分。クルマとしての完成度が高く、どんなユーザーにも納得できる価値を提供する必要がある。
2023年に新車を選ぶ際、必要以上の過剰さを抑え、エネルギー効率に優れていることが重要な要件の1つになるだろう。保険や税金にも関わってくる。普段使いの利便性や、ライフスタイルの主張、週末の楽しさを適度に満たす必要もある。
初回となるベスト・コストパフォーマンス部門だが、欧州市場を俯瞰した時、特別な想像力を働かせる必要はなかった。候補として挙げられる数の多さに悩み、項目別に採点し順位付けする必要もなかった。
ダチア・サンデロは、英国で1万5000ポンド(約242万円)以下で買える、最も優れたモデルであることは明らか。コンパクト・ハッチバックの殆どすら、最近はこれより高い価格に設定されている。
実際、同価格帯に属するモデルは8台のみ。そのうち2台はダチアだ。ライバルとして有力だったのは、シトロエンC3 ユーと、キア・ピカント、ヒョンデi10、MGモーター MG3など。それでも、サンデロほど価値のあるチョイスではないだろう。
低価格で毎日のカーライフを満たす
そもそも、ベーシックなサンデロは上記のいずれよりも安い。エッセンシャル・グレードを選択すれば、1万2805ポンド(約206万円)。都市部向けのマイクロカーを除いて、最もお手頃なファミリーカーといっていい。
それでいて、サイズは小さくない。普通車で最小となる、Aセグメントに属するヒョンデi10より400mm以上ボディは長い。サンデロには、平均的な身長の大人が4名、快適に座れる。荷室容量も330Lと不足はないはず。
この価格帯になると、インテリアが安っぽく、装備は簡素で、乗り心地は落ち着かず、車内はうるさいと想像するかもしれない。しかし、実際に試乗してみて欲しい。同クラスのライバルに並ぶ水準で質感は高く、全体的にソリッド感が漂っている。
シートは快適。ダッシュボードの操作系のレイアウトは適正。インテリアのデザインも、シンプルながら適度な個性が与えられている。
中間グレードのエクスプレッションを選べば、タッチモニターも据えられる。内装トリムは上質になり、安普請な印象はまったくなくなる。
一般道を走れば、このクラスとして競争力ある乗り心地を披露する。高速道路も快適で、好燃費がうれしい。シフトフィールは好ましい。ターボエンジンは意欲的に回り、不足ないトルクを発揮する。洗練され、運転しやすいと感じるはず。
運転の楽しさだけでいえば、上回るモデルは存在する。それでも、この価格でこれほど毎日のカーライフを満たしてくれる新車は、現在の英国では他に思い浮かばない。
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