もくじ
ー ザガートとのパートナーシップ
ー モデル展開4種 それぞれの特徴
ー 各モデルの価格は?
ザガートとのパートナーシップ
アストン マーティン・ヴァンキッシュ・ザガート・シューティングブレークはスピードスター、クーペと並ぶモデルである。
同ブランドのビスポーク部門「Q」を通して、カスタマーはバーチャル・リアリティでクルマを細かく確認できる。
アストン マーティン・ヴァンキッシュ・ザガート・シューティングブレークの生産に先立ち、実物大モデルが登場した。
このクルマは、アストン マーティンのビスポーク部門「Q」が、Q ラウンジ・バーチャル・リアリティ・システムを使って仕様を決める初のクルマとなる。
アストン マーティンは昨年末に、99台限定で発売されることが決定していたヴァンキッシュ・ザガート・シューティングブレークを公開している。今回の実物大モデルは、顧客が自分でこのクルマのスタイリングを確認できる初めての機会である。
オープントップのスピードスターに加えてシューティングブレークが登場し、イギリスの自動車メーカー、アストン マーティンとイタリアのデザインハウス、ザガートによって生み出される、4つのヴァンキッシュのスペシャルエディションのラインナップが完成した。
残りのモデルはクーペとヴォランテである。クーペは2016年に発表され、ヴォランテは昨年発表された。ヴァンキッシュ・ザガートは、1960年のDB4 GTザガートに始まる2社のパートナーシップから生まれた最新モデルだ。
モデル展開4種 それぞれの特徴
4つのモデルは合計325台が生産され、その内訳はクーペ、ヴォランテ、シューティングブレークがそれぞれ99台、残り28台がロードスターだ。フランクフルト・モーターショーで、すべてモデルが完売したと発表された。
4モデルともベースはヴァンキッシュSで、アストン マーティン製の自然吸気5.0ℓV12ガソリンエンジンは、標準のヴァンキッシュよりも27ps増しの600psを発揮する。なお、組み合わされるトランスミッションはタッチトロニックIIIと呼ばれている。
それぞれのモデルに合わせてうまくチューニングされたアダプティブ・ダンパーが搭載され、アストン マーティンによれば、「ザガートはデザインと同じく、ひとつひとつが刺激的で脳裏に焼きつくような望外なドライビングの喜びを提供する」
クーペとヴォランテはそれぞれ0-100km/hを3.5秒、3.9秒でこなすが、スピードスターのコンバーチブル・システムやシューティングブレークのデザインは重量増を招くため、これらのモデルでは少々タイムが落ちるだろう。最高速はおよそ317km/hだ。
スピードスターの最も目を惹くデザインは「スピードハンプ」とよばれ、フロントシートの後ろに膨らみを持つ。これはザガートの「ダブルバブル」を表現しているが、その原点は1950年台にザガートのレーシングカーで用いられた、レーサーのヘルメットを収めるために膨らんだ屋根のデザインにある。
他のヴァンキッシュ・ザガートのモデルと同じく、スピードスターはカーボンファイバー製のボディパネルが使用される。テールライトはアストン マーティン・ヴァルカンからインスパイアされ、フロントグリルやリアベントのメッシュには、ザガートの「Z」の立体的なモチーフが繰り返し用いられている。
シューティングブレークはエステートのような見た目ながら、ツーシーターのままだ。しかしアストン マーティンによると、このクルマは「ひとり向けの、非常に実用的なGT」としてデザインされているらしい。
延長されたダブルバブルルーフにはガラスの切れ込みが入り、光がキャビン内に差し込むようになっている。リア部分の電動テールゲートを開けると、豪華に彩られたスペースが広がり、テーラードのバッグが収まっている。
各モデルの価格は?
サイモン・スプロール、アストン マーティン副社長兼チーフ・マーケティングオフィサーは言う。「われわれはこれまでに、ザガートのモデルをファミリーとして、少なくとも今回のような形でリリースしたことはありませんでした」
「しかしこのアイデアに先例がないわけではありません。例えば、DB7ザガートとDB AR1や、V8ザガート・クーペとヴォランテなどを思い出してください。われわれはこのような関係を少し押し進めただけなのです。なぜザガート・ファミリーを作ったのか。それは多くのお客様が異なるものを求めているからです。クーペの純粋さに惹かれるお客様もいれば、スピードスターのような、もっと振り切った発想を好まれるお客様もいらっしゃいます。そして、実際にそれぞれの形でオーダされたお客様がいらっしゃったのです」
「われわれのクライアントや出資者の皆様からは、常に販売台数以上の希望をいただきますし、今よりも多くの台数をと求める声に応えることは簡単です。しかし、われわれザガートがとても特別な存在であってほしい。収集に値するような、将来展覧会に出展されるようなクルマを作りたいのです」
ザガートの総責任者、アンドレア・ザガートは次のようにコメントした。「ザガートとアストン マーティンとの関係は、60年ほど前の祖父の代まで遡ります。クリエイティブな『婚姻関係』が3代にわたって続いてきたことは、生み出されてきたクルマ同様ユニークなことだと思います」
「わたしの苗字はすべての驚くべきデザインと関係がありますが、世界中の多くのエンスージアストやコレクターにとって、ザガートの『Z』とアストン マーティンの羽のマークの組み合わせほど特別なものはないでしょう」
クーペとヴォランテは50万ポンド(7393万円)ほどで、シューティングブレークは65万ポンド(9612万円)と予想される。スピードスターは最もエクスクルーシブなモデルで、価格も最も高くなるだろう。10万ポンド(1億4790万円)は超えない程度だと思われる。
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