ジュネーブショーにおいて、フォルクスワーゲンが発表したEVコンセプトカーの「I.D.バギー」。EVでしかもコンセプトカーとくれば、さぞかし未来的なペキペキしたデザインか、逆にすっきりシンプルなデザインで、ドアとか変な方向に開いちゃって、全面透け透けグラスルーフで、巨大なモニターと間接照明が設えられたインテリアを想像しがちでしょう(きっと)。
しかし、I.D.バギーは、1960年代に同社のビートルをベースに、カリフォルニアを中心にカルト的人気を誇った“デューンバギー”を、EVとして新解釈したコンセプトカーで、透け透けのガラスルーフどころか、そもそも屋根もドアもない、いかにも雨がほとんど降らないカリフォルニアなモデルとして登場しました。
とここで気になるのが、引用元となったデューンバギーです。デューンバギーはその名の通り、デューン(dune)、つまり海辺の砂丘を走るためにカスタムされたバギーの総称で、その代表的な存在が、1963年にカスタムチューナーのブルース・メイヤーが手掛けたとされる、「メイヤーズ・マンクス」です。
フォルクスワーゲン ビートルのシャシーを前後に縮めて、屋根もドアもないFRP製のボディカウルを被せた、2シーターのデューンバギー、メイヤーズ・マンクスは、カリフォルニアのサーファーを中心に人気を博し、いまだに熱心な愛好家が存在しています。日本では、タミヤから発売されたラジコンバギーも人気で、子供の頃、もしくは現在進行形で遊んだという諸氏も多いと思われます。
ちなみにタミヤの電動ラジコンカー「デューンバギー」のドライバー像は、白いTシャツに赤いチェックシャツの裾をジーンズにインして、カウボーイハットを被っている渋めのおじさんで、若干カリフォルニアのサーファーイメージとは異なっているように思えるのはご愛敬でしょう。
デューンバギーの中でもベースがビートルのものを「フォルクスワーゲン・バギー」と呼ぶこともあるわけですが、そもそもカスタムチューナーの手掛けたデューンバギーを、本家のフォルクスワーゲンがフィーチャーして、しかもこれから気合いを入れて推進していく、EV専用モジュラープラットフォームの「MEB」を使って、EVに仕立てるというのは、なんとも痛快でほほえましい姿勢と見て取れます。
しかし、「MEB」を他の自動車メーカーに提供する準備があると言うフォルクスワーゲンとしては、MEBにはこんなに自由度があるんですよというアピールでもあるわけで、そう考えると、かわいらしいカエルのようなI.D.バギーのつぶらな瞳も、したたかな光をたたえているようにも見えてくるのでした。
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