開発責任者から企業トップへ
イタリアの自動車メーカー、アウトモビリ・ピニンファリーナは「成長している会社」であり、「より強固になっている」と、新たにCEOに就任したパオロ・デラッチャ(Paolo Dellacha)氏は述べている。
【画像】イタリアのカロッツェリアが生んだ電動スーパーカー【ピニンファリーナ・バッティスタを写真で見る】 全21枚
デラッチャ氏は前職のチーフ・プロダクト&エンジニアリング・オフィサーから昇格し、パー・スヴァンテッソンCEOの後任として任命された。同氏はこれまでフェラーリやマセラティで役職を歴任し、2018年にピニンファリーナに入社。電動スーパーカーのバッティスタの開発を担当した。
デラッチャ氏はAUTOCARの取材に対し、「当社はまだスタートアップですが、より強固になってきています。2022年は非常に重要な年でした。バッティスタをようやく開発の最終段階に持ち込み、10月に最初の1台を完成させました」
彼によると、すでに3台のバッティスタが顧客に納車されたという。
バッティスタは、最大150台生産される予定だ。イタリアのトリノで手作業で作られ、生産工程は6段階あり、一度に6台を生産できる。2週間に1台のペースで完成するとのことだが、これまで何台売れたかなどの販売台数については明かされていない。ただ、直近の生産枠はすべて埋まっているという。
デラッチャ氏によると、バッティスタは「非常に信頼性が高く」使い勝手の良いクルマであるという。「長持ちするように、耐久性、信頼性を重視して設計されています」と彼は語る。
高級EV市場のリーダーを目指す
ピニンファリーナにはバッティスタ以降の新製品の計画もあるというが、デラッチャ氏は具体的なことは話さなかった。
「わたし達は、電動高級車セグメントのリーダーになりたい。デザインや性能はもちろん、カスタマージャーニーや人間工学のようなオールラウンドな属性においても、ベスト・オブ・ベストになりたいのです」
「現在はバッティスタに注力していますが、将来に向けた取り組みも進めています。新製品は、バッティスタと同じレベルのケアと注意を払い、同じように独占性と希少性に重点を置くことになるでしょう」
デラッチャ氏は、アウトモビリ・ピニンファリーナは顧客の間で高い認知度を持ち、業界の上位層で高い評価を得ていると述べた。また、親会社であるマヒンドラ&マヒンドラ社の全面的な支援を受けており、2社の関係については、「将来に向けてエキサイティングな計画を立てているところです。良いコラボレーションです」と語った。
アウトモビリ・ピニンファリーナは現在、トリノ(設計・エンジニアリング・製造)とミュンヘン(オフィス)の2拠点で115人の従業員を雇用している。「ミュンヘンは、専門的な技術パートナーや人材にアクセスしやすいので、戦略的に優れている」とデラッチャ氏は言う。
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みんなのコメント
ホントかなぁ…。