FCAジャパンは2019年4月10日、「500X(チンクエチェント エックス)」をマイナーチェンジし、5月18日から発売すると発表した。
新エンジン搭載
「500X」は、2015年10月にフィアット初のスモールSUVとして日本に導入されて以来、500ファミリーの一員として好評を得ている。そしてデビューから4年、500Xはマイナーチェンジを受けた。
デザインを刷新し、フィアット初採用となる新世代の1.3Lエンジンを搭載。さらに装備と価格の最適なバランスを追求。日本市場には300万円を下回るエントリーモデルである「500X」と、装備を充実させた「500X Cross」の2タイプを導入する。
今回のマイナーチェンジで、エンジンは新世代のオールアルミ製1.3L・直列4気筒「ファイアフライ」ターボエンジンを搭載。燃焼室形状の最適化や、フィアットの独自技術であるマルチエアの進化により、最高出力は従来モデル比で11ps増の151ps、最大トルクは20Nmプラスの270Nmを発生する。さらに燃費は従来の1.4Lターボエンジンに比べて約10%向上している。トランスミッションは6速DCT。
エクステリアは、前後バンパーのデザインが一新され、SUVらしさを強調するクロス・スタイルを採用し力強さを表現。新デザインのヘッドライトのほか、ドライビングライトやリヤコンビネーションランプがLED式へと変更された(500X Crossのみ)。またデイタイムドライビングライト、ポジショニングライトは上下で分割され、500ファミリーのシンボルである「500」のロゴをモチーフにしたデザインが採用されている。
装備は、レザーステアリングホイールや前席シートヒーター、クルーズコントロール、デュアルゾーン式フルオートエアコン、Apple CarPlay/Android Autoに対応した7インチタッチパネルモニター付のインフォテインメントシステム「Uコネクト」を装備。ドライバー支援システムとしてはクラッシュミティゲーション(衝突被害軽減ブレーキ)付の前面衝突警報、車線逸脱警報、リヤパーキングカメラなど、快適・安全装備を全車標準採用している。
500X Crossではより充実した装備を採用し、LEDヘッドライトやレザーシート(前席8ウェイパワーシート付)、パドルシフト、アダプティブクルーズコントロール、ブラインドスポットモニター、フロントパーキングセンサーなど、長距離でも快適にドライブを楽しめる機能が充実している。
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