F1オーストラリアGP決勝でフェラーリのカルロス・サインツJr.は、他車との接触によりペナルティが科されたが、チーム代表のフレデリック・バスールはFIAスチュワードが裁定を行なう前にドライバーと話し合いを行なうべきだったと考えている。
赤旗により、残り2周というところで2度目のリスタートとなったオーストラリアGP決勝。スタンディングスタートからのターン1への飛び込みで、サインツJr.はアストンマーチンのフェルナンド・アロンソに追突し、スピンさせてしまった。
■サインツJr.、接触によるペナルティに憤慨「これまで見た中で最も不公平」。話し合い無しでの裁定に納得いかず
このリスタートではサインツJr.とアロンソのインシデントだけでなく、随所で接触が相次いだことで再び赤旗が振られた。混乱により順位に大きな変動が発生したものの、FIAはリスタート前のポジションに順位を戻して、ファイナルラップをセーフティカー先導で走ることを選択。結果、スピンを喫したアロンソは従来のポジションを取り戻し、3位でチェッカーを受けた。
サインツJr.は5番手から決勝レースを迎え、レース序盤に出動したセーフティカーのタイミングで早めのピットインを選択したものの、その直後に1度目の赤旗が提示されたことで判断が裏目に出て後退……そこから追い上げて4番手でチェッカーを受けたものの、アロンソとの接触を引き起こしたとして5秒のタイム加算ペナルティが科されることとなった。
3度目の赤旗中断中にこの知らせを受けたサインツJr.は、チームに無線でスチュワードは自分の言い分を聞くまで判断を待つべきだと激しく訴えた。
一方でライバルチームは、セーフティカー先導でタイム差を開くことができない間に車間距離を詰めて走るようドライバーに指示を出すことができた。最終的に、サインツJr.は完走したドライバーでは最下位となる12位でレースを終えた。
フェラーリは決勝のオープニングラップにも、シャルル・ルクレールが奇しくもアストンマーチンのランス・ストロールと接触しリタイア。ノーポイントでオーストラリアを去ることとなった。
「フラストレーションという言葉がぴったりだ」
バスールはそうオーストラリアGPを振り返った。
「そして今回は、より真実味があった」
「1周目、最初のスタートでランスとシャルルが接触し、我々は1台を失った」
「そしてカルロスの状況は、チームにとって非常に厳しいモノだった。というのも、レースを見てみると、彼は冒頭のセーフティカーで無駄にピットストップをすることとなり、追い上げのレースを強いられたからだ」
「そして(アロンソとの接触について)レーシングインシデントなのか、そうではないのかを話し合うべきだ。私としては、1周目の件についても同じことが言える。でも腹立たしいのは、彼らがたった5分で裁定を下したという事実の方だろう」
スチュワード側がサインツJr.とインシデントについて話し合いをしていたら、より公平な判断が下されたと考えているか、と訊かれたバスールは次のように答えた。
「データを見てみる必要がある。データを見れば、カルロスがパニック状態だったのか、既にブレーキを踏んでいたのかが分かるはずだ」
「フェルナンドは、ペナルティが少し厳しかったと言っている。アロンソの成績に影響を与えない状況では、理にかなっているとは思う」
そしてバスールは、サインツJr.がペナルティの知らせを受けて感情的になった理由は理解できると語った。
「最初の赤旗でピットストップが無駄になり、後方に沈んだが、その後大きく挽回してみせたという彼の状況を理解するべきだ」
「彼のペースはとても力強く、安定していて、表彰台まであと一歩というところまで戻ってきた。なのにこのような形で、いきなり最後に全てを失うことになった。彼の怒りと彼が受けた衝撃は完璧に理解できるよ」
またバスールは、赤旗を提示するFIAのレース中の状況判断については何の懸念もないと語っているが、サインツJr.の件では審議を行なう時間は充分にあったと考えている。
「リアルタイムで判断しなければならない時は常に難しいモノだし、不満はない」
「ただ、カルロスについての判断に話を戻すと、彼らには判断を下すための時間があった。この件で彼らは時間をかけるべきだった」
「もちろん、赤旗提示のボタンを押す必要があるのなら、それは別の話。安全のため、早急に押す必要がある」
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